青森第2シニアホームの口コミ・評判　ふーむ（男性/60代）

新しい施設だけあって、建物、居室いずれもきれいです。老朽化した施設にありがりな、特有の匂いもなく、設備も充実していて、居心地のいい施設だと思います。 あえて難点を挙げるとすれば、港そばの土地に立地しており、居室の窓から自然溢れる景観は 望めないこと、中庭に向いている部屋の窓も栽植溢れる中庭ではないので、ちょっと殺風景な 景観になること、でしょうか。窓からの景観が入居者の心理に如何ほど影響あるかはわかりませんが、出来れば四季が感じられる景観であるといいと思います。 居室はやや小ぶりですが、持ち物の少ない入居者の事情を考えると打倒なのかもしれません。 ただ、室内にトイレ付とトイレ無しで共用トイレを使用する部屋があるのですが、同じ広さの部屋で トイレの有無があるため、車椅子も可能なスペースのトイレ付を選ぶと部屋はその分狭くなります。 共有スペースの広さや設備も充分で、個室以外で過ごす時間の長い入居者にとっては、居室の 件はあまり問題とならないかもしれません。

私自身はイベントを見学したことはありませんが、ホームの webサイトにブログのような報告ページがあり、イベントの様子が複数の写真付きで紹介されています。 菜園の収穫や、物造りの企画や、歌などのレクリエーションで、入居者がスタッフと共に楽しんで いる様子が紹介されており、イベントは充実しているように思われます。 また、ホームを訪れる機会の少ない入居者の家族の場合でも、サイトを通じてホームでの 暮らしぶりがわかり、よい企画だと思います。

実際の入居手続きや支払手続きは、近所に住む親族が行っており、私は詳細を知りません。 しかし、ホームの月々の支払いと、定期的に通っている通院の費用も含めて、入居者の年金で 足りているというので、とてもありがたいと思います。入居の際の費用も、特別に入居費は 必要なかったようです。 身の回り品である、ベッドや箪笥や寝具や、居室に置けるサイズの仏壇など、基本的な備品は 入居者持ちで新規に購入しましたが、これは仕方ないことでしょう。小さな冷蔵庫も用意した のですが、本人が入れたことを忘れて意味を為さないので、これは撤去しました。

食事前の配膳を見させて頂きましたが、入居者の症状毎にメニューがそれぞれ少ずつ異なり、 いろいろ配慮されています。入居者に聞いたところ、何でもおいしいと言っていたので、食事に 対する質や量の満足度は高いようです。

スタッフは総じて若い方が多いように思いましたが、経験不足で不安を感じさせるようなことは なく、むしろ若々しくはつらつと仕事されているので、それもホームのいい雰囲気作りに貢献 しているように思います。 私が何度か尋ねた限りでお会いしたスタッフの方々は、いずれも親切でやさしく、入居者本人に 聞いても、皆良くしてくれると言いますので、安心しています。

この点に関してはホームの近所に住む親族からの話を聞く限りでの判断です。 元々病院の付属施設として建てられていることもあり、また入居前からの主治医でもあるので、 看護体制には安心なようです。

施設は住宅街を抜けた先と港の敷地の堺にあります。 海が近いことは、特にメリットでもデメリットでもないのですが、施設からの景観としては 必ずしも素晴らしいとは言えません。とは言え田舎にある施設でもない限り、景観に恵まれることも そうそうないでしょうから、それ自体は大きな問題ではないかもしれません。 ただ、入居者が花な植物を育てることが好きであった場合、庭いじりも出来ないし、眺める庭も ないので、その点では寂しいかもしれないと思います。 そういったことを除けば、街中でも住宅地のなかでもない、かと言って隔離されたような寂しい 土地でもないので、環境はよいと言ってもいいかもしれません。 訪れる時はいつも車なので、駅からの場合アクセスがどうかわかりません。地図の上では、 駅から遠くないはずなのですが。

新設時に入居できたので、入居に待たされることはありませんでした。その点でラッキーだったと思います。一時期入居者が入院して、しばらくホームを空けたことがありました。規則では一か月 以上ホームを離れると退去しなければならないそうです。幸い一か月経たずにホームに戻れ ましたが、もし退去になったら次のホーム探しが大変だったと思います。 先ほどスタップがはつらつとしている、と言いましたが、変に気負った感じがなく、青森という 土地柄なのか、どこかゆったりとした感じがありますので、管理されているような空気がなく いい雰囲気なのだと思います。 訪問も記帳や鍵を掛けるなど規定はありますが、規則に縛られる感じではなく、割と自由に訪れ られるように思います。