特別養護老人ホーム宝塚まどか園の口コミ・評判　カルメントモコ（女性/70代）

100人を収容する広くて大きな施設なので、雨の日でも廊下で歩行練習が出来るような建物です。妹の家の近くなので、義弟が毎日のように通って、足腰が弱りがちな認知症の母（90歳）の手を引いて廊下で歩行練習をしています。職員さんはいつも挨拶をしてくれるし、母がどこでウロウロしていても笑顔で声をかけてくれます。部屋は以前入居していたグループホームより広くて、トイレもついているのですが、母が認知症のためおむつになるのは仕方がないと思います。時々施設の色々なもの（雑誌や人形など）を部屋の中に取り込んだりしていますが、許容して頂いて穏やかに暮らしています。

一階のホールでは、色々なコンサートが開かれていて、行事も多い方だと思います。先日は知り合いの女の子が所属している吹奏楽団のボランティアコンサートがあり、母の入居している雪組の日ではなかったのですが、提案して宙組（ここではグループに宝塚の組名がついている。宝塚ならではで笑えます。）の夏祭りに母を連れてよく参加させて頂きました。よく行事を開いてくれているとおもいますが、入居者は表情のない人も多くて高齢の方や病気の方を観ていると哀しいです。家族がいつも会いに来ているとは限らないし。

本人の年金でまかなえて、とても助かります。妹が管理してくれているのですが、以前に入居していたグループホームより、費用が月5万円くらい安くて済み、怪我や病気などで臨時の出費があっても、立て替えて頂けるので、翌月の支払いに加算して引き落としがされるので、とても助かると言っていました、以前のグループホームは民間なので、医療費は建て替えてもらえずに妹がお金を持って走らなければならなかったのです。今は介護ベット代もいらずおむつ代もいらないので、とても助かると言っていました。この5万円の差額で、母の貯金が何とか残るので、母に長生きしてくれてありがとう、という気持ちになると、妹は行っていました。費用の事は切実です。お金の持ち出しが多いと、家族は自分たちが生きてゆくのが大変になるので、年金の範囲内で賄える施設が必要です。お金持ちの人は長生きが出来ても、貧乏人は早く死ぬしかないというのは、間違っていると思います。私は年金がないので、一人で暮らせなくなったら一日も早く死にたいと思っています。

母が認知症になってから、味の好みが煩かった母も何も言わなくなり、体に良いものを薄味で食べやすくしてくれているので、満足です。施設に入ってから母の血液検査の結果が良くなりました。水分が不足しがちですので、時々は飲ませてほしいとも思いますが、職員さんは重症の入居者に手がいっぱいの様子なので、仕方がないと思います。一階のホールの隅っこにボランティアの方が土日には喫茶カウンターを開いてくれるので、母を連れてコーヒーやアイスクリームなどを頂きに行きます。これは気分転換になって、とても良いと思います。

若いスタッフさんが多く元気で明るくて良い環境です。唯、いつも忙しそうにしておられるので、話しかけにくいです。施設が大きいのでネームプレートがあっても誰が母の担当なのかわからないし、母の細かい日常のようすを訪問時に聞けないのが残念です。母は若い男性のスタッフが好きなようで、おむつやトイレの介助を若い男性にしてもらうのも、喜んでいます。

最後まで看取りをしてもらえるのが、一番のメリットです。以前にいたグループホームでは、病気や怪我になったら病院に入院しなければならないし、医療行為はしてもらえなかったので、最後まで看取ってもらえる可能性が少なかったのですが、この特養では最後まで看て頂けるという事で安心してお任せしています。妹も仕事を持っているので、この施設に入所してからぐっすり寝られると言っていました。ここで自然死・老衰死をしてくれることを祈るばかりです。

妹の家に一番近いのが何より。私は電車とバスで通っていますが、妹の家からは歩いて行けるので、それだけで十分です。大きな施設で中でウロウロできるのもいいと思いますし、認知症なので外には出にくいですが、お花見など行事もあるので、充分だと思います。鉄筋コンクリートの立派な建物なので、台風や地震でも安心です。

今は満足して預けているので特にありません。高齢になったら、私はお金がないのでこういう施設すら入れないと思うから、母はまだ幸せだと思います。私は早く死ぬことを願うばかりです。