特別養護老人ホーム　ソルメゾンの口コミ・評判　たりあーちゃん（女性/70代）

入居いたしました当時は、まだ施設が出来て、確か２〜３年位と聞きました。建物も内部も大変綺麗でした。個室でしたが、窓は南向きで窓の外には田畑があり、見晴しは良かったです。空調設備も整っていて、部屋自体は快適でした。共用施設を囲むような、お部屋の配置でしたので、自分で車いすで出ていく事も可能でした。部屋もお花を飾ったりしました。 動けるようになった時には、転落しても分かるように、ベット下にマットを置き、事務室に感知されていた様です。一番端から二つ目の部屋でしたが、お隣の音はしなかった様に思います。

一年位の入居でした。文化祭的な行事でしたが、家族との集いでした。前もってお料理を頼んでおき、家族や入居の母と一緒に頂きました。 演芸的なものは無かったと思います。（その前に通所していたつるぎ壮では演芸、バザー、と大変楽しい催しがありましたので） ５月に入所して、亡くなるまでの一年間、本当なら春のお花見があるみたいでした。 でも、その年のお花見時期に、入所者にノロウイルスが感染して（母は大丈夫でしたが）約１０日間位、面会が出来なかった事が大変残念でした。 いつ撮ってもらったのか、パンダの縫いぐるみを持って、麦わら帽子を被った母の写真をもらったのが今も残っています。

普通、８万円位で入所できる所、１５万円近くの費用が掛かりました。１００人から１５０人待ちの所、特別室が空いたとの連絡がありました。結構早かったです。 返事はすぐにしないといけない状態で、家族で相談して何とか年金と貯蓄をやりくりして入所いたしました。それまで４か所位、申込みしていましたが、亡くなって一年位経って、別の施設から空きましたと返事が来た所もあります。入所一年で急死しましたが、人間の寿命は分かりません。入所年数でどれだけの費用が掛かるのでしょうか。 入所中に、趣味の習い事をしても、その都度、会計にプラスされます。病院も介護タクシーで家族が連れて行きます。

料理はその人に合わせて、調理して頂いていたようです。口に合わないものは残していたみたいでした。野菜系が多かったように思います。 アイスクリームが食べたいと、よく言いましたので、買っていきました。 思い起こしましても、食事での、イメージが余り残っていないのは、不思議です。

スタッフさんの一部は、仕事で介護をしているという雰囲気でした。脱肛になっていたので、主任看護師さんに「スタッフがオムツ交換で嫌がる」と何度も言われた事。病院に連れて行ってと言われ、介護タクシーを呼んで、連れて行きました。心臓も悪かったので、手術はできず、施設の主任看護師さんには納得してもらいましたが、病院に行って、半月後に亡くなりました。 主任看護師さんには、かなりきつく言われ続けて、母がかわいそうで 今でも私の心の傷になっています。言われたのは一人だけですが。後の方は優しく対応して下さいました。

トイレの介助等は、キメ細かく、丁寧にして下さる方と、若い男性の方で、大雑把な方もいらっしゃいました。 毎日家族が交代で面会に行っていましたが、目に付く所も多々ありました。そんな時は、終わって出ていかれてから、おしりを拭きなおしたりしました。仕事と割り切って介護をされる方と、気持ちを込めて介護をされている方が、母にも分かっていたようで、親切にされて嬉しかった事はしっかりと私たちに、伝えてくれました。入所している高齢者も、感情はしっかりともっています。

家から、本当に近い所で、以前は電車を乗り継いで行っていた施設でしたので、その点は助かりました。何かあったら、どんな時にも電話があり、駆けつけました。 ただ、少しの事でも電話があり、駆けつけて、拍子抜けした事もあります。 大事になってはいけないとの配慮だったと思いますが。 亡くなった時は、すぐに行きましたが、近くて良かったとしみじみ思いました。

祖母も、父も病院で亡くなりました。入院して、まだ喋れる時でも、誤嚥をリスクに絶食をさせられ飲みたいと言い続け亡くなりました。辛かったです。 この施設で入居の時、最期はここでとの誓約を交わしました。後に聞きました亡くなった朝の様子は、部屋に朝食を運んで頂き、ジュースを一口飲んで、もういいと言ったので、食事を下げ、その後見に行ったら亡くなっていたとの事。死ぬまで管につながれず、口から食べ物を食べお話出来た事。最期の朝に施設に、おられた看護師さんやスタッフの方には、とても親切にして見送って頂きました。本当に感謝しています。