滑川市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「フールケア滑川」、「となりのアンジュ」、「さーびすあぱーと花菖蒲」をはじめとした、富山県/滑川市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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滑川市の老人ホーム・介護施設について

滑川（なめりかわ）市は、富山県の東部に位置している市です。富山湾に面しています。こちらでは「滑川市での高齢者の暮らし」について詳しくご紹介します。

滑川市の特徴

滑川市役所（Hirorinmasa - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

滑川市の人口は3万3,102人です。65歳以上の高齢者人口は9,819人で、高齢化率は29.66%となっています。滑川市の面積は54.62㎢で、市内は滑川東地区、滑川西地区、浜加積（はまかづみ）地区、早月加積（はやつきかづみ）地区、北加積地区、東加積地区、中加積地区、西加積地区、山加積地区の9つのエリアに分かれます。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

滑川市の魅力

滑川市はかつて、北陸街道の宿場町として栄えていました。近年は大型企業が立地していることから、工業都市として発展を遂げています。

滑川市の魅力は、美しい景色を楽しめることです。標高3,000m級の立山連峰（たてやまれんぽう）がそびえています。「市民交流プラザ屋上展望台」は、立山連峰や富山湾の美しい景色を堪能できるほか、天気の良い日は、能登（のと）半島まで眺められるスポットです。また「行田（ぎょうでん）公園」では6月になると、88種類・約4万本の花菖蒲（はなしょうぶ）が咲きます。

また滑川市は、世界的にも有名なホタルイカの生息地です。ホタルイカが群れをなして泳ぐ海面は、特別天然記念物に指定されています。ホタルイカの生態や自然環境を学べる、「ほたるいかミュージアム」も存在します。

ホタルイカだけでなく、ベニズワイガニ、甘エビ、バイ貝も滑川市の特産品です。イカを細かく裂いて食塩水に漬け込んだ後、イカスミと内臓を混ぜて熟成させた黒作りという料理で食べます。そのほか農業もおこなわれています。コシヒカリ、リンゴ、海洋深層水トマト、サトイモ、かずみ野健康茶が滑川市の特産品です。

滑川市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

滑川市の主要な駅

滑川市には、JR北陸本線、富山地鉄本線、あいの風とやま鉄道が通っています。主要駅は「滑川」駅です。富山地鉄本線を使うと電鉄富山方面や宇奈月（うなづき）温泉方面、あいの風とやま鉄道では倶利伽羅（くりから）方面や市振（いちぶり）方面にアクセスできます。

また、滑川市ではコミュニティバス「のるmy car（マイカー）」が運行しています。コミュニティバスの路線は「滑川駅前」と「市民交流プラザ・エール前」を起点とした7路線です。買い物や通院、観光などさまざまな用途で利用できます。

滑川市役所

滑川市役所の所在地は、滑川市寺家町104です。「滑川市役所前」バス停から徒歩4分で到着します。要介護認定の申請は、福祉介護課で受け付けています。

参考：滑川市役所

滑川市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

滑川市の地域包括支援センターは1カ所です（2022年3月29日現在）。電話や面接による相談のほか、Zoomによるオンライン相談も実施しています。

参考：滑川市「地域包括支援センター」

滑川市のイベント

富山県滑川市・道の駅ウェーブパークなめりかわ内「ほたるいかミュージアム」（tail_furry - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

滑川市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「春のホタルイカ祭り」は、例年4月下旬に「ほたるいかミュージアム」周辺で開催されるイベントです。天ぷらやボイルなどで旬のホタルイカを堪能できます。ほかに「ホタルイカの大食いコンテスト」や「ホタルイカすくい」を楽しめるイベントです。

「ふるさと龍宮まつり」は、毎年7月中旬の2日間に「ほたるいかミュージアム」周辺で開催されているお祭りです。1日目の夜は、伝統芸能の「新川古代神（にいかわこだいじん）」の街流し」がおこなわれます。2日目の夜には、県内最大級の「正三尺玉（しょうさんしゃくだま）」を打ち上げる「海上花火大会」が催されます。

「ベトナム・ランタンまつりinなめりかわ」は、例年8月に「旧宮崎酒造」周辺で開催されるイベントです。300個の色鮮やかなランタンが飾られます。瀬羽町の街並みがベトナムの世界遺産である港町「ホイアン」に似ていることがきっかけで始まったお祭りです。会場ではベトナム料理や、滑川市のソウルフードの「どんどん焼き」の屋台、またベトナム雑貨ショップが並びます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

滑川市の高齢者支援制度

滑川市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

配食サービス事業

食事の調理が難しい高齢者の方に対し、1日1回の食事の配送および安否確認をおこなうサービスです。このサービスを利用できるのは、月～土曜日までの昼食です。料金は、主食（ごはん）が150円、副食（おかず）が350円、主食と副食のセットが500円です。

対象となるのは、おおむね65歳以上の見守りが必要な高齢者の方で、以下のいずれかに該当する方です。

一人暮らしの方、または日中は一人暮らしとなる方
高齢者のみの世帯の方

なお、デイサービスや訪問介護など利用している介護サービスの内容によっては利用できない場合があります。

参考：滑川市「在宅高齢者の方への生活支援」

緊急通報装置設置事業

緊急時に迅速・適切な対応ができるよう、在宅生活の高齢者などに対して、緊急通報装置を貸与する事業です。緊急時にあらかじめ登録した親族などに連絡ができます。委託業者は、「ALSOK あんしんケアサポート株式会社」「富山県綜合警備保障株式会社」「株式会社立山システム研究所」から選べます。利用料金は月400円です。

対象となるのは、「市内に住所があること」「専門機関で必要性が認められていること」の2点を満たしており、以下のいずれかに該当する方です。

おおむね65歳以上で一人暮らしの高齢者の方
おおむね65歳以上で、高齢者のみの世帯、またはそれに準ずる世帯に属する高齢者の方
身体障がい者のみで構成されている世帯、またはそれに準ずる帯に属する身体障がい者の方
市長が特に必要と認める方

参考：滑川市「在宅高齢者の方への生活支援」

介護用品支給事業

常時おむつ等が必要な方が使用した紙おむつ・尿取りパッドの購入費を助成する取り組みです。申請期間は例年2月中旬から3月中旬です。1年分をまとめて申請します。申請時には、領収書またはレシートの添付が必要です。

対象者および助成額は以下の表のようになります。

対象者	助成額
要介護3の方	購入費の9割を助成（限度額は年額3万円）
要介護4以上の方または身体障がい者の方（1級もしくは2級）	購入費の9割を助成（限度額は、市民税課税世帯が年額4万8,000円、市民税非課税世帯が年額7万2,000円）

ただし、介護保険料を滞納している方、病院に入院もしくは施設に入所している期間中に購入した分は、対象外となります。

参考：滑川市「介護家族の方への支援（高齢者）」

滑川市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

滑川市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。滑川市と隣接しているのは、富山市、魚津市、中新川郡上市町です。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。