有料老人ホーム　百々花の口コミ・評判　たむろん（男性/60代）

居室は、一人部屋ないし夫婦用二人部屋ですが、介護付きという性質上、一人で入所されている方が多い状況です。一人部屋でも８畳ほどの広さがあり、洗面所が付属しています。外光を沢山取り入れる大きな窓があり、狭いですがベランダも付属しています。もちろん冷暖房完備です。周囲は住宅地および農地なので、日光を遮る建物はなく、３階建ての施設には、陽光が十分降り注ぎます。中庭を囲むように一周できる廊下があり、中庭の北側でも非常に明るい雰囲気です。介護をあまり必要としない元気な方も入所されており、趣味の道具を沢山持ち込んで、セカンドライフを楽しまれています。

正月、節分七草、ひな祭り、花見、端午の節句、七夕、敬老の日、紅葉狩り、ハロウィン、クリスマスと、季節折々の行事があり、館内には折々の飾りが施されています。元気な方を対象とした外部に出かけてのレクリエイションも随時企画されています。訪ねてくるお子さんお孫さんも参加できる催しも行われています。例えばクリスマスパーティーなどは家族も含めた催しとなっています。

最初に入居費を支払い、あとは生活費用の毎月支払いとなります。生活費用は、食費・光熱費・基本介護費用込みで月２３万円ほどで、決して安くはないですが、充実した設備と介護体制を考えると妥当というところです。紙おむつなどの消耗品費用や医療費は別負担となります。

元気な方には、野菜・魚に重きをおいたバリエーションあるメニューが提供されます。基本、館内の厨房で調理されます。見た目もよく美味しいです。私の家族は要介護４で自律的に食事をすることができす、かつ、胃ろう状態だったため、全食おかゆ状態でしたが、野菜や魚の身を丁寧にすり潰しておかゆに混ぜてくれていて、スプーンで一口一口口に運んでくれていました。

昼間は館長が常駐しており、来館した家族を丁寧に迎えてくれます。看護婦も常駐しており、入居者の身体の状況の変化等を詳細に報告してくれます。介護スタッフは、まあ普通の方々で、言葉遣いがややつっけんどんな方もいらっしゃいますが、入居者に対しては誠実に対応しているようです。

館内の１階に小規模ですが診療所スペースがあり、週１日は医師が来館して入居者の診察にあたっています。重篤な状態や入院・手術等の必要が生じた場合には、歩いて１０分ほどのところに施設と連携している私立の総合病院があり、ガン・消化器疾患等含めた治療・手術を受けることができます。

近くに鉄道はありません。幹線国道からは、車で５分ほどですので、車を持っている家族ならば自家用車での訪問が便利です。構内に余裕十分の無料駐車場があります。車でなく公共交通機関で訪ねるには、ＪＲ新検見川駅からの路線バス利用となりますが、バス便は昼間は１時間に１本程度の運行となりますので、時間を合わせて行く必要があります。駅から施設までのバス所要時間は３０分ほどで、結構乗ります。

３階建てと低層で、エレベータも完備しているので、車いすで動ける方ならば、移動に苦労することは一切ありません。