特別養護老人ホーム　しらぬい荘の口コミ・評判　そらいろ（女性/50代）

玄関を入って行くと、広々とした空間が広がり、窓が大きく、明るかったです。高台に建っていたので、方角によってはかなり見晴らしが良かったです。 部屋に行く途中の廊下も広く、ずっと明るい印象が続きました。 部屋の中の備品などは覚えていませんが、築年数の割には綺麗で清潔感がありました。ただ、一般的な病院と同じで、部屋は白っぽい色（確か薄いブルーがかっていた記憶。随分前のことなので、違うかもしれませんが）に囲まれているので、少し人工的で無味乾燥な印象でした。 途中で私自身が同じ階のトイレを利用したところ、トイレも掃除が行き届いていて、匂いもなく、綺麗でした。扉はアコーディオンカーテンが使われていて、普段入所している人たちがトイレを使用するイメージが湧きました。

夫の祖母が入所しており、私自身は施設のイベントに参加したことはないのですが、夫や夫の両親から話を聞くことがありました。 月ごとの誕生日会・夏祭りでは地域住民の方も招いて、施設の方が浴衣でもてなしてくれる・茶道の先生を招いて抹茶がふるまわれる・1月には無病息災を祈念してどんど焼きを行う、等です。 月に一度会報誌も届いていて、入所している方達の写真やイベントの模様が掲載されており、頻繁に行事が行われている、という印象でした。

費用を払っていたのは夫の父で、特別養護老人ホームのため、世帯収入に見合う入所料金が設置されていて、とても助かっている、という話でした。 私が見舞いに行った祖母（夫の）については、当初料金は月3万円代で、父が定年後収入が無くなった後は減額され、16000円程度になったそうです。ちなみに祖母の前に祖父も入所していたそうで、その時父は働いていたため、祖父の費用は月76000円程だったそうです。

午後施設に行ったのですが、受付の方や、途中で会ったスタッフの方の感じは良かったです。 余りスタッフの方には会いませんでしたが、会った方は、他の方の介助をされているにもかかわらず、挨拶の声をかけて下さり、皆さんゆったりしていて、あくせくしていない雰囲気でした。

両親や夫から聞いた話ですが、夜勤のスタッフは、少ないようでした。どこも同じなのでしょうが・・・。 もしも同じ様なタイミングで、数人の入所者がパニックに陥ったり、転倒したり、というような事が重なった場合、スタッフの眼やケアが届くのだろうか？と、少し不安になります。 ただしこの施設では、ベッドに紐で縛る等の身体拘束はしておらず（徘徊防止のため）、その点は家族にとっては良かったと思えます。

市中心部ではないので仕方がないのですが、ＪＲの駅から車で15分くらいかかり、施設に行くには車が無いと不便です。近所には民家しかなく、当時は大型スーパーもなく、コンビニエンスストアまで行くにも、車で5分以上かかると思います。 近くに喫茶店も無かったのですが、もしあれば、介護度によっては入所中の親族と一緒に出掛けられたり、見舞いに行った帰りに家族が寄ってリフレッシュできる、と思いました。