上富良野町ラベンダーハイツ　特別養護老人ホームの口コミ・評判　OK（女性/30代）

なんとなく、施設全体が暗い感じがしました。建物が古いというのはもちろんあったと思います。とくに掃除がされてなくて汚いということもなかったのですが、日当たりはあまり良くなかったように記憶しています。特別養護老人施設ということで寝たきりの人がほとんどだったから景色を楽しむ人もおらず、眩しくても困るせいか、窓際のカーテンが閉められていたからかもしれません。居住者の方のお部屋は特に区切りとかそういったものはなかったです。みなさんおむつのせいか施設内は臭かったような気がします。 食堂は広くて、みんなでおいしくご飯を食べようという施設の方々の思いが込められたような温かみのある木の机やなんかが使われていました。ごはん以外では居住者の方々の集う場として機能しているようで、落ち着く感じでした。

食事は嚥下能力の弱いお年寄りが食べるようなミキサー食のようなものがほとんどでした。けっこうみなさん完食はきびしそうにしていたように思います。あまり美味しそうだったなあという印象はありません。 施設の皆さんは、居住者の方のADLを下げないように意識されており、ゆっくりでも自力で食事を召し上がることができる方に関しては不必要な介助をしなかったことがかなり素晴らしいことだと思いました。食事を終らせるまではのどに詰まらせたりしないか目を離せない人たちばかりなので、かなり忙しそうにしていた職員の皆さんは急かしたりするのかなと思っていました。でも、職員の皆さんも忙しく動き回りながら、会話を挟んだりと居住者の方は楽しそうに食事されていました。

入居者の方となるべくコミュニケーションを取ろうとされるスタッフの方々だったと思いますし、みなさんとくに入居者の方に対して感じの悪いスタッフの方はいなかったように思います。入居者も気難しい人もいれば、やさしい人もいるので、その中でスタッフさんたちはその方々とうまくやっていっている感じがして、入居者の方はスタッフの方に甘えているような感じもしました。 入居者は多いけれど、スタッフの数は全然足りていないので、何か気軽に話しかけたりとかは難しいときはもちろんあるかもしれません。 入居者の方々は会話もおぼつかない感じの人や寝たきりの人が多いので静かな感じ。それはしかたないとは思うけれど暮らしていて楽しそうな施設とは思わなかった。

やはり人手不足なのか、要介護度がかなり高い方々ばかり入居されているせいか褥瘡のひどい入居者の方もいて、ちょっと不満でした。褥瘡は防ごうと思えば防げますし、頻繁に体位交換できる余裕があればそんなにひどくならないと思いますし。仕方ない部分をもちろんあるとは思いましたが。 看護師さんはパートだったと思います。看護師数が足らないためにやってあげたいケアがなかなかできないようでした。かなり患者さん思いの看護師さんでした。夜勤は介護士さんだけだったと思います。夜勤の方は3〜5人だったかと。とても人数が足りず、困っているようでした。実習中も介護士さんたちは休憩なしで走り回っていましたし。

歩いてすぐ周囲にはとくになにもありませんでした。北海道なので普通だと思います。車さえあれば15分くらいでJRの駅もあるし、駐車場もしっかり用意してありましたので。車がなくてバスだと本数が限られるので不便に感じるかもしれません。コンビニはどうかわかりませんが、わりと大きめのスーパーが近所にあったような気がします。 富良野らしい美しい花々をはじめとする自然が施設の周囲で見られます。道路沿いでもないので騒音も気になりませんし、周辺の交通量もさして多くはないので安心できるかんじです。大きい道路も近くにないのでもし施設を抜け出しても事故にあう心配が少ないかも。

忙しい中、電話で実習の申し込みをしたのですが、快諾してくださり、また見学だけでなく入浴介助など日ごろできない体験をさせていただいたり、かなり心の広いスタッフさんたちが多かったです。 待機人数はかなり多いようでした。入居だけでなく、ショートステイもやっているらしく、そちらもかなり人気ということでした。