イリーゼ浦和大門の口コミ・評判　cororinrin（女性/60代）

2013年10月開設と新しく、「おそうじ本舗」が関連会社のため、共有・個人スペースともに清掃はきちんとされていることが多かったです。エレベーターが大小2台あったので、家族が訪れたときには小さいほうを利用し、車椅子利用の入居者の移動時（食事や入浴など）でも別に利用できるところが便利でした。 施設の周囲は整備途上の住宅地のため、静かで落ち着いていますが、駅から徒歩13分とそれほど不便でもありませんでした。

お花見やレクなど、季節の行事がたくさんあったようですが、父（入居者）は透析を受けていたため、ほとんど参加できませんでした。ただ、行事の様子を撮影した写真がたくさん貼られており、みなさん楽しそうでした。

入居金ゼロだったことが入居を決めた一番の決め手で、とてもありがたかったです。基本的には介護保険を利用すると自己負担は月15万円程度となっていましたが、父のようにケアが多い場合は月22万円程度になるため、本人の年金＋娘の私の支援（月8～10万円）で賄っていました。正直なところ、この状態が何年も続いて私の定年退職後まで続いていたら、支払いは厳しくなってきたと思います。

食事は嚥下障害の程度に応じて工夫されており、食事を楽しみにしていた父も満足していたようです。また、透析をしていたため、病状に対応した食事を提供していただきましたが、ちちはおいしいと言っていました。

気が利かなかったり介護技術が未熟なスタッフはいましたが、暴言暴力は耳にしたことはありませんでした。しかし、パート職員が多く、また入れ替わりも激しいためか、介護のプロという感じのスタッフはいませんでした。とくに、洗濯物の間違いは日常茶飯事で、きちんと氏名を書いているにもかかわらず、同じ姓の方の洗濯物が常に混じっていました。

看護職員自体は感じがよく丁寧でした。しかし入れ替わりが激しく、入居当初に対応してくれた看護職員の方は、透析クリニックへの通院対応をとてもよくしてくれたのですが、その方の退職後は、透析クリニックから常に苦情があったことが後になってわかりました。苦情とは、通院時に持っていくものを入れ忘れた、支払いが常に遅れる、薬を忘れた、などでした。 最も不満だったのは、ホーム医の対応です。月2回の往診ではいったい何を見ていたのか。肺炎で入院し、ホームに戻って最期を迎えたいと希望を伝えたときも、判断を1週間延ばされ、しかも家族と面談して話を聞くので19時30分に自分のクリニックまで来るようにとのことでした。すでに透析をやめていたので、当然1週間持たずに、病院で亡くなることになりました。

自宅から便利な都内に入居させたかったのですが、都内の施設は入居金が高額なため、父の出身地である埼玉県の施設を探すことにしました。仲介する事業者さんの紹介で見学し、入居することになりましたが、自宅からは時間はかかるものの、交通の便は良かったので、通うのには問題ありませんでした。 ただ、住宅地としては開発途上の地域だったため、必要なものを買い足す時や家族が食事をとるときに駅前までいかないとテンポがなく、駅前も店舗が少なかったので、その点は少し不便でした。

見学時は、仲介事業者の方が立ち会ってくださったので、初めてで何を確認したらよいのかわからないところに、聞いておいたほうが良いことを代わりに聞いてくださり、大変助かりました。