医療法人　福寿会　埼玉回生病院の口コミ・評判　ばかぼん（男性/50代）

窓が大きく取られていて自然の光が沢山入って来てすがすがしい。周囲は何か大きな建物か施設を工事中だった。周りに空いているスペースが沢山あって広々としているが、反面殺風景でもあった。今はどうなっているか分からない。 部屋にはベッドが充分間隔を取っておかれていて、見舞客が来ても狭さを感じることは無かった。

毎月の誕生会の他にもいろいろ楽しい行事が企画されているようだった。痴呆が進んで何が起きているのかも分からないような老人たちも、職員さんの手助けでちゃんと行事に参加させてもらえているのがとてもよかった。

はっきりとは覚えていないが月々１２・３万程度だったと思う。 プラス、日用品やお小遣いとして若干必要だった。私の祖母は痴ほう症と脳梗塞で自分で買い物ができる状態ではなかったので、プラスアルファのお金はあまりかからなかった。

私自身が実際に食べたことがないので味は全く分からない。サンプルを見せてもらっただけで実際の食事を見たこともない。 だが栄養士さんがきちんと栄養バランスを考えて、飲み込む力の弱い人でもきちんと食べられる食事を提供していたことは覚えている。

スタッフの応対はハキハキしていて丁寧でだった。いつも笑顔得対応していただき、施設内もアットホームな雰囲気だった。 施設の庭には年老いた猫がいたが、みんなから可愛がられていて幸せそうだった。

ある日、年配の看護師さんが廊下で若い看護師さんに説教をしている場面に出くわした。それは患者さんへの接し方に関することだった。若い看護師さんのしたミスは私から見れば些細なことだったが、この病院では小さなことも決して疎かにはしないのだ。 どんな状況でも入居者には敬意と愛情をもって接するよう、年配の看護師さんは諭していた。 この病院なら信頼できると私は思った。

駅から遠くタクシーが必要。あの当時は施設の周りには日用品や食べ物を気軽に買いに行けるような所は無かったと思う。 今は多少変わっているかもしれない。