静岡県の自立の受入が可能な軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウスゆやの里」、「ケアハウス　すずらん」、「ケアハウスにしき」をはじめとした、静岡県の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホーム/自立の条件に当てはまる施設は10件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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静岡県の老人ホーム・介護施設について

静岡県は富士山をはじめとした自然が豊富な地域であり、農産物の収穫量でも有名な県です。政令指定都市が2カ所あるなど全国的にも人口が多く、介護のほんねに掲載している施設数は全国でTOP10に入ります。ここでは、静岡県の高齢者の暮らしのポイントを紹介します。

静岡県の特徴

静岡県庁（Akahito Yamabe - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

静岡県には、23市（10区）、12町の35市区町村があり、静岡市と浜松市は政令指定都市に指定されています。県内の総人口は367万4,758人です（2021年4月時点）。なかでも65歳以上の高齢者は109万8,277人で、高齢化率は29.9％になります（令和2年度静岡県高齢者福祉行政の基礎調査高齢化率の公表　2021年4月時点）。

静岡県の面積は7,777.35k㎡です。エリア分けすると「西部エリア」「中部エリア」「富士エリア」「伊豆エリア」の4つになります。西部は浜松市、中部は静岡市といった政令指定都市があります。富士エリアには富士山がそびえ、伊豆半島のエリアには伊豆・熱海といった名所があります。

参考：静岡県「統計センターしずおか／静岡県市町村別推計人口（平成31年2月から）（令和3年6月以降に差し替え予定）」／「令和２年度静岡県高齢者福祉行政の基礎調査高齢化率の公表」

静岡県の魅力

静岡県といえば県章や県旗にも使われている「富士山」。世界遺産にも登録されています。残雪、満開の桜、紅葉など四季折々のまったく違った表情が魅力です。

静岡県には富士山のほかにも、自然によって造形された景観が数多くあります。西伊豆町にある「堂ヶ島天窓洞どうがしまてんそうどう）」は海に面しており、波浪が長い年月をかけて作り上げた海食洞です。光により海面がエメラルドグリーンにきらきらと輝く光景から観光スポットの1つになっています。

県内には歴史的に貴重な建造物も多数あります。特に徳川家康の埋葬地である「久能山東照宮（くのうざんとうしょうぐう）」や、日本唯一の実際に稼働していた反射炉である世界遺産の「韮山反射炉（にらやまはんしゃろ）」が有名です。

また静岡県は茶葉、みかん、キウイフルーツ、わさびなどの生産量が全国上位クラスです。自然が豊かなこと、温暖な気候であること、広い土地があることが農産物の生産に適しているため、さまざまな農産物で生産量上位を保っています。また、静岡は海に面しているため水産業も栄えていて漁港が48カ所あります。山の幸と海の幸の両方を味わえるのも魅力です。

参考：関東農政局「静岡県のおもな農林水産物などは？」／静岡県「静岡県内漁港一覧」

静岡県の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

静岡県の駅、区役所、地域包括支援センターについてご紹介します。

静岡県の主要な駅

静岡県内には15路線、228駅があります。代表的な駅は「静岡」駅、「浜松」駅、「熱海」駅、「三島」駅、「沼津」駅、「御殿場」駅が挙げられます。なかでも最も乗降者数の多い駅は「静岡」駅です。「静岡」駅にはJR東海道本線、東海道新幹線、静岡鉄道が乗り入れています。

東海道新幹線を利用すれば、東京へ1～2時間、大阪へは2～3時間、名古屋へも1時間ほどです。

浜松市・静岡市・富士市の市役所

静岡県の市役所・区役所・町役場は全部で35カ所です。人口の多い浜松市・静岡市・富士市の市役所を挙げ、住所や要介護認定の申請先をご紹介します。

市役所	所在地・アクセス・ホームページ
浜松市役所	所在地：浜松市中区元城町103-2 アクセス：JR浜松駅北口バスターミナルからバスに乗車し「市役所前」で下車、徒歩4分要介護認定の申請所：浜松市役所本館2階長寿保険課 ※郵送申請可ホームページ：浜松市役所
静岡庁舎・葵区役所	所在地：静岡市葵区追手町5-1 アクセス：JR静岡駅から徒歩10分／静鉄電車「新静岡」駅から徒歩5分要介護認定の申請先：静岡市葵区役所2階高齢介護課ホームページ：静岡庁舎・葵区役所
富士市役所	所在地：富士市永田町1-100 アクセス：JR富士駅からバスに乗車し「富士市役所前」で下車、徒歩3分要介護認定の申請先：富士市役所 4階介護保険課ホームページ：富士市役所

静岡県の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩みごとを無料で受け付ける公的な機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

静岡県内の地域包括支援センターは161カ所です（2021年4月1日現在）。年間の地域包括支援センターへの相談数は41万5,798件と1日に1,000件以上の相談者が訪れています（2020年度静岡県調べ）。高齢者に関するお悩みごとがある場合は積極的に利用しましょう。

参考：静岡県「地域包括支援センター」

静岡県のイベント

山焼き（izunosuke - izunosukeが撮影, CC 表示 3.0, リンクによる）

静岡県で毎年恒例となっているイベントを紹介します。

「大室山焼き」は伊東市にある、大室山を〜を山焼きするイベントです。700年もの歴史あるイベントで、枯草や害虫の駆除による若草の成長を早めることを目的として毎年2月に開催されています。人数は限定されますが、松明を購入すれば点火に参加できるため、早朝から並ぶ人もいるほどです。

「黒船祭」は、1934年から続いているイベントです。黒船来航後、下田港が開港したことを記念して開催されています。下田市の港町で開催され、世界平和と国際親善への献身を表すことが目的です。下田条約調印を地元の住職や演者が劇として披露するほか、当時の内外の先賢を顕彰する記念式典、夜の下田港を華やかに装飾する海上花火大会など魅力が豊富なお祭りといえます。

1957年から続く「静岡祭り」は、徳川家康の花見行列を模した「大御所花見行列」が見どころで、歴史衣装を身に着けた行列は圧巻です。他にも前夜祭、駿府登城行列・夜桜乱舞などにより、街中がにぎわいます。

静岡県の高齢者支援制度

静岡が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

一人暮らし高齢者等緊急通報システム（静岡市）

「一人暮らし高齢者等緊急通報システム」は一人暮らしの高齢者の自宅に緊急通報システムを設置するサービスです。

緊急時には警備会社がサービスを受けている人へ電話し、電話に出ないなどの異常を検知すると、関連機関および緊急連絡先へ連絡し同時に警備員が出動します。

参考：静岡市「ひとり暮らし高齢者等緊急通報システム」

紙おむつの支給（浜松市）

浜松市では、紙おむつを利用する要介護4以上の方を対象に紙おむつなどを支給しています。年間6万円分が支給限度です。フラットタイプ、テープ止めタイプ、パンツタイプなどの種類から希望に添ったものを選べます。

参考：浜松市「紙おむつ等の支給」

富士市外出支援サービス（富士市）

富士市では、在宅高齢者に該当する方で通院などが困難な場合、介護タクシー代が助成されます。自宅を拠点として、医療機関あるいは公共機関などへの移動のみに適用されます。利用条件は「65歳以上で要介護4又は要介護5の認定を受けていて、一般の交通機関を利用することが困難な高齢者」です。またサービス利用券1枚につき、片道1回1,900円が補助の上限額になります。

参考：富士市「富士市外出支援サービス事業」