国立市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「リーフエスコート国立富士見台」をはじめとした、東京都/国立市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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国立市の老人ホーム・介護施設について

国立市（くにたちし）は東京都の中央部、多摩地域に位置している市です。こちらでは、「国立市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

国立市の特徴

国立市役所庁舎（日本語版ウィキペディアのNyaosさん, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

国立市の人口は7万6,371人です。65歳以上の高齢者人口は1万8,008人で、高齢化率は23.58％となります（2021年1月1日現在）。国立市の面積は、8.15㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

国立市の魅力

国立市は、都会でありながらも自然が残っています。南部には田園地帯が広がり、四季折々の景観を楽しめる観光スポットがあります。「大学通り」は「新東京百景」に選ばれた町のメインストリートです。春には桜を、秋にはイチョウを楽しめます。また「谷保（やぼ）天満宮」は、東日本最古の天満宮です。夏には色とりどりのアジサイを眺めながら境内を散策できます。

また文化財があります。「くにたち郷土文化会館」に展示されている「顔面把手付（がんめんとってつき）土器」は約4,000～5,000年前のもので、市の有形文化財に指定されています。そのほか「滝乃川学園」「一橋大学」の兼松講堂は国の有形文化財です。

国立市の主な特産品は野菜です。ホウレンソウやコマツナ、トマト、ナスといった「くにたち野菜」を味わえます。

国立市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

国立市の主要な駅

国立市にはJR中央線、南武線が通っています。主要駅は「国立」駅です。また市内には路線バスや、コミュニティバス「くにっこ」、定員10名のワゴン車「あおやぎっこ」が運行しています。

国立市役所

国立市役所の所在地は、国立市富士見台2丁目47-1です。JR南武線「谷保」駅北口から徒歩約7分、コミュニティバスの場合は「国立市役所」バス停より徒歩すぐです。

要介護認定の申請は、高齢者支援課または地域包括支援センターで受け付けています。申請の手続きは本人や家族のほかに、指定居宅介護支援事業者や介護保険施設などに代行を依頼できます。

参考：国立市役所

国立市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

国立市には、4カ所の地域包括支援センターが設置されています（2021年5月10日現在）。

参考：国立市「地域包括支援センターのご案内」

国立市のイベント

Yaho Tenmangu in Kunitachi city, Tokyo, Japan（Binh Giang - 自ら撮影, パブリック・ドメイン, リンクによる）

国立市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「谷保天満宮例祭」は、毎年9月に「谷保八幡宮」で開催されるお祭りです。3日にわたって「獅子迎えの儀」や「獅子舞宵宮（よいみや）参り」などがおこなわれます。なかでも「古式獅子舞」は市の無形民俗文化財に指定されており、伝統のある舞が見られます。

「くにたち秋の市民まつり」は、毎年11月の第1日曜日に「国立」駅周辺の大学通りで開催されるイベントです。大学通りは歩行者天国になり、市内の各種団体によるパレードがおこなわれます。同時に国立市最大の商業祭「天下市」も開催され、緑地帯には多くの飲食店などが並び、グルメを楽しめます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

国立市の高齢者支援制度

国立市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

食事サービス

高齢者の見守りを兼ねて、食事を配達するサービスです。利用回数は、市がアセスメントに基づいて決定します（最大週7回まで）。利用可能な事業者は地域によって異なり、費用負担も配食事業者ごとに異なります。

対象となるのは、65歳以上のひとり暮らしの方、高齢者世帯の方、日中独居になる方で、買い物や調理が難しい方です。お問い合わせは、市役所健康福祉部高齢者支援課（高齢者支援係）で受け付けています。

参考：国立市「支援が必要な方へのサービス(介護保険以外のサービス)」

外出支援サービス

高齢者の外出支援のために、市が指定する運送事業者やタクシー事業者で利用できる利用券を支給する事業です。支給枚数は、1カ月当たり9枚で、利用券1枚につき300円相当です。利用できる事業者は、下記の参考リンクで確認できます。

対象となるのは、在宅生活を送る、要介護1以上の下肢などに障がいのある方で、一般の交通機関を利用するのが難しい方です。あわせて前年度の市民税が非課税世帯に属している方が対象となります。

お問い合わせは、健康福祉部高齢者支援課（高齢者支援係）で受け付けています。

参考：国立市「支援が必要な方へのサービス(介護保険以外のサービス)」

救急通報システム

通報機器本体の設置やペンダント型通報装置（本人着用）を貸し出す事業です。緊急時にボタンを押すと、民間救急通報サービス会社に通報が入り、救助に駆け付けます。月々の利用料は無料ですが、所得基準額によって初回のみ9,030円の負担があります。

対象となるのは、おおむね65歳以上の高齢者で、慢性疾患などによって日常生活を送る上で常時注意が必要な方のうち、以下のいずれかに該当する方です。

ひとり暮らしまたは65歳以上の高齢者のみの世帯の方
高齢者と同じ世帯で暮らす全員が就労などの理由で、6時間以上不在となる日が1カ月あたりおおむね15日以上ある方
70歳以上のひとり暮らしの方

お問い合わせは、健康福祉部高齢者支援課（高齢者支援係）で受け付けています。

参考：国立市「支援が必要な方へのサービス(介護保険以外のサービス)」

国立市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

国立市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。国立市と隣接しているのは、府中市、国分寺市、立川市、日野市です。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。