グループホーム　倫尚園の口コミ・評判　なごん（女性/30代）

祖父が入居している階は掃除も行き届いており、明るく清潔な雰囲気です。特に個室はきれいで祖父の家に遊びに行っているような気持になります。また、廊下には写真や飾りなどがきれいに展示されていたり、亀や金魚が飼われていたりと楽し気な雰囲気です。 しかし、認知症の祖母が入居している階は雰囲気がやや暗く、共有スペースがあまり清潔ではない（決して汚くはないのですが）ような印象を受けます。個室はきれいです。 階によってこういった印象の差があるので、評価は「普通」とします。 周辺は豊かな緑に恵まれ、のどかな環境なのでその点は良いと思います。

夏祭りのイベントに参加しましたが、職員の方が工夫を凝らし手作りの「もぐらたたきゲーム」や「ヨーヨーすくい」、「金魚すくい」、「くじびき」、「すいか割り」など入居者やその子どもだけでなく、入居者のお孫さんや職員のお子さんたちも楽しめるような、大変素晴らしいものでした。祖父も祖母も父も母も大変喜んでおり、久しぶりにみんなの笑顔を見ることができ、私も大変うれしかったです。

月々基本的に８〜９万円ほどです。また通院代、洋服代、日用雑貨代、おむつ代など月にプラス２〜３万円ほど別途必要ではあります。祖父の年金で支払いができております。北九市内の施設と比較すると、費用は「普通」だと思います。

祖父の場合は食事を楽しみにしているようですが、認知症で病気になる前は料理が大変上手だった祖母はそこまで満足はしていないようです。私は食事はいただいたことはないのですが、前述した夏祭りでいただいたおやつ（冷やしぜんざいとかき氷）は美味しかったです。もちろん、冷やしぜんざいは入居者がお餅を食べられるか、のどにつまらせないかによって、「もちいり」、「柔らかいもちいり」、「もちなし」を用意してくださっていました。当たり前のことかもしれませんが、細やかなお心遣いは素晴らしいと思いました。

祖母が現役時代、ある介護施設の関係者だったことが関係しているのか、どなたでもそうなのかはわかりませんが、スタッフはみなさん大変親切です。祖父はやや頑固な性格なのですが、その祖父でも笑顔にしてしまうくらいお優しく、気が利くかたが多いです。また、スタッフ間のご関係も良好なようで、施設内の雰囲気も明るく良いと思います。私たち家族にもいつも明るく挨拶をしてくださったり、ちょっとしたことでも報告してくださったりとても信頼できます。また、夏祭りの際には、スタッフの方がさまざまなゲームをしてくださいましたが、特に「もぐらたたき」には感激しました。スタッフの方が段ボールのようなもので作った箱のようなものの中に入り、自らもぐらになったり、人形を出したりして頑張ってくださっていたのが大変印象的でした。

夜勤人数など詳しいことはわかりません。しかし、祖父がちょっとした病気になったときには、すぐに電話連絡をくださいました。また、そのとき母が病院へ付き添うことができなかったのですが、スタッフの方が気を利かせてくださり、母の代わりに付き添ってくださいました。もちろん、病院の後の電話連絡もしっかりしてくださり、その後に施設へ行ったときには再度どのような調子だったかを直接伝えてくださいました。

公共交通機関は、バスしかないのでマイカーがないとやや不便だと思います。どうしても田舎なので、スーパーやコンビニエンスストア、公園、図書館なども近くにはありません。しかしその一方で、田舎ならではの自然がたくさんあるので「普通」と評価します。春には施設内から桜をのぞむことができて、そのシーズンには「良い環境だな」と感じます。

祖父と祖母が入居する前は待機されていた方がたくさんいらっしゃり、入居するまで時間がかかりました。しかし今は、周辺に介護施設が新しくできていることが関係し、待機されている方が減っていると伺いました。そのため、施設のサービスも向上しているように感じますので、入居を考えていらっしゃる方には今のタイミングがおすすめです。