下関市の老人ホーム・介護施設について
本州最西端に位置する下関市(しものせきし)は、山口県で人口が最多の都市で、中核市および中枢中核都市に指定されています。こちらでは「下関市の高齢者の暮らし」について詳しくご紹介します。
下関市の特徴
下関市の人口は25万7,553人です。 65歳以上の高齢者の人口は9万1,598人
で、高齢化率は35.56%となっています(2021年1月1日現在)。
下関市の面積は716.10㎢です。市内のエリアは17地区に分かれています。
下関市の魅力
下関市は海に面し、緑に囲まれていて、おいしい食べものが豊富な市です。名産のフグ(下関市では「フク」と呼びます)以外にも、ウニやクジラ、アンコウ、イカといったの海産物が多くとれます。食農作物ではアスパラガス、トマト、イチゴ、ナシが名産です。
下関市民のソウルフードである「瓦そば」や、鹿肉や猪肉(ししにく)を使用したウィンナー、メンチカツが魅力です。
セカンドライフを彩るスポットが多数あります。「海峡ゆめタワー」は143mの展望タワーで、関門海峡や巌流島、対岸の九州を望めます。桜の名所として有名な「日和山(ひよりやま)公園」や広い芝生が広がる「老(おい)の山公園」は、自然を感じられる人気のスポットです。
また下関市は、源平壇ノ浦の合戦、巌流島の決闘、幕末・維新と、歴史にゆかりのある地です。「下関市立歴史博物館」「奇兵隊陣屋跡」「東行(とうぎょう)記念館」「了円寺」といった歴史的な見どころが満載です。
下関市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
下関市の主要な駅
下関市ではJR山陽本線、山陰本線、火の山ロープウェイ、山陽新幹線を利用できます。下関市の主要な駅は「下関」駅と「新下関」駅です。「下関」駅にはJR山陽本線とJR山陰本線が乗り入れています。「新下関」駅にはJR山陽本線が通っているほか、山陽新幹線の停車駅となっています。
下関市役所
下関市役所の住所は、下関市南部町1‐1です。「唐戸」バス停より徒歩2分のところです。
要介護認定の申請は、市役所2階の福祉部
介護保険課の窓口でおこないます。また市内4カ所の総合支所、12カ所の支所でも受け付けています。
総合支所
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所在地
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菊川総合支所
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下関市菊川町大字下岡枝1480-1
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豊田総合支所
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下関市豊田町大字殿敷1918-1
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豊浦総合支所
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下関市豊浦町大字川棚6895-1
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豊北総合支所
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下関市豊北町大字滝部3140-1
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支所
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所在地
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彦島支所
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下関市彦島江の浦町1丁目3-1
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王司(おうじ)支所
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下関市王司神田1丁目9-1
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長府支所
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下関市長府土居の内町1-6
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清末支所
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下関市清末陣屋5-20
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小月(おづき)支所
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下関市小月本町1丁目7-7
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王喜支所
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下関市王喜本町2丁目15-10
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吉田支所
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下関市大字吉田地方2499
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川中支所
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下関市綾羅木本町3丁目1-20
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安岡支所
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下関市安岡駅前2丁目7-1
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吉見支所
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下関市大字吉見下1533
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勝山支所
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下関市秋根南町2丁目4-33
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内日支所
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下関市大字内日下1146-5
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なお、下関市では要介護認定の郵送申請や電子申請も可能です。ただし、電子申請にはマイナンバーカードが必要となります。
参考:下関市
下関市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
下関市のイベント
下関市でおこなわれるお祭り・イベントをご紹介します。
「関門海峡花火大会」は西日本有数の花火大会です。昭和60年に一般財団法人下関21世紀協会によって始まりました。北九州市門司区側との共同開催で、国内唯一の海と県境を越えた花火大会です。合計1万5,000発の花火が関門海峡の両岸から打ち上げられ、夜空を華やかに彩ります。
「しものせき海峡まつり」は毎年5月2〜4日に開催される、関門海峡が舞台になった歴史上のできごとをしのぶお祭りです。源氏に敗れた平家に関連する「先帝祭(せんていさい)」、関門海峡の島と本土をつなぐ橋を創るために命を捧げた「おかめさん」をしのぶ「八丁浜踊り」、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘を模した「巌流島フェスティバル」といった催しが、関門海峡沿いの各地でおこなわれます。
「数方庭祭(すほうていさい)」は、仲哀(ちゅうあい)天皇の故事に由来する「天下の奇祭」ともよばれるお祭りです。20mほどののぼりや切籠(きりこ)を持って舞い踊ります。山口県の無形民俗文化財に指定され、城下町・長府を代表する祭りとして毎年たいへん賑わいます。開催期間は8月7~13日です。
老人ホームや介護施設では、施設職員と一緒であればお祭りや行事に参加できる場合もあります。下関市で開催されるイベントに参加してみたい方は、事前に施設側へ問い合わせてみましょう。
下関市の高齢者支援制度
下関市ではさまざまな高齢者支援制度を設けています。
高齢者バス等利用助成(いきいきシルバー100)
高齢者の社会参加や生きがいづくりを支援するために、主に一定期間のバス運賃を助成する制度です。
「高齢者バス乗車・渡船乗船利用助成証(いきいきシルバー100)」を提示すると、サンデン交通バス、ブルーライン交通バス、市渡船・六連島(むつれじま)航路および蓋井島(ふたおいじま)航路を1回100円(往復の場合は200円)で利用できます。前年度に交付を受けた方は申請不要です。対象者は「下関市内在住で、当該年度中に70歳以上となる方」です。
申請窓口は市役所長寿支援課支援係、各総合支所市民生活課、各支所、各サテライトオフィス、公民館です。郵送・FAXでも申し込みができます。希望する方は市報や市ホームページの情報を確認、または長寿支援課支援係へお問い合わせください。
参考:下関市「高齢者の福祉サービス」
生活支援訪問サービス
一時的に、簡単な調理や掃除、洗濯、外出支援といったサポートが受けられます。要介護・要支援認定を受けた方のほか、認定を受けていないが傷病などの影響でサポートが必要な65歳以上の在宅の方(住民税非課税世帯の方)も対象です。
利用限度は週1回、1時間までです。自己負担は200円です。申請は各地域包括支援センターで受け付けます。
参考:下関市「高齢者の福祉サービス」
日常生活用具の給付
火気の取り扱いに支障があると認められた方に、自動消火器や電磁調理器、火災警報器を給付しています。対象は、ひとり暮らしの高齢者または高齢者のみの世帯です。用具の種類によって、それぞれ金額に上限があります。
参考:下関市「高齢者の福祉サービス」
下関市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
下関市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。下関市と隣接しているのは、長門市、美祢市、山陽小野田市です。また、関門海峡を挟んで福岡県北九州市とも隣接しています。