ケアハウス花の郷高知の口コミ・評判　あんだんご（女性/60代）

個人の居室は広く全室太平洋がのぞめます。歩行の補助車や車いすを利用する人も十分な広さがあります。施設が古いため若干バリアフリーではない部分もありますが、手を加え工夫しているようです。掃除が行き届いていて、建物に入った時に臭いが気になることはあまりありません。入居者数と階数のわりにはエレベーターの台数が少なく、特に食事時などは混雑するため、家族や業者は階段で高層階へ、ということもあります。

ひな祭りやお花見など季節の行事はよく行われています。エントランスが山に続く広い庭でたくさんの木々が植えられているのでそこで季節の花を楽しむこともできますし、車に分乗してひまわりやコスモスを見に出かけたり、桂浜へ出かけたりする機会もあるようです。また季節に一度くらいは近隣で外食の機会もあります。夏には夏祭りを主催しており、花火もあがります。

暮らしにかかわる部分は1か月１３～１５万。冬場は暖房費が冬季加算されますので月によって若干の変動があります。各個人の収入に応じて決まる管理費があり、最低額なら13万台で推移すると思います。それ以外に医療費と介護保険利用分が必要ですがこれは各個人で違ってきます。またこれは後から戻ってくる部分もあります。他には紙おむつは施設経由で一括で購入しており月8000円程度。身の回りの日用品や衣服は家族が購入して届けています。外食代やちょっとした買い物に充てるため月3000円くらいの預け金がいります。

試食したことはありませんが、おかずの品数がしっかりあり、よく考えられた献立だと見るたびに思います。同じメニューでも各個人の咀嚼やかむ力に応じて、素材をきざんだりミキサーをかけたりと工夫してくれます。それぞれの食事の様子をよく見ていてくれるので、そうした対応も早いです。

同じ介護士でも質の差を感じることはたまにありますが、相対的にはすぐれたスタッフが多いと感じます。忙しい中でも利用者をしっかり見て細やかな心遣いができる人が多く、感心する場面がたくさんあります。

病院が母体とたなった施設なので、日々のバイタルチェックに始まり、ちょっとした体調の変化にもスタッフがすぐに気づいてくれ、また対応も早いです。特別な検査が必要ない場合には、月に一度の往診があるため、健康管理はしっかりできていると思います。また看護師さんも常駐していて安心だと感じます。

太平洋に面して景観はよいですが、交通の便に関しては今一つ。公共のバス停からは10分弱歩かなければなりません。地域的に車社会の県なので、自家用車があれば不便は感じません。

スタッフが喫煙する場所は数か所定められており、館内は禁煙かと思います。入所者も喫煙している様子はありません。夜間は受付への申し出が必要ですが、家族は24時間いつでも訪問できるようになっています。運よくスムーズに入所できましたが、現在も待機されている方は多いと聞きます。