日光市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム双愛　いやしの里」、「塩野室ハウス」、「グループホーム　憩いのもり」をはじめとした、栃木県/日光市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は9件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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日光市の老人ホーム・介護施設について

日光市は栃木県の北西部に位置する市です。こちらでは、「日光市での高齢者の暮らし」に関する情報をご紹介します。

日光市の特徴

日光市役所（ja:User:Nyao148 - 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, リンクによる）

日光市の人口は8万168人で、65歳以上の高齢者人口は2万8,468人です。高齢化率は35.51%となります（2021年1月1日現在）。

日光市の面積は1,449.83㎢です。エリアは、「今市（いまいち）地域」「日光地域」「藤原地域」「足尾地域」「栗山地域」の5つに分かれます。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／日光市「市の位置・地形・歴史」

日光市の魅力

日光市は自然を有する観光都市として発展しています。代表的な観光スポットは「日光の社寺」です。「二荒山（ふたらさん）神社」「東照宮」「輪王寺」とその周辺遺跡が、世界遺産に登録されています。なかでも、徳川家康をまつる「東照宮（とうしょうぐう）」は、名工の手による彫刻や彩色が施された美しい建築が見どころです。「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な三猿のレリーフがあります。

また、江戸時代から親しまれてきた「鬼怒川（きぬがわ）温泉」があり、鬼怒川の渓谷沿いに旅館やホテルが建ち並びます。「関東の奥座敷」と呼ばれている名高い温泉地です。

ほかにも、日本一標高の高い場所にある「中禅寺（ちゅうぜんじ）湖」や、ダイナミックな滝を見られる「華厳（けごん）ノ滝」があり、自然を身近に感じられます。

日光市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

日光市の主要な駅

日光市には、JR日光線、東武日光線・鬼怒川線、わたらせ渓谷鐵道、野岩鉄道会津鬼怒川線が走っています。

主要な駅はJR「今市」駅と東武「下今市」駅です。「今市」駅は日光・宇都宮方面へ移動しやすく、「下今市」駅からは鬼怒川・栃木方面に移動でき利便性に優れています。2つの駅は徒歩約11分の場所にあり、乗り換えが可能です。

また、明智平展望台とふもととを結ぶ明智平ロープウェイがあり、多くの観光客が利用します。

日光市役所

日光市役所の所在地は、日光市今市本町1番地です。「今市」駅または「下今市」駅から徒歩約12分の場所にあります。バスを利用する場合は「日光市役所前」バス停からすぐの場所です。

要介護認定の申請は、高齢福祉課で受け付けています。

参考：日光市役所

日光市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

日光市には、合計7カ所の地域包括支援センターが設置されています（2021年2月2日現在）。

参考：日光市「地域包括支援センター」

日光市のイベント

鬼怒川ふれあい橋より（掬茶 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

日光市で開催されているイベントをご紹介します。

「龍王祭（りゅうおうさい）」は、毎年7月下旬に鬼怒川温泉と川治（かわじ）温泉でおこなわれている夏の一大イベントです。お祭りのメインは、女性だけで担ぐ「女樽神輿（おんなたるみこし）」です。重さ100kgある3基の神輿を担ぎ、温泉街を練り歩きます。そのほか各地で、ステージイベントや抽選会を実施しています。

「弥生祭（やよいさい）」は、毎年4月13〜17日に二荒山神社にて開催されるお祭りです。栃木県の県花であるヤシオツツジに彩られた「花家体（はなやたい）」が巡行します。春の訪れと活気を感じられる、華やかな伝統行事です。

「秋のそばまつり」は、毎年10月上旬に川俣（かわまた）温泉運動公園で実施しています。さまざまなそばを味わえるイベントです。そばの早食い競争や、そば打ち体験ができます。

老人ホームや介護施設によっては、レクリエーションの一環として地域のイベントに参加することがあります。気になる方は、施設に尋ねてみましょう。

日光市の高齢者支援制度

日光市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

暮らしのお手伝い事業

介護保険制度や生活支援ホームヘルプサービスでは提供できない、軽度な日常生活上のお手伝いを実施しています。援助対象は買い物、庭のせん定、障子の張り替え、安否確認をはじめとする多種多様な内容です。内容によって1時間あたりの費用は異なり、利用料の15%が自己負担となります。なお、利用時間の上限は1カ月あたり8時間までです。

内容	利用料（1時間）	自己負担額（1時間）
買物、調理、洗濯、日常の清掃・片付けなど	990円	148円
植木のせん定、庭の草刈り・芝刈り、ふすま・障子の張り替え、軽微な修繕など	1,310円	196円
庭の除草、窓・ﾚﾝｼﾞ周り・高所などの清掃	1,040円	156円
安否確認、外出時援助、朗読・代筆など	990円	148円
除雪（年間 40 時間まで）	1,310円	196円

対象となるのは、以下の全てに該当する方です。

　日常生活の援助が必要な方
　65歳以上の高齢者または障がい者のみの世帯
　生活保護世帯または市民税非課税世帯

参考：日光市「高齢者福祉ガイド版（12ページ）」

移送サービス事業

病気やケガ、または経済的理由により公共交通機関の利用が難しい高齢者のための移動サービスです。自宅から医療機関（保険診療のみ）までの送迎、または福祉施設への入退所の際に利用できます。料金は無料で、回数は週に1回または月に4回までです。

対象者は、以下の項目全てに該当する方です。

自力での移動が困難な方
65歳以上の一人暮らしまたは高齢者のみの世帯
市民税非課税世帯
タクシー利用券を支給されていない方

参考：日光市「高齢者福祉ガイド版（12ページ）」

家具転倒防止器具等取付事業

地震発生時に起こり得る家具転倒事故を防ぐために、転倒防止の器具を取り付けるサービスを提供しています。器具の設置費用は無料ですが、器具の購入費は自己負担です。なお、自力で買いに行くことが困難な場合は、買い物も支援しています。

器具を取り付ける家具は5台までです。なお、持ち家でない場合には、貸主からの許可証が必要となります。

対象者は、以下のいずれかに該当する方のみで構成されている世帯です。

満65歳以上
身体障がい者手帳1級または2級
療育手帳A1・A2またはA
精神障害者保健福祉手帳1級

参考：日光市「高齢者福祉ガイド版（13ページ）」

日光市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

日光市内で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。日光市は宇都宮市、鹿沼市、那須塩原市、塩谷郡塩谷町、群馬県沼田市、みどり市、利根郡片品村、福島県南会津郡南会津町・檜枝岐村と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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