魚津市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「介護あんしんアパート経田ちょうろく」、「ぬくもりハウス２号館」、「ケアメントハウス　あんどの里　ありそ館」をはじめとした、富山県/魚津市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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魚津市の老人ホーム・介護施設について

魚津（うおづ）市は、富山県の東部に位置する市です。北西部にある富山湾では、三大奇観の「蜃気楼・埋没林・ホタルイカ」が見られます。ここでは「魚津市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

魚津市の特徴

魚津市庁舎（自身による作品 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

魚津市の人口は4万1,224人です。そのうち、65歳以上の高齢者人口は1万4,018人で、高齢化率は34.00％となります。魚津市の面積は200.61㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

魚津市の魅力

魚津市は、豊かな自然に囲まれたエリアです。平野部から山岳地帯まで急激に標高が上がる独特な地形のため、豊富な伏流水が流れています。魚津駅前には、魚津市の市政30周年を記念して造られた「うまい水」という水飲み場があります。3,000m級の立山連峰から流れてきた新鮮でまろやかな口当たりの水が特長です。

良質な水が身近にある魚津市は、農業が盛んです。市内ではリンゴやナシ、ブドウといったフルーツを栽培しています。また、富山湾では「魚津寒ハギ如月王（きさらぎおう）」や「ホタルイカ」といった魚介類がとれます。

「ホタルイカ」が未明から早朝にかけて青白く光りながら泳ぐ様子は、魚津市の名物の一つです。富山湾にかかる「蜃気楼」、海底に埋もれた「埋没林」と合わせて、魚津市の三大奇観とされています。

また魚津市には、歴史的な観光名所が点在しています。「魚津城跡」は、かつて柴田勝家を総大将とする織田信長軍と、上杉景勝（かげかつ）軍が戦った場所です。2009年に放送された大河ドラマのゆかりの地として注目を集めました。「旧沢崎家住宅」は、江戸時代の民家がほぼ手を加えずに保存されている貴重な建築物です。魚津歴史民俗博物館の敷地内で一般公開されており、江戸時代の生活や知恵に触れられる場となっています。

魚津市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

魚津市の主要な駅

魚津市にはJR北陸本線、富山地鉄本線、あいの風とやま鉄道が走行しています。主要な駅は「魚津」駅です。また魚津市では市民バスを運行しており、市内の移動に便利です。

魚津市役所

魚津市役所の所在地は、魚津市釈迦堂1丁目10-1です。「魚津」駅から徒歩5分で到着します。

要介護認定の申請は、社会福祉課介護保険係で受け付けています。

参考：魚津市役所

魚津市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

魚津市内には、地域包括支援センターが1カ所設置されています（2011年3月22日現在）。

参考：魚津市「社会福祉課魚津市地域包括支援センター」

魚津市のイベント

諏訪神社の「たてもん祭り」（ドルチェ - ドルチェが撮影, CC 表示 3.0, リンクによる）

魚津市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「愛宕社（あたごしゃ）の火祭り」は、毎年1月26日に魚津神社周辺で開催されるお祭りです。高さ5m以上ある青竹に短冊状の紙を垂らし、天狗やおかめのお面をつけた「大御幣」が町内を巡り、新年の平穏無事を祈ります。クライマックスでは大御幣が境内に戻り、祈祷された後に焼納がおこなわれます。

「たてもん祭り」は、毎年8月に諏訪神社周辺で開催されるお祭りです。「たてもん祭り」は、全国33の山・鉾・屋台行事の一つとして2016年にユネスコ無形文化財に登録されました。船型の万燈（まんどう）である「たてもん」7台を、はっぴを着た若者たちが勢いよくひき回す様子が見どころです。「たてもん」に取り付けられた多くの提灯が光の線を描く鮮やかなお祭りです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

魚津市の高齢者支援制度

魚津市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

配食サービス

調理が難しい高齢者などの自宅にバランスのとれた食事を届けるサービスです。1日2食まで、平日の昼食または夕食を配達します。利用料は1食400円です。

対象となるのは、以下の両方に当てはまる方です。

住民税非課税世帯の方
以下の1～3の方のみの世帯、および同居者が心身の障害または傷病などで食事の用意が困難な方
1. 65歳以上の方
2. 要介護認定を受けた方
3. 身体障害者手帳を持っている方

参考：魚津市「配食サービス」

魚津市おむつ等介護用品支給事業

常時おむつを使用している高齢者の方などに介護用品を支給します。支給品目は、紙おむつ、尿取りパッド、使い捨て手袋、清拭布、介護用使い捨て防水シートです。品目を選んで指定の業者に注文すれば、毎月1回自宅に配達します。料金は、自己負担額分を業者に支払う仕組みです。

負担基準額は1カ月につき上限8,000円となります。自己負担額は、住民税非課税世帯は負担基準額の1割、住民税課税世帯は負担基準額の4割です。差額は市が負担します。

対象となるのは、常時介護用品が必要な市内で暮らす在宅の方のうち、生活保護を受給しておらず、以下のいずれかに当てはまる方です。

要介護3以上で障害高齢者の日常生活自立度がB2以上の方
要介護3以上で認知症高齢者の日常生活自立度がⅢa以上の方
身体障害者手帳1級・2級を所持している方
市長が必要だと認める方

参考：魚津市「魚津市おむつ等介護用品支給事業」

住宅改善の支援

高齢者の方が排泄や入浴、移動などをしやすくするために住宅改善をする際の費用を助成する制度です。

助成の対象となる工事は、以下の通りです。なお、介護認定を受けていない場合は、原則として手すりの取り付けと段差の解消のみが対象となります。

手すりの取り付けや段差の解消
滑りの防止や移動の円滑化などのための床もしくは通路面の材料の変更
引き戸などへの扉の取替え
洋式便器などへの取替え
以上の工事に付随して発生する住宅改修

補助額は以下の表の通りです。

介護認定の有無	補助費用（工事費の補助割合と限度額）
介護認定を受けていない方	工事費の2/3で、なおかつ限度額を45万円とする
介護認定を受けている方	工事費の2/3で、なおかつ限度額を90万円とする

対象となるのは、65歳以上の高齢者または65歳以上の高齢者と同居している方です。ただし、世帯内に所得税が課税されている方がいる場合は、対象外となります。

参考：魚津市「住宅改善の支援」

魚津市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

魚津市で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。魚津市は、黒部市、滑川市、中新川郡上市町と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。