中新川郡立山町のグループホーム

介護のほんねでは、「ケアホーム立山あいの風」、「福来老」、「福来老・米沢」をはじめとした、富山県/中新川郡立山町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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中新川郡立山町の老人ホーム・介護施設について

中新川郡立山町は、立山黒部アルペンルートの玄関口として、北アルプスを望む自然豊かな町です。こちらでは「中新川郡立山町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

中新川郡立山町の特徴

立山町役場（Hirorinmasa - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

中新川郡立山町の人口は2万5,174人です。65歳以上の高齢者人口は8,472人で、高齢化率は33.65%です。

中新川郡立山町の面積は307.29㎢です。大きくエリア分けすると、北部の平坦地エリア、東部の東谷エリア、河岸段丘の上段エリア、中山間の立山エリアの4つになります。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

中新川郡立山町の魅力

中新川郡立山町の西部には平坦地が広がり、東部は山岳地帯となっています。標高差があるため、降雪量は地域によって異なります。

中新川郡立山町の魅力は、標高3,000m級の山々が連なる立山エリアです。1,300年ほど前から山岳信仰があり、富士山、白山と並ぶ「日本三霊山のひとつ」として知られています。標高2,450mの「立山室堂」までは、バスやロープウェイなどを使えます。

立山には「落差日本一の大瀑布」とされる「称名滝（しょうみょうだき）」があり、国の名勝・天然記念物に指定されています。また、ラムサール条約に認定され国際的にも貴重な湿原とされる弥陀ヶ原高原、2012年に国内初の氷河と認定された「立山御前沢雪渓・剱岳三ノ窓雪渓・小窓雪渓」があります。

中新川郡立山町には山麓の清純な水と恵まれた自然から生まれた特産品もたくさんあり「立山ブランド」として取り扱っています。東谷エリアの棚田で生産されている「立山のちから米」や、立山町産のそば粉を100％使用した「立山三六そば」、430年以上の歴史がある「越中瀬戸焼」などさまざまです。

中新川郡立山町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

中新川郡立山町の主要な駅

中新川郡立山町には富山地鉄本線・立山線・上滝線が通っています。主要駅は「立山」駅です。富山地鉄立山線を利用して、寺田方面へアクセスできます。

中新川郡立山町ではバスも運行しています。富山地方鉄道が運営する路線バスのほか、町営バスが利用可能。町営バスの料金はどの路線も同じで、65歳以上の方は1乗車200円で利用できます。

立山町役場

立山町役場の所在地は、中新川郡立山町前沢2440です。立山線「五百石」駅から徒歩約3分で到着できます。

要介護認定の申請は、立山町役場健康福祉課で受け付けています。

参考：立山町役場

中新川郡立山町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

中新川郡立山町では、地域包括支援センターが1カ所設置されています（2021年6月1日現在）。

参考：中新川郡立山町「地域包括支援センター」

中新川郡立山町のイベント

中新川郡立山町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「芦峅雄山神社（あしくらおやまじんじゃ）例大祭」は、例年7月25日・26日に、芦峅雄山神社と芦峅寺集落で開催されるお祭りです。町の無形民俗文化財に指定されています。集落の大通りでは、加賀藩主・前田家から寄進された2基の神輿が巡る姿が見られます。

「日中（にっちゅう）日置神社神輿練り」は、例年10月12日に、日置神社と地区全域で開催されるお祭りです。五穀豊穣と氏子の繁栄・長寿を祈念し、「バチ」と呼ばれる露払いに続いて神輿が集落の家々を練り歩きます。すべての家を巡った神輿は神社へと戻り、境内で燃え盛る火の中を駆け抜ける火渡りの神事をおこないます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

中新川郡立山町の高齢者支援制度

中新川郡立山町が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

配食サービス

在宅で調理するのが難しい高齢者のために、昼食弁当の費用を一部助成し、安否確認を併せておこないます。予算は1食あたり100円補助します。対象となるのは、所得税非課税世帯で以下の条件に当てはまる方です。

65歳以上の一人暮らしの高齢者
65歳以上の高齢者のみの世帯
身体障害者

お問い合わせは、立山町役場健康福祉課（介護予防係）で受け付けています。

参考：中新川郡立山町「在宅福祉サービス」

寝具乾燥・丸洗いサービス

自分で布団を干すのが難しい一人暮らしの高齢者や要介護認定を受けている高齢者のために、寝具の丸洗いと乾燥をおこなうサービスです。利用料は無料です。対象となる方、利用できる回数は以下の通りです。

対象者	利用できる内容・回数
一人暮らしの高齢者	乾燥：年2回まで
要介護4・5の高齢者等	丸洗い・乾燥：年1回まで

お問い合わせは、立山町役場健康福祉課社会福祉係で受け付けています。

参考：中新川郡立山町「在宅福祉サービス」

おむつ購入助成券の支給

在宅で介護をしている方の経済的負担を軽減するために、おむつ購入助成券を支給する事業です。支給される助成券の金額は以下の通りです。また、対象となるのは表の条件に当てはまる方で、常時おむつを必要としている方です。

支給額	対象となる方
月額2,000円	要介護3および身体障害者手帳で下肢・体幹1級の方
月額4,000円	要介護4以上の方

お問い合わせは、立山町役場健康福祉課介護予防係で受け付けています。

参考：中新川郡立山町「在宅福祉サービス」

中新川郡立山町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

中新川郡立山町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。中新川郡立山町は、富山市、黒部市、中新川郡上市町・中新川郡舟橋村、長野県大町市と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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