サービス付き高齢者向け住宅　愛の口コミ・評判　チャビビン（男性/60代）

H26年6月のオープン時からH27年4月まで利用させていただきました。 設備は利用者本位でよく考えられています。 居室は ・ウォシュレット付トイレは、手摺も考慮され、予備オムツ等を置いても十分なスペース ・電動ベッドが備え付け、上等のクッションでほぼ寝たきりになっても安心だった ・自宅から椅子とテーブル、テレビ、棚、ミニタンスを持ち込んだが、ゆとりのある広さ ・備え付けのクローゼット上下段で、服と布団類は収まった ・部屋のシーリングライト、エアコンはリモコンでベッドから操作でき便利 共用スペースには、 ・1、2階に調理セットがあって簡単な料理ができ、好きな人は楽しめるでしょう ・大型テレビを使ってカラオケをやっていることもあり、とても楽しそうでした

入居した父親から聞いている範囲での行事は ・庭でバーベキュー大会 ・高知県メロン栽培地までドライブ ・車で30分、みんなで回転寿しの昼食会 ・クリスマス会 ・お誕生日会 ・ギタリストを招いて演奏会 ・みんなでおかし作り ー 何か丸めていたので、おはぎだったのでしょうか どのイベントもスナップ写真を撮って大きく印刷して壁に掲示されており、笑顔、笑顔で、 皆さんがとても楽しんでいるのがよくわかりました。

ベースは家賃、食費、共益費、介護認定に応じた生活支援費、それに加えて洗濯の外注費用、デーケア費用等、合計でおおよそ月額14万円度でした。それぞれ単価が設定されており、月額費用の請求書に詳細な明細があり、安心できるものでした。 費用は四国中央市としては平均並みでしょうか。 広島市内の試算を見た時は18万円程度でしたので、良心的な費用設定と思います。 口座引落がなかったので、毎月の支払いは振り込みで処理しました。全体で20数名と小規模なので、想像ですが銀行側の事務処理手続きが難しいのでしょう。 実際の支払いはネット銀行の振込を利用したので、振込手数料は不要で、特に問題はありませんでした。

元気な間は食堂でみんなと一緒に食事をしていました。実際に食べてないので味の評価はできませんが、父親は毎回完食しており、満足していました。お正月等の特別な日は特別なメニューがあったようで喜んでいました。 体が弱って動けなくなってからは部屋食になりましたが、固形物が食べられる間は、刻み食の対応、それも難しくなってくるとトロミをつけてスプーン食と、状態に応じた対応していただきました。唾が少ないと飲み込みも難しいので、食事の前に口腔マッサージの処置もやってもらっていて、最後まで気持ちよく食事の時間を持てたことと思います。

入居者全員で20人程度ですが、高齢者住宅ということで認知症の入居者はおられないため、いつ訪問しても静かで落ち着いた雰囲気でした。 昼間は広間でカラオケしていたり、またある時はテーブルで塗り絵や裁縫をしていました。 地域密着というか、同じ町内、よく知っている場所の入居者が多く、直接の面識がなくても自然体でお付き合いできていました。 スタッフは若い人だけでなく、一目見ただけで安心できるベテランの方もいて、本人だけでなく家族も安心出来る体制です。常駐スタッフもいて夜間も確認をしてもらっていました。 事務所横に面談室があり、そこで個別な事情説明やお願いにも時間を割いて貰いました。ケアマネージャーとしても対応していただいたので、日常の生活からデーケアサービスの利用まで総合的に相談に乗っていただいたのが良かったと思っています。

末期ガンを抱えての入居でしたが、元気に動ける間は、同じ施設に設置されているデイサービスを利用しました。時間になると部屋まで迎えに来てもらっていたようですが、同じフロアなので移動も楽で助かりました。介護認定2の状態で入り、その後、認定4になりましたが、それに応じてトイレの世話から食事の介添えと、手厚く介護をしていただきました。 病気を抱えているので訪問看護をお願いし、定期的に血圧測定や検査を受けていました。 また、在宅専門医による定期的な診察もやってもらいました。これらの訪問看護や診察は、当然ながらそれぞれ契約するのですが、それらも一括して「愛」のなかで手続きを進めてもらい、非常にスムーズにサービスを受けることができました。また、これらの医療費も毎月の「愛」の請求に合わせてもらい、一括しての振り込みで精算でき便利でした。 ちょっとした体調不調の時でも連絡をいただき、身内が遠方のため直ぐに様子を見に行くことは叶わなかったのですが、看護士、専門医に連絡していつも適切な対応をしていただきました。 結果として最後の看取り迄お世話になり、身内は臨終の席に間に合わなかったのですが、父親の眠ったような安らかな顔がとてもありがたく、スタッフ全員に感謝の思いで一杯です。

立地場所は少し不便な所で、国道から細い道を斜面に沿って山側に数百メートル登って行った場所にあります。初めて行くと、本当にこの先にあるのだろうかと心配になるほどで、国道の分岐点にでも案内があると助かると思います。 一方、国道から離れた場所なので当然ながら往来の騒音もなく、春にはウグイスの鳴き声が聞こえる閑静な環境です。静かなだけでなく、隣に幼稚園があるので昼間は元気な子供の声を聞く事もできます。山に沿って上がった場所にあるので見晴らしもよく、海を見る事もできます。 窓から見える明るい風景を楽しんでいました。

携帯端末を使ってスタッフを呼ぶ事もできるようになっていました。病院に入院した時のナースコールと同じでしょう。 部屋に電話回線はありませんが、携帯電話をもたせていたので、それで毎日話していました。 体力が落ちてからはテーブルの携帯電話が取れなくなったようで、電話にでなくなったのですが、そんな時、介護に来てくれたスタッフの方が着信のついた携帯電話を見て、代わりに電話してくれました。声が聞けなくて心配していたのですが、スタッフの心遣いに本当に頭の下がる思いでした。