牧之原市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　相良の家」、「グループホーム実夢静波」、「グループホーム　牧之原波津の家」をはじめとした、静岡県/牧之原市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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牧之原市の老人ホーム・介護施設について

牧之原（まきのはら）市は、静岡県の中部に位置する市です。こちらでは「牧之原市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

牧之原市の特徴

牧之原市役所榛原庁舎（久保嶋宏明 - 投稿者本人による撮影, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

牧之原市の人口は4万4,775人です。65歳以上の高齢者人口は1万4,072人で、高齢化率は31.43％となります。面積は111.69㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

牧之原市の魅力

牧之原市がある静岡県は、日本一の茶の生産地です。牧之原市もその産地の一つで、市内にはお茶にまつわるスポットが点在しています。

牧之原台地には、標高40～200mの山の斜面に沿っていくつもの茶畑が連なっています。かつて徳川慶喜の警護役だった武士たちが明治時代になって職を失い、生活のために開拓したといわれる歴史ある茶畑です。ほかにも「グリンピア牧之原」は、茶畑のなかにある製茶工場です。お茶が出荷されるまでの製造過程の見学や茶摘み体験ができます。

牧之原市には、緑茶以外にもさまざまな特産品があります。メロンやイチゴ、シラス、蒸したサツマイモを天日干しした芋切り干しなどが名物です。そのほか、牧之原海岸に来るウミガメをかたどった銘菓「亀まんじゅう」は、地元の方々から親しまれています。

また、牧之原市は水辺が身近にあるエリアです。市の東側には駿河湾があり、「静波（しずなみ）海岸」や「さがらサンビーチ」といった海水浴場があります。

牧之原市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

牧之原市の主要な駅

牧之原市には鉄道駅がありません。市内の主な公共交通手段はバスです。牧之原市では路線バスやデマンド乗合バス、デマンド乗合タクシーが運行しています。また牧之原市相良営業所からは、東京・渋谷駅（渋谷マークシティ）に直行する渋谷ライナーに乗車できます。

牧之原市役所

牧之原市役所には、榛原（はいばら）庁舎と相良（さがら）庁舎の2つの庁舎があります。それぞれの所在地とアクセスは以下のとおりです。

	榛原庁舎	相良庁舎
所在地	牧之原市静波447-1	牧之原市相良275
アクセス	「静波二丁目」バス停から徒歩3分	「相良庁舎入口」バス停から徒歩3分

要介護認定の申請窓口は、「総合健康福祉センターさざんか（牧之原市静波991番地１）」の1階にある長寿介護課、または相良庁舎1階の市民課相良窓口係です。

参考：牧之原市役所

牧之原市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

牧之原市には、地域包括支援センターが3カ所設置されています（2021年12月10日現在）。

参考：牧之原市「地域包括支援センターについて」

牧之原市のイベント

神事で使われる樽廻船の模型（Jouraku - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる）

牧之原市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「さがら海上花火大会」は、毎年8月10日にさがらサンビーチで開催されるイベントです。海上花火や水中スターマインを中心に、約1,000発の花火が鑑賞できます。このほか誰でも参加できる盆踊りや屋台の出店、ステージイベントといった催しものがあります。

「御船（おふね）神事」は、例年9月中旬から11月上旬にかけて市内にある4つの神社（大江八幡宮・飯津佐和乃神社・神明神社・鹿島神社）で開催される行事です。「大江八幡宮」の神事は国の指定無形民俗文化財に、「飯津佐和乃（はづさわの）神社」の神事は静岡県の指定無形民俗文化財に登録されています。精妙に造られた廻船の模型を若者たちがかついで町を練り歩き、海上安全を祈ります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

牧之原市の高齢者支援制度

牧之原市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

牧之原市高齢者等早期発見SOSシステム

認知症などにより居場所が分からなくなった高齢者の方の早期発見・保護につなげるシステムです。高齢者の方の情報を市に事前登録しておくことで、万が一行方不明になった場合の捜索活動に役立てられます。対象者の捜索依頼が出されると、登録情報が牧之原警察署に共有されるとともに、メールや無線で市民に情報が配信され、地域ぐるみで捜索をおこなう仕組みです。利用料は無料です。

対象となるのは、牧之原市在住の認知症などで行方不明になる心配がある方です。情報登録を希望する場合は、市役所社会福祉課で受け付けています。

参考：牧之原市「牧之原市高齢者等早期発見SOSシステム」

生活管理指導短期宿泊事業

社会対応などが困難な高齢者の方が一時的に養護老人ホームに宿泊できる事業です。施設での生活のなかで、生活習慣の支援や指導をおこないます。利用料は1日あたり1,730円です。

対象となるのは、おおむね65歳以上の高齢者の方で、日常生活を営むのに支障がある方です。利用を希望する場合は、市役所社会福祉課に相談が必要となります。地域包括支援センターの職員が利用者宅を訪問調査したうえで、利用の可否を決定します。

参考：牧之原市「生活管理指導短期宿泊事業」

高齢者介護用品支給事業

高齢者を在宅介護する方へ紙おむつなどの介護用品を支給する事業です。紙おむつや尿とりパッドなどの現物を、月額4,500円分支給します。

対象となるのは、要介護度4・5の方を在宅介護する市町村民税非課税世帯の方です。お問い合わせは、市役所長寿介護課で受け付けています。

参考：牧之原市「高齢者介護用品支給事業」

牧之原市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

牧之原市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。牧之原市の隣接地域は、島田市、御前崎市、菊川市、榛原郡吉田町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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要支援2以上が入居対象です

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