浜松市南区のグループホーム

介護のほんねでは、「ニチイケアセンター浜松飯田」、「グループホームきらら浜松」、「グループホーム　双葉の家」をはじめとした、静岡県/浜松市南区の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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浜松市南区の老人ホーム・介護施設について

南区は、浜松市の南端に位置する区です。中田島砂丘や遠州灘海浜公園といった自然環境に恵まれています。こちらでは「浜松市南区での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

浜松市南区の特徴

浜松市南区役所（KK77 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

浜松市南区の人口は10万2,534人です。65歳以上の高齢者人口は2万8,022人で、高齢化率は27.33%となります（2021年1月1日現在）。浜松市南区の面積は46.84㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

浜松市南区の魅力

浜松市南区には天竜川や安間川、馬込川、芳川といった多くの河川があります。遠州灘海岸は、毎年春から夏にかけてアカウミガメが産卵に訪れる自然豊かな場所です。釣りやサーフィンといった海のレクリエーションが楽しめます。

遠州灘に面する中田島砂丘（なかたじまさきゅう）は、鳥取県の鳥取砂丘、鹿児島県の吹上浜とともに日本三大砂丘の一つに数えられています。東西に広がる約4kmの砂丘に風が吹いてできる風紋が見られるのが特徴です。また、さまざまな種類の野鳥、海浜植物を間近で観察できます。ロケーションの美しさから、近年では映画やテレビのロケ地として活用されています。

浜松市南区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

浜松市南区の主要な駅

浜松市南区には、JR東海道本線が走行しています。主要駅は「高塚」駅です。駅からは「浜松」駅、「沼津」駅、愛知県「豊橋」駅、岐阜県「岐阜」駅に行けます。

また、浜松市南区では遠鉄バスの路線バスが運行しており。区内各所への移動に便利です。

南区役所

南区役所の所在地は、浜松市南区江之島町600-1です。「南区役所」バス停からすぐ到着します。

要介護認定の申請は長寿保険課で受け付けています。申請の手続きは郵送でも可能です。

参考：南区役所

浜松市南区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

浜松市南区には、計3カ所の地域包括支援センターが設置されています（2021年11月18日）。

参考：浜松市「地域包括支援センター（高齢者相談センター）一覧(担当地区一覧）」

浜松市南区のイベント

浜松まつりで引き回される御殿屋台（Jfr0595 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

浜松市南区で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「浜松まつり」は、毎年5月の3日間にわたって浜松まつり会館周辺で開かれています。永禄年間から450年続く歴史ある祭りです。「凧あげ合戦」では、幅1.5mから2.9mまでの巨大な凧（たこ）が中田島砂丘の空を舞います。

このほか80台を超える屋台が夜の町内を駆け回る「御殿屋台の引き回し」が見どころです。例年100万人以上の来場者が訪れます。

「南区区民感謝day」は、毎年3月に浜松まつり会館で開催されるイベントです。地元住民が気軽に参加できるイベントとして、大凧上げ体験やミニ凧の無料配布がおこなわれます。イベント当日は浜松まつり会館が入館無料となるほか、館内でのイベント参加もすべて無料になります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加するところがあります。気になる方は、入所を検討する施設に確認してみましょう。

浜松市南区の高齢者支援制度

浜松市南区で展開する高齢者の支援制度を紹介します。

軽度生活援助員の派遣

在宅の一人暮らし高齢者の方などに対して、日常生活上の簡単な作業を援助します。サービス内容は、雑草取り、家の小さな修繕、電気の交換といった、簡易かつ一時的な身体介助をともなわない作業です。なお、介護保険や介護予防・日常生活支援サービス事業の対象とならない作業である必要があります。利用料は1時間あたり300円です。

対象者は、以下の全てに当てはまる方です。

65歳以上の一人暮らしまたは高齢者世帯、およびこれに準ずる世帯の方
市民税非課税の世帯の方
日常生活上の簡単な援助が必要な方

参考：浜松市「軽度生活援助員の派遣」

配食サービス

高齢者の自宅まで栄養バランスのとれた食事を届けるとともに、安否確認をするサービスです。1週間あたり3食まで利用でき、健康状況や生活状況に応じて回数の制限が設けられています。利用料は1食につき300円です。

対象者は、以下の全てに該当する方です。

市民税非課税世帯の方
原則65歳以上の一人暮らしまたは、高齢者のみで構成される世帯およびこれに準じる世帯の方
心身の状態や生活の状況により、自分で食事の準備が困難な方

参考：浜松市「配食サービス」

緊急通報システムの貸与

緊急事態が起きた際にすぐ外部に連絡できる緊急通報システムを貸し出しています。通報ボタンを押すと受信センターにつながり、センターの職員が状況に応じて救急車の要請といった手配をします。利用料は、市民税課税世帯が月額1,030円、非課税世帯は無料です。

対象は、以下のいずれかに該当する方です。

65歳以上の一人暮らし高齢者で心疾患および脳血管障害などの循環器系の疾患がある方
75歳以上のひとり暮らし高齢者世帯の方（昼間や夜間に高齢者のみとなる世帯を含む）
75歳以上でサポートが必要な高齢者世帯の方（昼間や夜間に高齢者のみとなる世帯を含む）

参考：浜松市「緊急通報システムの貸与」

浜松市南区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

浜松市南区で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。浜松市南区は浜松市東区・西区・中区、磐田市と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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