老人保健施設　ヴィラかわなの口コミ・評判　daydawnphobia（男性/60代）

古くて狭い、超初期の老健であるため居室容積は乏しい。バリアフリーとは言えない。壁、床なども掃除は別として陳旧さのみが目立つ。耐震、耐災害については殆ど期待できない。

通常イベント、臨時イベント共にその時のスタッフの叡智が盛り込まれているだけでなく、適材適所に入所者も役割り分担が配慮されている。認知症+寝たきりの方たちの集団であるが、例え意識障害の方であっても全員参加の基本方針はゆるがない。

要介護度は、県内でも飛び抜けて安定した高さであり、年金だけで賄える方は殆どいない。地域的には、あまり問題になることがない場所。それよりも、介助量が並外れて多かったり、家庭でみることのデメリットが圧倒的な方たちの集団。基本的に家人は感謝の思いを持っている。

複数人の管理栄養士、調理師がおり、他の地域の管理栄養士とも交流が深く多くのアイデアがここから生まれた。経管栄養は遥か昔から半固形化に成功しており、さらにヴァリエーションを持って約束処方に近いレシピコースが形成されており他に例は全く見ない。もちろん、食事を主としたイベントも多く経験できる。

チームであり、一体となり看護介護リハする姿勢が明白。悲惨な現実の中で常に明るさを忘れない向上心を持った施設である。類似のものは存在しない。

隣接する病院との連携はもちろん良いのだが、特に施設で何か急変があっても動かさない希望の方も多い。また、個別リハを重視する家人もおられる。近傍の長期型療養病院よりは、医療度は遥かに高い。

町中であり、広い道沿いなので車の方は昼間以外は不便を感じない。地下鉄からは少し離れている。市内の方であればバスが意外と多いので組み合わせれば便利である。

短時間の見学では、実態は分かるはずはなく、実際の利用者やその家族に(当然複数)質問すれば良い。小さなぼろぼろの施設が何故いつも混んでいるのか。なお、入所はじゅんばんではなく、必要度、緊急度で会議で決まることに「法律で」決まっているので、「あと何人待ち？」という言葉は無意味です。