鳥取県のグループホーム
介護のほんねでは、「グループホームみのりの里」、「ぬくもりのすまい エルル両三柳」、「グループホーム あずま園」をはじめとした、鳥取県の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は83件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。
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鳥取県の老人ホーム・介護施設について
鳥取県は日本海に面した本州南部に位置する県です。こちらでは鳥取県で生活する高齢者に役立つ情報をご紹介します。
鳥取県の特徴
鳥取県の総人口は55万1,402人です。鳥取市が18万7,684人、次いで米子市は14万7,268人、倉吉市は4万6,480人の順に人口が多くなっています。65歳以上の高齢者人口は17万7,979人で、高齢化率は32.5%です（2020年10月1日現在）。
鳥取県全体の面積は3,507km²、そのうち鳥取市が765.3km²です。エリアは、鳥取市を中心とした東部、倉吉市などがある中部、米子市などがある西部の3つに分けられます。
参考：鳥取県「鳥取県の推計人口」「鳥取県や市町村の面積」鳥取県の魅力
鳥取県といえば東部地方に広がる日本最大の砂丘が有名です。鳥取砂丘は四季を通してさまざまな景色に変化するだけでなく、らくだに乗れるなど複数のアクティビティを楽しめます。
砂丘以外には、10の温泉地や国宝である三徳山三佛寺投入堂、パワースポットとしても知られている金持神社など数多くの名所が点在しています。その他にも、境港市にある水木しげる記念館も人気です。約800ｍ続く「水木しげるロード」では、観光や買い物を楽しめます。
また鳥取県は海に面しており海産物が有名です。「冬の味覚の王様」といわれている松葉ガニをはじめ、モサエビ、白イカなどが名産品です。水産品だけでなく、鳥取の秋を代表する味覚には二十世紀梨もあり、年間を通して旬の美味しさを味わえます。
鳥取県の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
鳥取県の駅、市役所、地域包括支援センターについて紹介します。
鳥取県の主要な駅
鳥取県で利用されている主な鉄道は、西日本旅客鉄道（JR 西日本）の因美線や境本線、山陰本線や伯備線などが挙げられます。JR山陰本線は京都まで続いているので、さまざな目的での移動手段として便利です。その他にも鳥取県内を結ぶ若桜鉄道や、兵庫県と岡山県と共に運営している智頭急行などもあります。
鳥取県の主要な駅には「鳥取」駅や「境港」駅、「米子」駅があります。鳥取県内で最も利用者が多いのはJR西日本・山陰本線、因美線を使える「鳥取」駅です。ただし、通勤時間などの混雑時は避けることをおすすめします。
鳥取県の市役所
鳥取県には全部で19の市町村があります。なかでも人口が多い鳥取市、米子市、倉吉市の役所の所在地、アクセス、要介護認定の申請先について紹介します。
| 市役所名 | 所在地・アクセス・ホームページ |
|---|---|
| 鳥取市役所 |
|
| 米子市役所 |
|
| 倉吉市役所 |
|
鳥取県の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
鳥取県内にある地域包括支援センターの数は、合計で34カ所です（2020年10月1日現在）。
介護について不安なことがあればすぐに相談できる環境が整っています。
参考：鳥取県「鳥取県内の地域包括支援センター一覧」鳥取県のイベント
鳥取県で毎年恒例になっている代表的なイベント・お祭りをご紹介します。
「鳥取しゃんしゃん祭」は鳥取市で8月に開催され、「因幡の傘踊り」という伝統舞踊をルーツに持つお祭りです。数千人の踊り手が傘を持って市内中心部を舞い歩く姿は、華やかなムードが漂います。
7月に開催される「みなと祭」は、大漁祈願として始められたお祭りです。まぐろの奉納やまぐろ解体ショー、大漁パレードを楽しめます。また夜には、花火と灯籠流しが一斉に見られるので、幻想的な雰囲気です。
10月には、三徳山三佛寺で開催される「炎の祭典」があります。燃えさかる炎の上を素足で歩く「火渡り神事」や人々の願いを書いた護摩木を火中に投じる「採燈護摩法要（さいとうごまほうよう）」などの修験道行事がおこなわれます。一般の方も身体健康や大願成就を願って炎の上を素足で歩く体験ができます。
鳥取県の高齢者支援制度
鳥取県が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
安心ホットライン事業（緊急通報受信サービス）
ひとり暮らしなどでも安心して在宅生活を送ってもらうことを目的としており、急病や災害などの緊急事態に簡単な操作による通報で協力員などの助けが受けられるように、支援してくれる制度です。
対象者は65歳以上の一人暮らし高齢者または高齢者のみの世帯で、料金は月に約300円（生活保護世帯は無料）となります。
参考：鳥取県「安心ホットライン事業」軽度家事援助サービス
対象者は65歳以上の市民税非課税世帯の一人暮らしの高齢者で、本人や家族の急な病気や骨折などにより、一時的に生活機能が低下した方に援助員を派遣し、軽度な家事援助をするサービスです。主に炊事や洗濯、掃除などの軽度な家事の援助をおこないます。
月11時間まで利用でき、30分で80円です。（生活保護世帯は無料）申請したい場合は、市役所本庁舎長寿社会課管理係や各総合支所市民福祉課にお問い合わせください。
参考：鳥取県「軽度家事援助サービス」はり・きゅう・マッサージ費の助成
高齢者の福祉の向上のために、はり・きゅう・マッサージの施術に要する費用の一部を助成する制度です。
対象者は、所得税および市民税非課税であり、75歳以上の人または65歳以上の後期高齢者医療の被保険者や後期高齢者医療の被保険者で、納期が到来している後期高齢者医療保険料を完納している人です。
後期高齢者医療被保険者証など、本人確認ができるものを申請窓口まで持っていくと、1回あたり「1,000円」の助成券を最大12枚まで発行します。ただし、助成券が利用できる施設が限られているので、お問い合わせをして詳しく確認してください。
参考：鳥取県「はり・きゅう・マッサージ費の助成」鳥取県で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
鳥取県の老人ホーム・介護施設は、鳥取市と米子市に集中しています。ただし、鳥取県は全国的にも有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が多い県ではありません。
グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】
ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。
グループホームの入居条件は満たしていますか？
グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。
認知症の診断が必要です
グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。
要支援2以上が入居対象です
グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。
要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。
住民票のある地域でしか入れません
グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。
グループホームの退去要件
グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。
特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。
また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。
グループホームの特徴を把握していますか？
グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。
1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア
グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。
「できることは自分でする」という考え
グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。
看護師は配置は義務付けられていない
認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。
グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
グループホームの費用
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 0～数百万円ほど | 10～20万円ほど |
グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。
入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。
グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。
グループホームで認知症を抑制しながら生活する
以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。
- 認知症の症状の抑制を考えている
- 認知症でありながら、自立した生活を続けたい
- 医療依存度は高くない
グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。
また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。
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