介護老人保健施設　町田さくらんぼの口コミ・評判　ji-ji（男性/80代）

当時は開設からそれほど経過しておらず、建物もきれいで設備も最新と言って良い状況だった。 居室も６人部屋で、必要に応じカーテンで囲うこともでき、利用者にハンデがあっても十分な設備だったと思う。職員も長く勤務している人が多く、チームワークがよく安心してお願いできていた。特に３か月ごとの転院をしないでよかったことは本当に安心した。 珍しいと思ったのは、隣に同系列の高級有料老人ホームが開設され、病院が併設されたこと。 それまでは、外部の医療機関にかかるときは、家族が同行するなど一日がかりなこともあったが、お陰様で軽度な病状の時は、医師が駆けつけてくれ、最後重篤な状態に陥った母も入院させていただき最期までお世話になれたことは、今でも感謝しています。 環境は窓からの展望もよく、近所の公園等にも季節ごとに出かける等、利用者に配慮していただきました。

前述したが、最低限車いすなどで動ける人が対象だったと思うが、春の花見。夏の花火大会（施設内屋上）。秋の紅葉。等々季節の良い時期に家族も同行してのレクリエーション痴呆の進んでいた母でも十分楽しんでいた様子は今でもよく覚えています。 日常においても合唱をしたり、簡単な手作りの講習があったり変化をつける工夫がされていたように思う。

それまで利用していた施設と大差なかったと思う。食事、おむつ等のオプションを入れて１２万〜１４万くらいだったと思う。 本人の年金は、ちょうど一か月分くらいが受取額だったので、私の負担はほぼ半分ということ。我が家に同居当時の心の負担を考えたら、申し訳ないくらいだった。 支払いは振り込みだったが、特別負担は覚えていない。

我が家で用意するものより、はるかにバラエティー豊かに、彩もよく作っていただいた。 味は薄めだったと思うが、今の私も薄めの味付け。配慮があったのかなと思う。 ほとんど最後まで食欲があり、一人で食事でき、おいしいと言っていたのが本当に救いでした。 当然、栄養士が付き十分吟味された食事は、利用者の長寿にも効果的だったと思っている。

感じの悪い人には私は４年近く毎週通っておりましたが、その間遭遇しませんでした。皆さん献身的で、働き者で優しく笑顔の絶えない方々でした。若い方（３０代か）もいたが母が私の嫁に（もちろん私は妻帯者）というくらい良い子だとの自覚があったようでした。 利用者の８割方は軽症あるいは、まだらな痴呆といった方々でしたが、かなり進んだ方には、人手もかかり、対応に苦慮されている様子も見たことはあります。 職員と私たちのコミュニケーションは全く問題ありませんでした。（私が毎週通ったせいかな）

前述したが、医療施設が併設されており、細やかな気配りがあったように思います。当然ながら、連携ぶりは安心レベルでした。 役割分担は当然あると思いますが、誰もが気配りを怠らず、常に緊張感を持って対応していたと思います。 母が肺炎の初期症状になった時、ヘルパーがまず気づき、看護師さんが対処されてすぐ、医師が駆けつけ家族にも連絡がありました。あくる日落ち着いた旨連絡あり夕方駆けつけました。 熱はまだ微熱状態でしたが、肺炎は進んでいるとの説明でした。高齢なので（８３歳）予断は許せないとのことで、私はベッドに付き添うことにしました。二人だけの部屋を用意してくださり、結果的に母と二人きりで最後の夜を共にしたことになります。 私は、一睡もせず勝手に母にとりとめのないことを話し続け、一晩を心ゆくまで堪能しました。 翌日午後、母は息を引き取りましたが、感謝以外の感慨はありませんでした。

環境が良いということは、今日交通の便は悪い・・・やむを得ないのではないでしょうか。 入所当時周りは何もなく、山の中の一軒家（６階建ての立派な施設でしたが）・・・バスだけが頼りでした。 施設からの外出は、健常者はできたとしても、何も買えず、ただ散歩くらいしかできなかったでしょう。 見舞いに来ていただく方には、説明して車で来ていただきました。親戚以外高齢者を訪ねてくれる方はいませんが・・・ 痴呆患者の場合、単独行動はまずありえませんし、施設外の状況は選択の諾否にはあまり影響ないのではと思います。

酒たばこは、まず御法度では？私も吸わないのでちょっと気づきませんでしたが、皆のいるホールでは見かけた記憶はありません。 訪問時間は夜八時まででしたが、緊急時は門限なしとなっていたと思います。でも入所者は夕飯が終わるとそそくさと部屋に帰り、ベッドに入ってしまう方が多かった。 皆朝が早くて・・・とヘルパーさんがこぼしていたのを思い出します。