介護老人保健施設　逍遥の郷の口コミ・評判　kayoboo（女性/70代）

２，３か所見学に行ったのですが、一番広々していました。 よく屋上に車いすで連れ出したり、近くを散歩したりしましたが緑が多く素晴らしい環境でした。 父は都会の真ん中にいたので、最後はこんな風景の中でおくれたのは良かったと思います。 若い職員が多く、きびきびと働いていました。 よく音楽療法で昔の歌を歌ったり、誕生会、運動会などイベントも多彩で楽しんでいたようです。 お風呂もちょっとした温泉施設なみに広くて、これも楽しみにしていたようです。

毎月の誕生会では、一人一人にどこで生まれたのか聞いたり、その頃はどんな事件があったかを調べて教えてくれたりしていました。 私もたまに連れ出して近くを、ドライブしたり、レストランに行ったりしましたが、職員も快く送り出してくれました。 近くの農園でいちご狩りがあり、家族も一緒にどうぞとのことで参加しました。 納涼祭も職員が手作りで屋台を出したりとても良い思い出です。 近くの幼稚園や学生もよくボランティアで来てくれたそうです。

父は自営業で、国民年金しかなかったので、私が毎月１０万円以上払っていました。 かなりの負担でパートを３か所掛け持ちでやっていました。今でも思い出すと辛かったなあと涙が出ます。洗濯代が一回５００円かかるので、毎週持ち帰っていました。 金額は他と比べてもこんなものでしょう。特養に申し込みはしていましたが、順番待ちでとても入れそうになかったです。費用の内訳は、おむつ代とか高いなあと思っても、細かいことをつついて嫌な家族と思われてもなあと、目をつむっていました。 支払いは、毎週面会に行っていたので、その時に払っていました。

父は呑み込みがうまくできなくて、おかゆ、おかずも刻み。 メニューを見るととても美味しそうですが、刻んでしまうとなんだか・・・ 面会に行くと、いつも最後まで一人で食べていました。 食べるのが遅くて好き嫌いが多いので。ちょっとかわいそうでした。 居残りの小学生みたいで。なので、時々外食につれ出していました。

父がお世話になった約３年あまり。職員もそれほど代わったりせず、怖そうな方もいませんでした。でも特に優しい人もいなかったけど。仕事に忠実であればよいと思います。 父は あの女とか、あの男とか言って名前を呼ぶことはできなかった。 それは申し訳なく思います。家族はやはり父のことをよく思われたいので。 元気な時はすてきな父だったのに、ここの職員にはただのおじいさんなんだなあと良く思いました。

父が一人でトイレに行こうとして、転倒。何回か緊急電話が入りました。お任せしますのでよろしくお願いします。と言ってました。すぐにはかけつけられないですから。 ベテランの看護婦がいつもいらしてました。 時々、病院に連れて行かなくてはならなくて、これも施設で対応してくれたら助かるなあと思いましたが、このくらい家族が見なくてはと思ったり・・・・。

山の中です。私の自宅から車で２０分くらい。四季の移り変わりを楽しみながら面会に通いました。バス停もないので車に乗れない方はたいへんでしょう。 父は東京ではビルの中の狭いデイサービスに通っていたのですが、娘の自宅近くの老健に来てだだっ広いので親子ともびっくり。車いすを自在に乗り動くことが多くなりました。

施設の中で父にも仲の良い友達ができました。体が不自由なだけで、認知症、老いによる脳の衰えもない方も見かけました。そんな方はレクやイベントに参加するのはばかばかしい とでもいうような感じでした。老健でしたので長期には居られづ、どこかへ行ってしまいました。 そのあと、父はとても寂しそうでした。ニュースで見聞きする、利用者に乱暴したりする職員がいるなんて信じられませんが、ずーっと奇声をあげている人などみかけると、いらいらするだろうなあと思ったこともありました。