三島市のグループホーム

介護のほんねでは、「ニチイケアセンター平田」、「みしまケアセンターそよ風」、「きたうえファミリーアネックス」をはじめとした、静岡県/三島市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は9件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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三島市の老人ホーム・介護施設について

三島市は、静岡県の東部、伊豆半島の北端部に位置しています。こちらでは「三島市の高齢者の暮らし」についてご紹介します。

三島市の特徴

三島市役所（Nyao148 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

三島市の人口は10万9,051人です。65歳以上の高齢者人口は3万2,213人で、高齢化率は29.54%です（2021年1月1日現在）。

面積は62.02㎢です。以下のように、三島市は、大きく三島南、三島北、北上（きたうえ）、錦田、中郷の5つの地区に分かれています。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／三島市「三島の面積」「地域包括支援センターをご利用ください」

三島市の魅力

三島市には、多くの歴史的な建造物があります。「三嶋大社」は、有名な観光スポットの一つです。奈良時代や平安時代の古書に記録が残っている歴史ある神社で、本殿は2000年に重要文化財に指定されています。このほか、16世紀に北条氏康（うじやす）によって築城された「山中城跡」や、明治時代に建てられた「楽寿館」といった歴史的な建物が多く残っています。

また、三島市は豊富な自然に恵まれています。「白滝公園」では、富士山からの溶岩によって形成された岩を見られます。富士山の湧水（ゆうすい）が白い滝のように流れていることからこのように名付けられました。また、美しい水質で知られる「源兵衛川」は、水源豊かな三島市の象徴です。

さらに、新鮮な水と豊かな土壌を生かした農業が盛んです。三島馬鈴薯（メークイン）、タマネギ、ニンジン、レタスの他、さまざまな野菜が栽培されています。三島馬鈴薯を使った「みしまコロッケ」や、ニンジンを使ったご当地焼酎「きゃろっ娘」といった三島ブランドの名産品があります。

三島市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター三島市の主要な駅

三島市内にはJR東海道線、東海道新幹線、伊豆箱根鉄道駿豆（すんず）線が走っています。主要な駅はJR「三島」駅です。駅から「伊豆箱根バス」「東海バス」「富士急行バス」のバス路線が利用でき、市内外への移動に便利です。

三島市役所

三島市役所の所在地は、三島市北田町4-47です。JR「三島」駅から徒歩15分、伊豆箱根鉄道「三島田町」駅から徒歩5分で到着します。

要介護認定の申請は、介護保険課です。

参考：三島市役所

三島市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

三島市には、地域包括支援センターが5カ所設置されています。

参考：三島市「地域包括支援センターをご利用ください」

三島市のイベント

拝殿（国の重要文化財）（Saigen Jiro - 投稿者自身による作品, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=27385668">リンクによる）

三島市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「三嶋大祭り（みしまおおまつり）」は、毎年8月中旬に三島大社周辺で開催されます。三嶋大社から三島広小路駅までの街路約700mで、山車の競り合いやシャギリというおはやし、サンバパレードを実施します。江戸時代から引き継がれている当番町による山車の引き回しが見ものです。

「菊まつり」は、毎年10月から11月にかけて楽寿園で開催されるイベントです。約6,000鉢の菊の盆栽が並び、毎年テーマに沿って造園されます。これまで小田原城や浜松城を模した大型盆景が作られました。期間中は菊の競技会やライトアップがおこなわれます。食や音楽のイベントがあるため、幅広い方が楽しめるイベントです。

老人ホームや介護施設によっては、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加できることがあります。興味がある方は施設に確認してみましょう。

三島市の高齢者支援制度

三島市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

ふれあいさわやか回収

集積所まで家庭ごみを運ぶのが難しい方を対象に、戸別でごみ収集をおこなう事業です。ごみ収集と同時に安否確認を実施します。回収日は平日のうち週に1回です。

対象は「一人暮らしまたは事業対象者同士のみの世帯」で「ごみを集積所まで持っていくのが難しい方」のうち、次のいずれかの条件に当てはまる方です。

要支援1以上の方
障がい者で、日常生活において常に介助・介護が必要な方

※ただし、住民票の世帯を分けていても同じ敷地内に家族や親族が住んでいたり、該当する方がボランティアや近隣の方などの協力で、ごみ出しが可能な場合は対象外となります。

申請は、高齢者の方は福祉総務課、障がい者の方は障がい福祉課で受け付けています。

参考：三島市「ふれあいさわやか回収」

生きがい教室

趣味活動やレクリエーションを通して、日常生活に活力を与えて介護予防につなげる制度です。地域の小学校や高齢者すこやかセンターを会場に、介護予防体操や絵手紙教室といった活動に取り組んでいます。開催場所によって利用時間や休館日が異なります。

対象はおおむね60歳以上で徒歩で通える方です。

問い合わせは、各生きがい教室や地域包括ケア推進課いきがい推進係が受け付けています。

参考：三島市「生きがい教室」

高齢者バス等利用助成事業

年度内に使用できるバス等助成券3,000円分を交付する事業です。利用できる交通機関はバスと伊豆箱根鉄道駿豆線で、75歳以上の方はタクシーも利用可能です。1回につき100円分利用でき、100円を超える金額は自己負担となります。

対象は「年度内に70歳以上になる高齢者の方」かつ「申請する年の1月1日に三島市に住民登録がある方」です。お問い合わせは、社会福祉部福祉総務課で受け付けています。

参考：三島市「高齢者福祉サービス」

三島市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。三島市は沼津市、裾野市、田方郡函南町、駿東郡清水町・長泉町、神奈川県足柄下郡箱根町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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