三鷹市立特別養護老人ホーム　どんぐり山の口コミ・評判　こうさ（女性/70代）

見学した時は２０年以上前なので、新築したばかりで清潔感があり広々としてよく掃除をされていました。車椅子を利用している人が多いのでバリアフリーでやイレも使い良く出来ているという感じがあります。食堂も広くなるべく自分で食べられるように食器の工夫もされていました。特別養護老人ホームのため、手のかかる人が多く１日に時間をきめておむつ交換があったと思います。デイケア―やショートスティもあり交流室では地域のボランティアさんが入居者とのお話や趣味をしていました。周辺の環境は緑が多く高台なので見晴氏が良く、隣には小学校がある為、交流もするという話を聞きました。坂がある為散歩にはきつい感がありますが、静かで落ち着く場所ではあると思います。

保育園や小学校がすぐ近くにありボランティアも出入りすることがあるので人の接触は何らかの形で他の施設よりは多いのではないかと思います。もともと農家の人が多い地区なので土いじりに関してのアドバイスを受ける機会も多いと思います。私は見学に行っただけでしたが、入居者やデイケア―の人達が交流会でお話ボランティアさんとゆっくりお話をしていたり、食事では全面的に介助するのではなく隣で励ましながら声掛けをしている介助者の姿がありました。声を張り上げたり異常な行動をする人が居なかったので全体的に静かな印象です。

公的支援がある為他と比べると安いと思うのですが、おむつ代などは、馬鹿にならないなと思います。費用に関しては見学しただけなのでよくはわかりませんが入居希望者が多く希望を出しても入居できるまで時間がかかるという事は聞きました。評判に関しては、私が見学してからもう何年も経過しましたがそこでの悪い噂は聞かれませんので良い状態なのだと思います。

食堂があり歩ける人は自分で行き、車椅子の人は介護人と行くという形で人手不足もあり、なるべく自分で食べられるように食器の工夫もされていたと思います。味付けは薄くあっさりしたものが多かったと思います。食堂では食べる事が中心なので、それ以外の娯楽的要素があっても良いかという気がしました。私が見学した時はお昼ご飯の時で脳梗塞後の麻痺のある方でしたが、不自由な手に工夫されたフォークを持ちうどんをすくって食べられていました。スタッフの方からはこの方は自分でほとんどできるので見守るという事を中心にしてくださいと言われました。

当時はスタッフの人達は若い人も多くてきぱきと仕事をされていました。新しい施設という事もあり皆さん輝いていたように思います。地域の人のボランティアも受け入れたり見学者も多い中、やりがいを持って仕事をされているという雰囲気を感じました。スタッフの中に知人が一人いて再開に喜びました。彼女は試験に合格しそこに就職できたことを非常に喜んていました。それまではある病院でボランティアをしていて、今度はそれを実際に活用できると張り切っていました。スタッフの人達の熱意を感じるところでした。

基準の看護師は居るという事でしたが夜間に関しては常勤が少ないとのことでした。どの施設でも、専門職が足りないという事です。地域の先生と何かの時には対応するシステムにはなっているようです。緊急事態にならないように予防に心掛けることをさかんに言われていました。施設の周辺には車で行ける病院が日赤、杏林大等あります。三鷹市の介護施設として管理されているためスタッフが少ない中でも基準は守りしっかり施設として運営されるようになっているようでウ。

坂がある為歩いてスーパーや公園に行くにはきついと思います。周辺は緑が多く敷地内での移動時や活動は高台という事もあり見晴らしも良いので気持ちが良いと思います。近くには小学校、保育園があり子供たちの姿もよく見ることが出来るでしょうし地域の人たちの交流も行われているので閉鎖された感じはないと思います。症状の重い方が多いので周辺を移動する時は車になると思いますが、周辺は交通量が少ないので比較的スムーズに移動できると思います。

どの介護施設にも言えることですが同じ三鷹に住んでいても施設に行くこともありません。ボランティアとして登録すると出入りが出来るでしょうが気が向いた時に行くということがあってもよいかとおもうのです。入居者にとってはどうしても隔離されているという印象が付いてしまうのではないかと思います。これから少子化と言われている時代、空き室のある小、中学校を利用し介護施設をつくりどんどん地域の人達の手を借りて交流して行ける場所があれば良いのにと思うこの頃です。