山形県は東北地方の日本海側にあり、山・川・海というさまざまな自然に囲まれた県です。また、自然公園、温泉地など数多く、自然や文化と寄り添う暮らしを実現できます。こちらでは、山形県内で老人ホーム・介護施設をお探しのみなさまへ、「山形県での高齢者の暮らし」のポイントをご紹介します。
山形県の総人口は106万4,954人です。65歳以上の高齢者人口は36万590人であり、高齢化率は36.3%と比較的高めです(2020年10月現在)。
また、市町村別の人口を見てみると山形市が24万6,559人と最も多く、鶴岡市、酒田市が続きます(2021年6月現在)。
山形県には13の市と19の町、3つの村があります。県内は以下の表のように大きく4つのエリアに区分できます。
山形県の魅力
山形県は東北地方の南西部に位置し、全国第9位の総面積です。県境に奥羽山脈が走っており、さらに中央には内陸部と沿岸部を分けるように出羽山地や朝日山地が南北に延びています。
気候は内陸部と沿岸部で異なり、沿岸部は高温多湿で冬には北西からの季節風が吹きます。内陸部は1日の最高気温と最低気温の差が大きいという特徴があります。また山形県は食の特産品が豊富。サクランボやメロンなどのフルーツ、牛肉、米などが特産品として有名です。
山形県の主要な駅・区役所・地域包括支援センター
山形県の駅・区役所・地域包括センターについてご紹介します。
山形県の主要な駅
山形県には東京~山形・新庄間を結ぶ山形新幹線が走行しています。「米沢」駅や「山形」駅、「天童」駅、「新庄」駅など県内の主要駅に停まり、他県からのアクセスも良好です。さらに奥羽本線や仙山線、米坂線など複数の路線が県内を走っています。
山形市・鶴岡市・酒田市の市役所
山形県には35カ所の市町村があります。ここでは特に人口が多い山形市・鶴岡市・酒田市の役所の住所、アクセス、要介護認定の申請先についてご紹介します。
市役所名
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所在地・アクセス・ホームページ
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山形市役所
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- 所在地:山形市旅篭町2丁目3-25
- アクセス:山交バス「山形市役所前」バス停の目の前
- 要介護認定の申請窓口:市役所2階介護保険課26番窓口
- ホームページ:山形市
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鶴岡市役所
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- 所在地:鶴岡市馬場町9-25
- アクセス:庄内交通「鶴岡市役所前」バス停の目の前
- 要介護認定の申請窓口:本館1階 長寿介護課窓口
- ホームページ:鶴岡市
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酒田市役所
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- 所在地:酒田市本町2丁目2-45
- アクセス:酒田湯野浜線「本町荘内銀行前」バス停の目の前
- 要介護認定の申請窓口:1階 介護保険課14番窓口(※各総合支所地域振興課でも申請可能)
- ホームページ:酒田市
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山形県の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
山形県のイベント
花笠まつり(Wikipediaより)
山形県内で毎年恒例となっているお祭りをご紹介します。
「山形花笠まつり」は8月5日~7日の3日間に開催され、山形県を代表するお祭りとして夏の風物詩になっています。花笠を持って踊りながら約1.2kmのコースを練り歩く姿は、とても華やかで町全体が明るい雰囲気に包まれます。
「新庄まつり」は260余年の歴史を持ち、2016年には「日本の山・鉾・屋台行事(新庄まつりの山車行事を含む全国33件)」として、ユネスコ無形文化遺産として登録。毎年8月24日~26日に開催され、新庄藩の武士に扮した200名の神輿渡御行列が見られます。
最終日には商店街に華やかな飾り山車が数多く展示されます。
「おばなざわ花笠まつり」は県内の夏祭りの最後を飾るお祭りで、毎年8月27・28日に開催されます。3,000人もの踊り手が豪快華麗な伝統踊りを披露。街中が花笠一色になります。
山形県の高齢者支援制度
山形県が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
住民主体の通いの場・いきいき百歳体操(山形市)
山形市では「住民主体の通いの場」という場所を設け、介護予防につながる運動(いきいき百歳体操など)をおこなっています。足腰の衰えを防いだり、仲間を作って楽しい時間を過ごしたり、心身共に健康を維持できます。年に数回、体力測定も実施します。
参考:山形市「住民主体の通いの場・いきいき百歳体操」
SOS見守りネットワーク「ほっと安心」つるおか(鶴岡市)
鶴岡市では認知症の人が道に迷ってしまい、自宅の場所がわからなくなったときでもすぐに対応できるよう、あらかじめ認知症の人の情報を警察署に登録する取り組みを実施しています。
さらに2020年8月から新しい取り組みとして見守りシール「どこシル伝言板」を開始。これは、認知症の人の服や持ち物に位置情報・保護したときの注意点などを読み込めるQRコードを印字したシールを貼り、行方不明になった人を早期発見・早期保護する取り組みです。
参考:鶴岡市「SOS見守りネットワーク「ほっと安心」つるおか」
ほっとふくし券(酒田市)
「ほっとふくし券」は、在宅介護の経済的負担を少しでも軽減する目的で作られたサービス券です。一般用、ストレッチャー車専用券、訪問理容・美容サービス専門券、寝具洗濯乾燥消毒サービス専用券の4種類が交付されています。
一般用のほっとふくし券は、酒田市が指定した福祉サービスの利用者負担や福祉用品の購入費用の一部に使用できます。要介護度、申請時期によって交付金額は変わるものの、年1万~3万円分のほっとふくし券が受け取れます。
参考:酒田市「ほっとふくし券」
山形県で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。山形県は新潟県、宮城県、秋田県、福島県の4県と隣接しています。