天童市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「久遠の家」をはじめとした、山形県/天童市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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天童市の老人ホーム・介護施設について

天童市は、山形県のほぼ中央に位置する市です。県庁所在地の山形市と、東北最大の都市である宮城県仙台市に隣接しています。こちらでは「天童市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

天童市の特徴

2006年8月撮影（Broad-Sky in Japan - Taken by the Author who is Broad-Sky, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

天童市の人口は6万1,908人です。そのうち、65歳以上の高齢者人口は1万8,564人で、高齢化率は29.99％となっています。天童市の面積は113.02㎢です。天童市は以下の11の地区に大きく分けられます。

天童、成生（なりう）、蔵増（くらぞう）、寺津、津山、田麦野（たむぎの）、山口、高擶（たかだま）、長岡、干布（ほしぬの）、荒谷参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／天童市「第二次天童市環境基本計画」

天童市の魅力

天童市は山形県内で最も小さい市です。病院やショッピングモールといった生活に必要な施設が密集し、生活しやすい環境が整っています。また市内北部では国道13号と48号が交わっているほか、山形空港から天童市内まで車で約10分と交通の便に恵まれています。

天童市は、ラ・フランスの生産量が全国トップクラスです。「フルーツのまち」としてサクランボやブドウ、リンゴ、モモといった多彩なフルーツの生産に取り組んでいます。四季折々の旬の味覚を楽しめることが魅力です。

他にも舞鶴山の北に位置する天童温泉は、山形県観光の宿泊場所として発展を遂げてきました。天童温泉の湯は神経痛や冷え性、疲労回復をはじめとする幅広い効能があります。温泉街には気軽に立ち寄れる足湯のほか、和風の旅館やホテルといったさまざまな形態の宿があり、風情ある街歩きを楽しめます。

また、天童市は日本一の将棋駒の産地です。全国の約9割以上のシェアを占めるといわれ、将棋は市のシンボルとなっています。将棋にちなんだイベントが多数あるほか、街中ではさまざまな将棋のオブジェが見られます。

天童市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

天童市の主要な駅

天童市では、JR山形新幹線・奥羽本線が走っています。主要な駅は「天童」駅です。「天童」駅からは山形新幹線で「東京」駅に行き来できるほか、奥羽本線を使うと「仙台」駅にアクセスできます。

また天童市内では「天童市営バス」が運行しており、県内外の移動に便利です。

天童市役所

天童市役所の所在地は、天童市老野森1丁目1-1です。「天童」駅から徒歩13分で到着します。バスを利用する場合は「天童市役所口」バス停から徒歩5分で着きます。

要介護認定の申請は、健康福祉部保険給付課で受け付けています。

参考：天童市役所

天童市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

天童市の地域包括支援センターは2カ所です。また地域の身近な相談窓口として「在宅介護支援センター」が3カ所設置されています。

参考：天童市「地域包括支援センター」

天童市のイベント

2006年の人間将棋（4月22日、千葉涼子女流王将対甲斐智美女流初段）（コンピュータが読み取れる情報は提供されていませんが、Tamago915だと推定されます（著作権の主張に基づく） - コンピュータが読み取れる情報は提供されていませんが、投稿者自身による著作物だと推定されます（著作権の主張に基づく）, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

天童市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「天童桜まつり」は、例年4月初旬～5月初旬にかけて天童公園で開催されるイベントです。期間中に開催される「人間将棋」は、天童市の春の風物詩として有名です。鎧や甲冑（かっちゅう）に身を包んだ武者や着物姿の人が巨大な将棋盤の上で駒となり、プロ棋士による試合を展開します。他にも「子ども将棋大会」「天童百面指し」「しだれ桜まつり」といったさまざまな行事が、市内各所で催されます。

「天童夏まつり」は、例年8月の2日間にわたり天童温泉街で開催される行事です。山形県の郷土芸能である花笠踊りや天童花駒おどり、将棋みこしパレードといったさまざまな催しを鑑賞できます。このほかストリートダンスやフラダンスなどのステージショーが開かれます。

「天童高原スノーパークフェスタ」は、例年2月初旬に天童高原スキー場特設会場で開催されるイベントです。チューブスライダーやモービルソリといった雪遊びが無料で楽しめます。売店コーナーでは、山形県名物の肉そばや玉こんにゃくといった温かいグルメの屋台が出店します。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

天童市の高齢者支援制度

天童市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者移動サービス

高齢者の方が介護タクシーなどを使って外出する際の送迎費を助成するサービスです。ただし、対象は自宅と医療機関および福祉サービスを提供している場所との送迎に限ります。

1枚1,000円の助成券を年間72枚まで発行します。1回の助成上限額は6,000円です。なお、利用料金が1,000円以上の場合のみ助成券を利用できます。

対象者は「在宅で生活する要介護3～5の方」「リフト付き車両、ストレッチャー装着ワゴン車など以外での移動が難しい方」の2点を満たす方です。ただし「下肢や体幹および移動機能の障がいによって、身体障害者手帳1級・2級の交付を受けている方」や「福祉タクシー券の交付を受けている方」は対象外となります。

参考：天童市「高齢者福祉・在宅支援サービス」

緊急通報装置の設置

緊急時にボタン一つで外部に通報できる緊急通報装置の貸し出しと設置をしています。機器を通じたサービス内容は以下の表の通りです。

サービス名	サービス内容
緊急時対応	緊急時に緊急通報装置本体や携帯型機器のボタンを押すと、コールセンターにつながります。状況に応じて、警備員の駆けつけや救急搬送の手配、親族などへの連絡をします。
安否確認センサーによる自動安否確認（希望者のみ）	自宅での動きを検知し、動いた回数が一定数に満たない場合に、「異常事態」と判断し、自動で通報するシステムです。
相談対応	緊急通報装置の「相談」ボタンを押すと、受信センサーの看護師に健康状態や服薬状況などについて相談できます。相談は24時間受け付けています。

設置する機器は、固定型機器または携帯型機器です。固定型機器は自宅に固定電話がある方のみ利用でき、安否確認センサーも併用できます。携帯型機器は固定電話が無い方も利用可能です。ただし自宅の敷地内でのみ使用でき、外には持ち出せません。

利用料は無料です。なお、安否確認センサーを併用する場合は月額550円がかかります。

対象となるのは、65歳以上の一人暮らしの方または65歳以上の方のみで構成される世帯です。

参考：天童市「高齢者福祉・在宅支援サービス」

見守り配食

高齢者の方の自宅まで栄養バランスの整った弁当を配達するサービスです。配達の際にあわせて安否確認をおこないます。月・水・金曜日の昼食のなかから、配達希望日と回数を選択できます。1食あたりの利用料金は、ご飯とおかずの場合が300円、おかずのみの場合は200円です。

対象となるのは、65歳以上のひとり暮らしの方や65歳以上の方のみの世帯で、安否確認や食事の確保が必要な方です。ただし、原則として二世帯住宅や同じ敷地内に親族が暮らしている方は利用できません。

参考：天童市「高齢者福祉・在宅支援サービス」

天童市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

天童市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。天童市と隣接しているのは、山形市、東根市、寒河江市、東村山郡中山町、西村山郡河北町です。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。