特別養護老人ホームサンハート美和の口コミ・評判　だるちゃん（女性/70代）

母の部屋は南向きで日当たりがよく、窓からすぐに山が見える。建物の裏側は豊かに水を湛えた美和ダム。玄関は広々として、入所者の作品や彫刻が飾られ、この地出身の中村不折の「萬物生光輝」の扁額が掛かっている。食事についてはよくわからないが、母はよく美味しいものが食べたいと言う。何が食べたいのかはわからない。月に一回訪問すると必ず職員の方がお茶を出してくださり、ほっとする。おやつが出るが、母は高齢のため全部は食べられない。トイレのお世話や着替えも見て下さっていると思うが、いつも同じものを着ていると気がかり。ヘアカットは施設にお願いしている。洗濯は行き届いていると思う。職員の方はいつも忙しそうだが、皆さんよく見て下さっている。

私は遠方に住み、月に一回ぐらいの訪問で、イベントの案内をいただくのみで、参加できないが、お花見や文化祭、外出の食事のことなど、広報などにより知ることができる。、

以前は市内のグループホームに入所しており、本人も家族も慣れてきたころに特養に入れることになった。毎月１５万円弱の支払いが大変だったが、母の年金と私の家計から出していた。現在の支払いは７万円ぐらいと、医療費、ヘアカット代、介護用品の購入があればその分の出費。費用については大変楽になった。支払いは口座引き落としで、手間がかからない。領収書と翌月の請求書が同時に送られてくる。

母は美味しいものを食べたいと言う。何が食べたいの？と聞いてもよくわからない。施設の食事にあまり贅沢は言えないが、母は新鮮な魚やお寿司がたまには食べたいのでは…と思ったりする。高齢で沢山は食べられないが、食欲はあり、できれば変化を付けて食事内容を工夫していただけたらと思う。時々施設の車で、美味し物を食べに連れて行ってくれるようだ。

全体にいい印象である。最初、母が施設にまだ慣れなかったせいもあり、反抗的になったりして、その時に職員が告げ口のように、私に言ったときは、母がかわいそうな気がした。今は母も慣れて、自らありがたいという言葉が自然に出ている。二階は認知症の棟であり、食事中もほかの時も皆黙ったままだったりで･･･、でも、今はこんなものかなあと思っている。

看護体制については、転んだ時や打ったときなど、急な時の報告は必ずあり、手当てが必要な時の連絡も必ず事前にある。今のところ大きな病気や怪我はない。

横浜から高速道をバスで帰り、母がかつて一人で住んでいた家に泊まり、バスを乗り継いて施設に行くことになるが、バスの本数も少なく不便なため、妹に車を出してもらい、その運転で行くことにしている。忙しい中、いつもお世話になっている。母は一人では外出できないので、交通事故などの心配はなく、自然の豊かな環境のいいところが気に入っている。

最初グループホームに入っていたが、割合早く特養に入ることができた。それは認知症対応のため空きが早く回ってきたためのようだ。ありがたかったが、母は入所について、最初の時と同様、非常に抵抗して、そのことが一番大変だった。今は慣れて、先日の訪問の時は、「暖かいところにいられて食事もいただけてありがたい」と本人も言っていた。