葛飾区の要介護の受入が可能な軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウス葛飾敬寿園」、「特定施設入居者生活介護　ル・ソラリオン葛飾」をはじめとした、東京都/葛飾区の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホーム/要介護の条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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葛飾区の老人ホーム・介護施設について

東京都の北東部に位置する葛飾区。千葉県や埼玉県の県境でもあります。昔ながらの人情味あふれる雰囲気が残る地域としても有名です。ここでは「葛飾区での高齢者の暮らし」を詳しくご紹介します。

葛飾区の特徴

葛飾区役所本館（WAKA77 This photo was taken with Canon Digital IXUS 860 IS - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる）

葛飾区の人口は46万3,046人です。東京23区で9番目に多い数字となっています。65歳以上の高齢者数は11万3,983人、高齢化率は24.6％です（葛飾区住民基本台帳人口　2021年6月1日現在）。

葛飾区の面積は34.8k㎡になります。区は以下の7つのエリアに分けられます。

水元地域
金町・新宿地域
柴又・高砂地域
亀有・亀戸地域
南綾瀬・お花茶屋・堀切地域
立石・四つ木地域
奥戸・新小岩地域

参考：葛飾区「葛飾区の世帯と人口」／「区の概要」／杉並区「杉並区の高齢者人口を同規模の23区の自治体と比べるとどうなのでしょうか。」

葛飾区の魅力

葛飾区は、中央部に中川、東に江戸川、西に荒川が流れているなど、雄大な川が流れる落ち着いた環境です。緑や水辺が多く、自然環境に恵まれています。

また、昔ながらの人情味あふれる雰囲気が残っている町並みも魅力です。「立石仲見世商店街」をはじめ、活気ある商店街も点在しています。柴又を舞台にした映画・テレビドラマシリーズ『男はつらいよ』（渥美清主演、山田洋次原作・監督）や亀有を舞台にした漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』（秋本治作品）も有名です。

葛飾区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

葛飾区の駅、区役所、地域包括センターについてご紹介します。

葛飾区の主要な駅

葛飾区を通っている路線は以下のとおりです。

JR総武線
JR常磐線
京成押上線
京成本線
京成金町線
成田スカイアクセス線（京成成田空港線）
北総鉄道北総線

葛飾区で最も利用者が多い駅は「新小岩」駅です。総武線「新小岩」駅から「東京」駅まで約20分、「新宿」駅や「渋谷」駅といった主要駅までは約30分で着きます。そのほか、主要な駅は「亀有」駅、「京成金町」駅、「柴又」駅です。「京成高砂」駅からは成田スカイアクセスで成田空港に直通で行けます。

葛飾区役所

住民票の受け取り、行政サービスの利用、要介護認定の申請など、区役所を利用する場面はくつかあります。また、介護施設や老人ホームによっては施設への意見・苦情の相談先として区役所が指定している場合があります。ここでは葛飾区役所の住所、アクセス、要介護認定の申請窓口を紹介します。

葛飾区役所は、葛飾区立石5-13-1にあります。最寄駅の「京成立石」駅からは徒歩8分です。要介護認定の申請は介護保険課で受け付けています。そのほか、保健所、保健センターでも申請できます。

参考：葛飾区

葛飾区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

葛飾区では、地域包括支援センターのことを、高齢者の相談窓口ということがひと目で分かるように「高齢者総合相談センター」と呼んでいます。葛飾区の高齢者相談センター（地域包括支援センター）は、亀有・柴又・新小岩・金町・新宿と言った主要地域を中心に、全部で14カ所です。

参考：葛飾区「高齢者総合相談センター（地域包括支援センター）について」

葛飾区のイベント

堀切菖蒲園（東京都葛飾区）（くろふね, CC 表示 3.0, リンクによる）

葛飾区で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

6月の花菖蒲の見ごろに合わせて堀切菖蒲園と都立水元公園で「葛飾菖蒲まつり」がおこなわれます。期間中には美しい花菖蒲を眺められるのはもちろん、その他の催しも同時開催されます。

また毎年7月下旬には「葛飾納涼花火大会」が開催されます。1953年に始まった花火大会であり、参加者は約68万人（2017年）です。1万3,000発の花火があがり、他の花火大会よりも打ち上げ場所と観客席が非常に近い位置になっているため、より迫力を楽しめると区外の方からも愛されています。

自立の方が多い老人ホームや介護施設などでは、利用者の方と職員の方でイベントを一緒に楽しむこともあります。お祭りやイベントを楽しみたいという方は、施設探しのヒントとして希望している施設に、参加しているイベントを事前に聞いてみましょう。

葛飾区の高齢者支援制度

葛飾区が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

おうちで学ぶ快適介護

在宅で介護している家族の方向けのサービスです。ヘルパーなど専門の方が自宅を訪問し、素人では難しい介助方法に関してアドバイスをしてくれます。具体的には排泄介助、車椅子への移動、入浴介助などです。

対象者は「65歳以上の方、もしくは40歳から64歳で要支援、要介護認定を受けている方を主に在宅介護している方」です。費用はかからず無料で提供しています。

参考：葛飾区「おうちで学ぶ快適介護」

おでかけあんしん事業

「おでかけ安心事業」は、認知症の症状などによって行方不明になる恐れのある高齢者に向けたサービスです。警察に保護された際、すぐ身元を照会して家族に連絡するための支援になります。

対象となる高齢者に対して氏名や住所、緊急連絡先をあらかじめ登録。登録番号とコールセンターの電話番号を記載した「お出かけあんしんシール」を衣類や靴に貼ることで、保護された際にすぐ家族に連絡がいきます。

参考：葛飾区「おでかけあんしん事業」

シニア・ピア・傾聴ボランティア

「シニア・ピア・傾聴ボランティア」とは、傾聴の基本を学んだボランティアが高齢者の自宅を訪問し、話を聴くことで孤独や不安を和らげるサービスです。月2回程度の派遣があり、1回の訪問で1時間ほど利用者のお話を聴いてくれます。利用料は無料です。

なお利用者から施設に向かうことも可能です。会場や時間などの内容は以下のリンクをご覧ください。

参考：葛飾区「シニア・ピア・傾聴ボランティアの派遣」

葛飾区で見つからない場合は周辺エリアを探す

希望の老人ホーム・介護施設が見つからない場合は、葛飾区以外の周辺地域でも探してみることをおすすめします。葛飾区に隣接している地域は、江戸川区、墨田区、足立区、埼玉県八潮市、三郷市、千葉県松戸市です。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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