田方郡函南町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームゆりかご」、「グループホームつながり」、「ぐるーぷほーむしあわせの家かんなみ」をはじめとした、静岡県/田方郡函南町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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田方郡函南町の老人ホーム・介護施設について

田方郡（たがたぐん）函南町（かんなみちょう）は静岡県の東部に位置します。こちらでは「函南町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

田方郡函南町の特徴

函南町役場（妖精書士 (talk) - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる）

田方郡函南町の人口は3万7,540人です。65歳以上の高齢者人口は1万1,908人で、高齢化率は31.72%となっています。田方郡函南町の面積は65.16㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

田方郡函南町の魅力

田方郡函南町は、伊豆半島の玄関口にあります。箱根山（はこねやま）、鞍掛山（くらかけやま）、玄岳（くろたけ）に囲まれ、狩野川（かのがわ）や来光川（らいこうがわ）が流れる自然豊かな環境です。

伊豆半島はユネスコ世界ジオパークに認定されています。町内には「火雷（からい）神社」や「柏谷横穴群（かしやよこあなぐん）」などのジオサイトが複数存在します。また、来光川の上流域に広がる函南原生林は、水源の森百選に選ばれている森の一つです。函南原生林沿いにある「原生の森公園」では、展望台から駿河湾や富士山などの景色を楽しめます。

ほかにも、田方郡函南町にはさまざまな文化財が残っています。桑原区にある「かんなみ仏の里美術館」は、「薬師如来像（やくしにょらいぞう）」や「阿弥陀三尊像（あみださんぞんぞう）」など24体の仏像群が展示されている美術館です。なかには国指定重要文化財の「阿弥陀如来及両脇侍像（あみだにょらいおよびりょうきょうじぞう）」や、「薬師如来坐像」「毘沙門天立像」といった静岡県指定の有形文化財も含まれており、貴重な姿を鑑賞できます。

田方郡函南町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

田方郡函南町の主要な駅

田方郡函南町では、JR東海道本線（熱海-米原）、伊豆箱根鉄道駿豆線、十国峠ケーブルカーが運行しています。主要駅は「函南」駅、「伊豆仁田（いずにった）」駅です。「函南」駅からはJR東海道本線を利用でき、沼津・静岡方面や熱海方面に行けます。「伊豆仁田」駅からは、伊豆箱根鉄道駿豆線で三島方面や伊豆長岡・修善寺方面にアクセス可能です。

ほかにも町内の移動には、伊豆箱根バス株式会社の路線バスやタクシーも利用できます。

函南町役場

函南町役場は田方郡函南町平井717-13にあります。函南町拠点循環バス「函南町役場」停留所、または伊豆箱根バス「岐れ道（わかれみち）」停留所から歩いてすぐです。

要介護認定の申請は、福祉課高齢者福祉係で受け付けています。申請に必要な申請書は市のホームページから事前にダウンロードできるほか、高齢者福祉係の窓口でも用意しています。

参考：函南町役場

田方郡函南町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

田方郡函南町の地域包括支援センターは、1カ所です。町役場と隣接する保健福祉センター内にあります（2019年8月1日現在）。

参考：函南町社会福祉協議会「地域包括支援センター」／函南町「函南町保健福祉センター」

田方郡函南町のイベント

かんなみ猫おどり(静岡県田方郡函南町肥田)2006年（gundam2345, CC 表示 3.0, リンクによる）

田方郡函南町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「かんなみ猫おどり」は、例年8月上旬に狩野川河川敷や町内の中心市街地、道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」などでおこなわれる夏まつりです。軽井沢地区に伝わる「夜になると人の言葉を話し、踊る猫」の民話に基づいたイベントで、会場には猫のメイクをした人々が集まり、猫に扮した創作ダンスで盛り上がります。祭りの終わりには、花火が打ち上げられます。

「かんなみ商工まつり」は、例年11月上旬に商工会議所前広場で開催されるイベントです。商工会に加盟しているお店による飲食コーナーや即売コーナーなどが開かれ、飲食や買い物を楽しめます。他にも福引大会や福餅まき大会、よさこい踊りにダンスショーといったステージイベントがあります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

田方郡函南町の高齢者支援制度

田方郡函南町が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

函南町食の自立支援事業

買い物や食事作りが困難な高齢者に向けて、食事を届ける事業です。配食サービスを通じて食生活の改善を図るとともに高齢者の安否確認をおこない、在宅生活の継続を支援します。

対象要件は、町内に住所を有し、次のいずれかに該当する方です。

函南町地域包括支援センターが実施する介護予防マネジメント事業において必要と判断された方
おおむね65歳以上の一人暮らしの高齢者などで、調理ができないまたは困難な方で、申請後の調査で承認された方

参考：函南町「介護保険以外の高齢者サービス」

紙おむつの支給

寝たきりの高齢者に向けて紙おむつ類を支給しています。年間500枚、住民税非課税世帯または非保護世帯の方は年間1,000枚の紙おむつが支給されます。支給される紙おむつの種類はテープタイプ（M・L）、パンツタイプ（S～LL）、フラットタイプ、尿取りパット（日中・夜間用）です。年度によって支給される商品が変更される場合があります。

対象は町内に住民登録があり在宅生活をされている方で、次のいずれかに該当する場合です。

要介護度が3～5の方
認知症の高齢者で日常生活自立度が3a以上の方

参考：函南町「介護保険以外の高齢者サービス」

福祉タクシー等利用券の支給

高齢者の外出支援を目的として、福祉タクシー等利用券を支給するサービスです。福祉タクシー指定業者や町内路線バス、伊豆箱根鉄道駿豆線で使える利用券を年間上限1万5,000円分（100円分の利用券150枚）支給します。

対象は次のいずれかに該当する方です。

80歳以上の高齢者の方
身体障がい者手帳1,2級の方
療育手帳A判定の方
精神障がい者保健福祉手帳1級の方

介護保険証など年齢が分かるものや上記を証明できる手帳などと、申請者の認印を持参のうえ、福祉課に申請してください。

参考：函南町「介護保険以外の高齢者サービス」

田方郡函南町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

田方郡函南町内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。函南町は沼津市、三島市、熱海市、伊豆の国市、神奈川県足柄下郡箱根町・湯河原町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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認知症の診断が必要です

要支援2以上が入居対象です

住民票のある地域でしか入れません

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「できることは自分でする」という考え

看護師は配置は義務付けられていない

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