宇部市の総人口は16万2,615人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は5万4,290人となっており、高齢化率は33.4%と高い数値になっています(2021年4月1日現在)。
宇部市の面積は、286.65㎢となっています。日常生活圏域として、以下の表のように、大きく6つのエリアに分けられ、中部、東部、南部の順に人口が多いです。
宇部市の魅力
宇部市は瀬戸内海に面しており、山の幸、海の幸ともに豊富で、多くの特産品があります。ナス、キュウリ、キャベツといった野菜や、ガザミ(ワタリガニ)、クルマエビをはじめとした海産物が名産です。また宇部市はお茶の産地として有名で、主に小野地区で生産されています。
「ときわ公園」は宇部市を代表する観光スポットです。東京ドーム40個分の広大な敷地には動物園や遊園地、カルチャーホールが併設されています。園内には3,500本のサクラや8万本のハナショウブ、アジサイ、ツツジが咲き、四季を楽しめます。「日本の都市公園100選」「さくら名所100選」「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれている美しい公園です。
宇部市には温泉があり、厚東地区の「持世寺(じせいじ)温泉」や、万倉地区の「くすくすの湯」があります。「くすくすの湯」では、源泉かけ流しの湯が楽しめ、露天風呂やサウナのほか家族風呂があります。家族風呂はバリアフリーなので、介護が必要な方が介助者と一緒に使えます。
参考:宇部市「宇部市の特産品」「楽しむ(施設・イベント・グリーンツーリズム)」/宇部市ときわ公園企画課「ときわ公園とは」
宇部市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
宇部市の主要な駅
宇部市内では、JR西日本山陽本線、小野田線、宇部線が走行しています。主要な駅は「宇部新川」駅です。宇部線を利用でき、宇部市の中心市街地にあります。なお「宇部」駅は市の名前が入っていますが、郊外にある駅です。
山口県の宇部市役所
宇部市役所の所在地は、宇部市常盤町1丁目7-1です。JR宇部線「琴芝」駅より徒歩10分、「市役所前」バス停からはすぐ着きます。要介護認定の際は高齢者総合支援課で受け付けています。
参考:宇部市役所
宇部市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
宇部市のイベント
宇部市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。
「TOKIWAファンタジア」は、毎年11月~1月にときわ公園で開催されるイベントです。光と音楽によるイルミネーションショーやイルミネーションコンテストが開催され、ときわ公園が幻想的な光の世界に包まれます。
期間中は遊園地の夜間営業や温かいフード・ドリンクが楽しめるクリスマスカフェが登場します。週末には、ステージイベントやマーケットが並び、幅広い世代で楽しめます。
「宇部市八十八夜お茶まつり」は、5月に開催されるイベントです。お茶に対する理解と認識を深めてもらうために開催されます。藤河内茶園(ふじごうちちゃえん)での茶摘み体験のほか、新茶や野菜、特産品の販売がおこなわれます。メイン会場は「アクトビレッジおの」です。無料駐車場があるほか、茶摘み会場までは無料シャトルバスが利用でき便利です。
「宇部市花火大会」は、毎年7月第4土曜日に宇部港周辺で開催される単独開催としては山口県内最大の花火大会です。花火の打ち上げとバックに流れる音楽をコンピュータを使ってシンクロさせる「音楽花火」が見所です。夏の夜空を鮮やかに彩ります。
宇部市の高齢者支援制度
宇部市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
高齢者バス優待乗車証
高齢者バス優待乗車証を提示することで、宇部市営バスの全路線や小野きずな号に100円で乗車できます。対象者は、70歳以上の宇部市民となります。利用するのに申請の必要はなく、対象者には70歳に達する前月末ごろに市からバス券が送られてきます。
参考:宇部市「高齢者バス優待乗車証」
おむつ代助成制度
「おむつ代助成制度」は在宅高齢者のおむつ代を助成し、介護者の経済的負担を軽減する制度です。おむつの購入にかかる費用を、上期(4~9月)と下期(10~3月)ごとに1人につき6万円を上限として助成します。
対象者は以下の4つの要件にすべて当てはまる方です。
- 宇部市に住民票がある方
- 在宅で生活をおくられている65歳以上の寝たきりの高齢者又は認知症によりおむつが必要な高齢者
- 市民税が非課税の世帯
- 生活保護法の被保護者でないこと
引用:宇部市「おむつ代助成制度」
配食サービス
宇部市では高齢者に対する「配食サービス」を推進しています。高齢者の安否確認を目的とした「配食見守り支援」と栄養改善を目的とした「栄養改善配食」の2種類があります。
「配食見守り支援」は、1日1食を上限とし昼食や夕食を手渡しで届け、同時に安否確認をおこなうものです。
原則以下の条件をすべて満たした方が対象となります。
- 高齢者のみの世帯
- 安否確認が1日1回必要
- 1人で買い物へ行けない
- 身体的、認知的な問題により調理できない
- 近くに見守りや支援をしてくれる家族がいない
「栄養改善配食」は、栄養士による指導や支援をおこない、栄養士が作成した栄養改善プランをベースにして食事を提供します。1日2食を上限とし、原則6カ月まで利用できます。必要性が認められる場合は、最大12カ月まで利用可能です。対象者は「要支援1、2もしくは事業対象者」「低栄養状態である(BMIが18.5未満かつ6カ月間で2~3キログラム以上の体重減少あり)」の2点を満たす方です。
「配食見守り支援」「栄養改善配食」ともに、1食400円で利用できます。
参考:宇部市「配食サービス」
宇部市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
宇部市で、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。宇部市は山口市、山陽小野田市、美祢市に隣接しています。