酒田市の人口は10万172人です。65歳以上の高齢者人口は3万6,006人で、高齢化率は35.94%になっています(2021年1月1日現在)。
酒田市の魅力
酒田市は、米どころである庄内平野を流れる最上川の港町として発展してきました。市内には、商業で栄えてきたことを示す旧跡が数多くあります。1893年に立てられ、当時の米の流通を今に伝える「山居倉庫」、日本海の海運に大きな役割を果たした廻船問屋「鐙屋(あぶみや)」の建物である「旧鐙屋」が代表的です。
また、日本海に面する酒田市は、四季を通じて豊かな海の幸に恵まれています。春になると川を遡上(そじょう)する「サクラマス」、夏に旬を迎える「岩ガキ」、秋には「マダイ」、冬には「寒鱈(かんだら)」「トラフグ」と、さまざまな海産物が水揚げされます。
酒田市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
酒田市の主要な駅
酒田市には、JR羽越(うえつ)本線が走っています。羽越本線は新潟県と秋田県を結ぶ路線です。酒田市の主要な駅は「酒田」駅です。
また電車のほか、公共交通機関として「るんるんバス」や「ぐるっとバス」「平田るんるんバス」といったバス路線網が充実しています。
酒田市役所
高齢者にとって市役所は、要介護認定の申請や行政サービスの申し込み、住民票の受け取りといった用事で利用します。
酒田市役所の所在地は、酒田市本町2丁目2-45です。路線バスの「酒田市役所前」バス停からすぐです。
酒田市で要介護認定を受ける際は、介護保険課
介護認定係(1階14番窓口)、または八幡、松山、平田の各総合支所の市民福祉課市民係、および地域包括支援センターで申請できます。
参考:酒田市役所
酒田市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
酒田市のイベント
酒田市で、毎年恒例になっているお祭りやイベントをご紹介します。
「酒田まつり」は、毎年5月19日から21日の3日間にわたって開催されます。日枝神社でおこなわれる、400年以上の歴史を持つお祭りです。巨大な山鉾(やまほこ)や山車(だし)の行列が見どころとなっています。
「酒田花火ショー」は、毎年8月の第1土曜日に最上川河口の河川敷で開催される花火大会です。2kmにおよぶ空中ナイヤガラや水上スターマインといった、見ごたえのある花火が満喫できます。また、大型スピーカーから流れる音楽と花火とのコラボレーションを楽しめます。
老人ホームや介護施設によっては、地域のお祭りやイベントに職員と一緒に参加することがあります。気になる方は、どのようなイベントに参加できるか、入居前に各施設で職員に尋ねてみるといいでしょう。
酒田市の高齢者支援制度
酒田市が展開している高齢者の支援制度をご紹介します。
やさしいまちづくり除雪援助事業
やさしいまちづくり除雪援助事業は、豪雪が降っても安心して生活できるように、地域ボランティアが生活通路の除雪をする事業です。除雪車が出動する程度の降雪があった日に対応してくれます。
ほっとふくし券(鍼・灸・マッサージ等利用助成券)
酒田市では、在宅介護の経済的な負担の軽減や介護予防といった目的で、いくつかの種類のほっとふくし券を交付しています。なかでも、要介護度にかかわらず鍼・灸・マッサージの利用料を助成してくれるのが鍼・灸・マッサージ等利用助成券です。
施術1回につき1,000円で、1人あたり年間6回まで利用できます。ただし10月1日以降の申請については3回までとなります。対象者は「市内に住所がある満70歳以上の方」です。
参考:酒田市「元気な高齢者の方へ
自主的な介護予防への支援」
軽度生活援助事業
軽度生活援助事業は、家の掃除やゴミ出し、灯油つめ、買い物、除雪といった1時間以内で終わる作業を援助してくれる制度です。自己負担額は、援助の時間が30分以内なら120円、30分から1時間の場合は240円となっています。
対象者は「在宅で日常生活を送るうえで支援が必要な、おおむね65歳以上の単身世帯、高齢者のみの世帯」です。
参考:酒田市「高齢者の方への生活支援」
酒田市で見つからない場合は周辺のエリアで探してみる
酒田市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。酒田市は、鶴岡市、東田川郡庄内町・三川町、最上郡真室川町・鮭川村・戸沢村、 飽海郡遊佐町、秋田県由利本荘市と隣接しています。