東松島市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームすみちゃんの家」、「認知症高齢者グループホームさざなみ」、「グループホーム日和」をはじめとした、宮城県/東松島市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は6件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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東松島市の老人ホーム・介護施設について

東松島市は、宮城県の東部に位置する市です。こちらでは「東松島市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

東松島市の特徴

東松島市役所、宮城県、日本（アラツク - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

東松島市の人口は3万9,588人です。65歳以上の高齢者人口は1万1,672人で、高齢化率は29.48％となっています。東松島市の面積は、101.30㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

東松島市の魅力

東松島市は、東北地方のなかでも比較的温暖かつ風雨の少ない地域です。市域の東部は、肥沃な田園地帯が広がり、南部は太平洋に面しています。西部には鳴瀬川や吉田川が流れています。

東松島市には日本三景の一つである「特別名勝松島」の一角を占める奥松島や、日本三大渓「嵯峨渓（さがけい）」といった景勝地があります。市の中央部にある「滝山公園」は市民の憩いの場です。園内にはたくさんの桜の木が植えられており、春にはソメイヨシノや八重桜などが見られます。

また、東松島市内には航空自衛隊松島基地が設置されており、ブルーインパルスの本拠地になっています。市内上空では定期的に飛行訓練がおこなわれており、タイミングが良ければブルーインパルスの飛行を見られます。

東松島市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

東松島市の主要な駅

東松島市には、JR仙石線と仙石東北ラインが走行しています。主要駅は「矢本」駅です。

また市内には、デマンド型乗り合いタクシー「らくらく号」が運行しています。事前に利用登録、予約をすることで誰でも乗車できます。医療機関や商業施設などへの移動に便利です。

東松島市役所

東松島市役所の所在地は、東松島市矢本字上河戸36-1です。JR仙石線「矢本」駅から徒歩約10分です。

要介護認定の申請は、高齢障害支援課高齢介護係で受け付けています。

参考：東松島市役所

東松島市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

東松島市の地域包括支援センターは、3カ所設けられています（2022年4月1日現在）。

参考：東松島市「地域包括支援センターが令和3年4月から市内3施設に！」／宮城県「地域包括支援センターの一覧」

東松島市のイベント

松島基地の航空祭におけるブルーインパルスの展示飛行。（Cp9asngf - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

東松島市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「東松島夏まつり」は、例年8月に商工会館周辺で開催されるお祭りです。ブルーインパルスが上空を飛行したり、伝統のある「八鷹みこし」の練り歩きがおこなわれたりと熱気に包まれます。ステージイベントではダンスなどのパフォーマンスや物産品の販売も実施されます。

「滝山桜まつり」は、例年4月中旬頃に「滝山公園」で開催されるお祭りです。お花見を楽しむために多くの地元住民で賑わいます。お祭りでは露店が並び、地場産品の販売や特産のイチゴを無料で振る舞うイベントなどがおこなわれます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

東松島市の高齢者支援制度

東松島市で展開している高齢者支援制度をご紹介します。

高齢者等緊急通報システム貸与事業

急病などの緊急事態の際に、迅速に対応できるよう緊急通報システムを貸与する事業です。収入状況によって1,000円～1万円の自己負担金がかかります。なお、緊急通報システムの利用にかかる電話回線や電話機、電話回線使用料などは、利用者負担です。

対象者は、慢性疾患など身体上の理由から、日常生活において常時注意を必要とする方のうち以下のいずれかに該当する方です。

在宅生活を送る65歳以上の一人暮らしの高齢者
高齢者のみの世帯
40歳以上で重度の身体障がい者

参考：東松島市「高齢者等緊急通報システム貸与事業」

家族介護用品支給事業

在宅で寝たきりの高齢者や認知症の高齢者を介護する家族に対し、介護用品を購入する際に使用できる助成券を交付する事業です。助成券は月額2,500円分が交付され、市内の指定店で利用できます。助成対象となる介護用品は、紙おむつ・紙パンツ、尿とりパットなどです。

対象者は、市内在住で要介護4以上の要介護者を在宅介護している家族です。要介護者と住民基本台帳上同一世帯である場合に限ります。なお、特別養護老人ホームや老人保健施設、有料老人ホーム、ケアハウス、サービス付き高齢者向け住宅、病院などへ入所・入院している場合は対象外となります。

参考：東松島市「家族介護用品支給事業」

家族介護慰労金支給事業

在宅の要介護高齢者を、介護サービスを利用せず常時介護されている家族に対して慰労金を支給する事業です。支給金額は、要介護状態の高齢者1人あたり年間10万円です。

対象者は、市内在住で市民税非課税世帯に属しており、要介護状態の高齢者と同居し常時介護している家族です。

要介護高齢者については以下の条件すべて満たす方です。

東松島市に住所を有する在宅生活を送る方
おおむね65歳以上の高齢者
市民税非課税世帯
要介護4または5と認定された有効期間のうち、継続して1年間介護保険サービスを利用していない方

ただし、年間で1週間以内のショートステイ利用や1カ月以上の医療機関への長期入院は、1年間の算定に含まれません。

参考：東松島市「家族介護慰労金支給事業」

東松島市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

東松島市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。東松島市と隣接しているのは、石巻市、遠田郡美里町、宮城郡松島町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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