慈啓会特別養護老人ホームの口コミ・評判　のんきもの（女性/60代）

建物が慈啓会病院と棟続きなので各種の検査なども車いすで楽に移動出来て安心ですし、スタッフも多く明るい雰囲気が伝わってきます。他の施設は知りませんので比べることは出来ませんが、手厚い介護を受けていると感じます。 個室入居なのでプライバシーは保たれています。お部屋も少し狭い感じはありますが歩けない母にとっては十分の広さだと思います。難を言えば、せっかく洗面台があるのですが照明が暗いこと、シャワー機能がないことは残念です。しかし空調設備付き、集中暖房で温度設定が各部屋で調整できるのは便利です。 規模が大きい施設なのでスタッフも多く異動も時々あり、訪問時に同じスタッフと顔を合わせることが難しい面もあります。しかし藻岩山の麓にあり家族が訪問するには交通の便が良いとは言えませんが、環境としては申し分ないです。

入居金はゼロでした。入居半年くらいは日用雑貨などに多少かかりましたが、それ以降はタオルケットや毛布のクリーニング代金、服用中の薬と検査費用なども含めて月々７万円から８万円弱を年金で支払っています。 オムツの費用もかかりません。 月々の支払いは本人名義以外の口座でも可能とのことで、入居契約時に家族名義の銀行引き落とし手続きを簡単に済ませました。

母が糖尿病のため１日１２００キロカロリーと制限されていることもあり味付けは薄めですが

スタッフすべてと接したわけではありませんが概ね明るい表情の方が多いです。入居者家族以外の方が見えても挨拶は必ずされるので、逆にびっくりされることもあるようです。他の施設にはない明るい雰囲気を感じたとおっしゃる方もいました。 平均要介護度は３～４くらいだと思います。 私の母は要介護３ですが、自宅ではヘルパーさんにオムツをお願いしていたのに、この施設に入居してからはオムツはほとんどしていないと聞きスタッフの声掛けが徹底しているのだろうと感心しました。 母の認知が進みレクリエーションの参加はなかなか難しくなってきましたが、個室では淋しいのか皆さんが集まるキッチンに行きたがります。入居者も同じくらいの介護度の方がおり世間話をするほどではないようですがテレビを見たり音楽を聴いたりしています。

看護師さんは常勤でおります。病院併設（内科）なので緊急時の対応も素早いとは思います。母が軽く体調を崩した時も看護師、医者から電話連絡をいただき検査をする旨の病状説明がありました。 ただ母がベッドにあるナースコールを直ぐに忘れてしまい押すことが一度もない状態なので、夜中の定時声かけ以外の時間帯に何かあった場合が心配です。

公共交通機関はバスのみです。 しかし病院併設なので本数は少ないですが無料の循環バスが地下鉄駅まであり便利です。 住宅街で環境はいいのですが商店街は近くにありません。コンビニは徒歩圏内にあります。 山の麓にあり緑が多く自然環境は最高ですし交通量の多い通りから少し離れているためとても静かです。 お見舞いに来る方は車だと便利ですがバスでは迷われたりして不便な場所かもしれません。

電話での見学問合せは親切でした。 申し込んでから入居まで３年でしたが、自宅での生活はもう無理とケアマネさんに告げられ急遽電話で施設にお願いし、偶然空室があったとかで素早く対応していただきました。 待機者は相当数いらっしゃったようです。家族の訪問時間は夜８時までと一応制限はありますが、個室ということもあり多めに見てくれそうです。