山陽小野田市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームいつは」、「グループホーム　野の花」、「グループホーム　ねたろう」をはじめとした、山口県/山陽小野田市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は9件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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山陽小野田市の老人ホーム・介護施設について

山陽小野田市は、山口県の南西部に位置している自治体です。今回は「山陽小野田市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

山陽小野田市の特徴

市役所（ja:User:Sanjo - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

山陽小野田市の人口は、6万1,565人です。65歳以上の高齢者人口は2万1,071人、高齢化率は34.23％となっています（2021年1月1日末現在）。面積は133.09㎢です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／山陽小野田市「市の概要」

山陽小野田市の魅力

山陽小野田市内には山陽自動車道や山陽新幹線が、さらに隣接する宇部市には山口宇部空港があり、県内外からのアクセスに優れています。山陽小野田市は瀬戸内海式気候で「年間を通じて温暖で、降水量が少ないこと」が魅力です。利便性と気候に優れ、住みやすい環境です。

また山陽小野田市は自然に恵まれています。江汐湖（えじおこ）を含む「江汐公園」には湖と森が広がっています。「きららビーチ焼野」は「日本の夕陽100選」に選ばれた名勝地です。潮風を感じながら夕日を眺められます。

山陽小野田市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

山陽小野田市の主要な駅

山陽野田市には、JR山陽本線・小野田線・美祢（みね）線・山陽新幹線が走行しています。

主要な駅は「厚狭（あさ）」駅です。JR山陽本線・美祢線・山陽新幹線が乗り入れています。山口県内や隣県だけでなく、博多や新大阪方面のアクセスに便利です。

山陽小野田市役所

市役所は、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りなどさまざまな手続きをするための窓口が設置されています。そのため、年齢問わず多くの人が利用する場所となっています。

山陽小野田市役所の所在地は、山陽小野田市日の出1丁目1-1です。「市役所前」バス停から徒歩約3分で到着します。

要介護認定の申請先は、高齢福祉課（1階7番窓口）です。また山陽総合事務所（1階2番窓口）、埴生（はぶ）支所でも受け付けています。

参考：山陽小野田市

山陽小野田市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

山陽小野田市内には1カ所の地域包括支援センターがあります。そのほか、5カ所のサブセンターが設置されています。

参考：山陽小野田市「地域包括支援センターをご存知ですか？」

山陽小野田市のイベント

山陽小野田市で開催されている恒例の伝統行事やイベントをご紹介します。

「厚狭秋まつり」は、毎年11月に厚狭駅前商店街で開催されるお祭りです。なかでも市指定無形民俗文化財となっている「古式行事」では、大名行列が「アーヨイセー、アーヨイヤサノサー、アーコレワイサノサー」という独特の掛け声と一緒に歩きながら踊ります。

「埴生祇園祭」は、毎年7月に埴生糸根神社境内で開催される祭事です。神輿（みこし）や寝太郎太鼓、エイサー踊りなど、地域の伝統行事がおこなわれます。

老人ホームや介護施設によっては、外出レクリエーションとして地域のお祭りに参加することがあります。気になる方は入居前に施設の職員に聞いてみるといいでしょう。

山陽小野田市の高齢者支援制度

山陽小野田市が提供している高齢者支援制度をご紹介します。

安心相談ナースホン（緊急通報システム）の貸出

山陽小野田市では、在宅の高齢者に対し緊急通報装置を貸し出しています。急病や事故などの緊急事態に陥った際に、迅速な対応が可能です。

利用者が手元にある緊急通報装置を押すと、あんしんセンターへとつながる仕組みです。あんしんセンターでは、24時間365日にわたって看護師が対応しています。通報を受けると、常駐している看護師が消防局や高齢者の親族へ連絡します。

対象者は以下のとおりです。

一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯
一人暮らしの障害者（障害者手帳の交付を受け付けている方）や障害者のみの世帯
※日中独居の高齢者、障害者も対象となります。

参考：山陽小野田市「安心相談ナースホン（緊急通報システム）の貸出」「安心相談ナースホン（緊急通報システム）」

あんしんキット（医療情報キット）の配布

あんしんキットとは、かかりつけ医療機関や緊急時の連絡先などを記入した用紙を保管する容器です。容器は自宅の冷蔵庫で保管して、玄関の内側と冷蔵庫の扉に容器の保管場所を知らせる表示を貼ります。怪我や病気の際に救急隊がすぐに連絡先・かかりつけ医などを把握でき、素早く適切な処置ができます。

対象者は以下のとおりです。希望する方には無料で配布しています。

65歳以上の方
障がいのある方
その他、設置を希望される方

参考：山陽小野田市「あんしんキット（医療情報キット）の配布」「あんしんキットを配布しています」

紙おむつ等の支給

自宅で寝たきりの高齢者などを介護している同居家族に介護用品を支給する制度です。紙おむつのほか、尿取りパットやおしり拭き、防水シーツなどを購入する際に利用できる助成券が支給されます。助成金額の上限は月額6,000円です。

対象者は「要介護4以上の寝たきり高齢者などで市民税非課税世帯に属する方を、自宅で介護している同居の家族」です。なお、要介護3以下でも対象となる場合がありますので山陽小野田市役所の高齢福祉課までお問い合わせください。

参考：山陽小野田市「紙おむつ等の支給」

山陽小野田市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

山陽小野田市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。山陽小野田市は、宇部市、下関市、美祢市に隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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