特別養護老人ホーム　とよさと黄金の里の口コミ・評判　wakaba（男性/50代）

施設ができて10年に満たず、敷地に接する道路から居室まで段差はほとんどなく、車いすでの移動は何ら不自由していなかった。車いすで外出した入所者に対しては、職員が玄関でタイヤを拭き、施設内が汚れない工夫をされていた。 居室は個室であり、一人で生活する上では広いスペースが確保されていた。また、共用部との間にはスライド式で鍵のかかる扉があり、プライバシーは守られるようになっている。住宅地にあるため、眺めに特徴的なものはないが、天井近くまである大きな窓のため採光は十分に保たれている。（外廊下に接するため窓は通常わずかしか開けられないようになっている） 共用部の掃除は常に行き届いており、介護施設特有のにおいも気にならなかった。入所者は日中ユニット内の共用部で過ごされていることが多く、入所者間や職員との会話も活発に行われている印象があった。家族などとの面会は1階のロビーでされることがあり、ホテルのロビーにいるような感じであった。 リハビリ室は設置されているが、あいにく入所していた私の家族は利用する機会がなくコメントできない。

季節ごとに行事が行われている。外出できる入所者は、近所の公園へ花見に出かけることなどもある。夏祭りには入所者も浴衣に着替え（施設の名前が染め抜かれた特製のもの）、記念写真とともに色紙を贈っていただけた。 行事以外の外出に関しては、主に入所者の家族に頼るところが多かった印象を持っている。外出に適した車がない場合は、介護タクシーの業者を紹介してもらえた。私の家族の場合、外部のデイケア施設に通っていたことがあり、そのときは定期的に介護タクシーなどで送迎してもらっていた。 行事や外出に関しては、スタッフの人数に限りがあることもあるのか、これ以上望むのは難しいかもしれない。

私の家族の場合は、毎月6万円前後でした。介護保険外のサービスが多かった月でも8万円を超えたことはほとんどありません。ここへ入所する前にいたグループホームなどでは安くても15万円程度かかっていたことを思えば、施設や設備、介護の質を考えるととても安価に感じていました。 支払額の中には、施設内にある診療所ほかでかかる医療費や出張理容室の料金なども含まれていました。（具体的な額は覚えておりません） 支払はゆうちょ銀行の自動払込を使っていました。

1週間のメニューは共用部に掲出されており、同じメニューの使い回しといった感じはなくレパートリーは多いと思いました。 食事時間帯に共用部を訪ねたことがあり、入所者はおいしそうに食事をしている印象を受けました。私の家族は徐々にえん下機能が低下したこともあり、そのつどとろみをつけたり、ミキサー食にしたりと配慮していただけました。介助する職員も多いとはいえないまでも人数は確保されていて、入居者にあった対応をされていました。 訪問した家族に対する食事はなく、私たちはあらかじめ食事を済ませて会いに行っておりました。

介護施設は職員の入れ代わりが多い印象を受けがちですが、私の家族が入居していた約7年間、ずっとお世話いただけた職員が何人かいました。職員の教育が行き届いており、どんなに忙しくても人間としての尊厳を持った介護をされていると感じました。入居者のみなさんも職員を信頼している様子があって、関係はよいと感じました。 家族に対して、入居者の介護や健康に関する悩みや相談もよく受けてくださり、満足に感じました。 看取りまで入所していました。臨終や葬儀の際、施設長や手が空いた職員のみなさんが見送ってくださり、いまでも感謝しています。

昼間は介護職員に加えて看護職員もまめに施設内を巡回されており、物事を頼みやすい雰囲気でした。私の家族は認知症を患って看取りまで過ごしましたが、たんの吸引や点滴などの処置をしていただくことができました。ただし、施設内でできることには限界があるため、場合によっては病院へ入院することになるかもしれません。 夜間については、あいにく夜に訪問したことがなくよく分かりません。

訪問者向けの駐車場が敷地内に約5台分あり、幹線道路に近いこともあって車での訪問は便利です。また、地下鉄の駅からも歩いて5分くらいのところにあるので、交通の便は悪くないでしょう。 提携している病院がすぐそばにあり、コンビニや公園、郵便局なども近くにあります。 施設内の防音はしっかりしているので、幹線道路に近くても心配はいらないでしょう。