大田市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サービス付高齢者向け住宅　和かち逢う家」、「シルバーハイツしろがね」、「サンライズ　さつか」をはじめとした、島根県/大田市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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大田市の老人ホーム・介護施設について

大田（おおだ）市は、島根県の中部に位置している市です。今回は「大田市での高齢者の暮らし」についてポイントをご紹介します。

大田市の特徴

大田市市役所。所在地は島根県大田市。（Original uploader was アラツク (アラツク) (Edited by 663highland) - 日:アラツク, An original image is File:Oda city hall.JPG., CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

大田市の人口は、3万3,800人です。このうち65歳以上の高齢者人口は1万3,557人で、高齢化率は40.11%となります（2021年1月1日現在）。

大田市の面積は435.34㎢です。大きくエリア分けをすると、中央ブロック、東部ブロック、西部ブロック、三瓶ブロック、高山ブロック、仁摩（にま）ブロック、温泉津（ゆのつ）ブロックの7つになります。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／大田市「第 2 章地域別構想」

大田市の魅力

大田市には、かつて日本最大級の銀山だった「石見（いわみ）銀山遺跡」があります。石見銀山は近代化以前の銀生産に関する遺跡が残されており、2007年に世界遺産に指定された場所です。「石見銀山世界遺産センター」では、発掘された遺物やレプリカの鑑賞、丁銀を使ったものづくり体験ができます。

また、大田市には有名な温泉地があります。「温泉津温泉」は、発見からおよそ1300年の歴史がある天然温泉です。なかでも「薬師湯」は、日本温泉協会が選ぶ天然温泉の審査で最高評価を獲得しています。神経痛やリウマチ、疲労回復、生活習慣病のほか、さまざまな疾病に効能があるといわれています。

大田市の特産品は、日本酒の「石見銀山」です。すっきりとした飲み口が特徴で、熱燗や冷やといった幅広い温度で楽しめます。このほか、まんじゅうに衣をつけて揚げた「天ぷらまんじゅう」や「三瓶そば」「箱寿司」といったご当地グルメが豊富です。

大田市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

大田市の主要な駅

大田市にはJR山陰本線が走行しています。主要な駅は「大田市」駅、「温泉津」駅です。JR山陰本線で、京都府から山口県まで移動できます。

また、大田市では「大田市生活バス」が運行しています。井田線・湯里線・温泉津線といった路線があり、市内各地への移動に便利です。

大田市役所

大田市役所は、大田市大田町大田口1111にあります。「大田市役所前」バス停から歩いてすぐです。

要介護認定の申請は、介護保険課のほか、温泉津支所市民生活課、仁摩支所市民生活課の窓口で受け付けています。

参考：大田市役所

大田市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

地域包括支援センターは、大田市内に1カ所設置されています。

参考：大田市「地域包括支援センター」

大田市のイベント

女三瓶山から眺めた火口。子三瓶山（右）と孫三瓶山（左）。左下が火口湖の室の内池。（メルビル - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

大田市で開催されているイベントをご紹介します。

「春の彼岸市」は、毎年3月中旬に「大田市」駅前から本町四ツ角までの区間でおこなわれています。市道約1.5㎞が歩行者天国になり、苗木や日用品、衣料品、雑貨といった露店が数多く立ち並ぶお祭りです。約400年の歴史がある彼岸市といわれ、地元の方からは「中日つぁん（ちゅうにつぁん）」と呼ばれ親しまれています。

「やまばとまつり」は、毎年5月下旬に障害福祉サービス事業所「はとぽっぽ」で開催されるイベントです。事業所の方々が手作りした焼きたてのパンを味わえます。また、ライブ演奏や大道芸、ダンスといったステージが見ものです。

「さんべ祭」は、毎年10月中旬の2日間、「国立三瓶青少年交流の家」をはじめとする三瓶山周辺の8施設でおこなわれる大規模なイベントです。神楽大会やボルダリング体験、ドローン体験、自衛隊車両の見学といった多くの催しものがあります。大鍋の無料ふるまいもあり、幅広い世代の方が楽しめるお祭りです。

大田市の老人ホームや施設のなかには、レクリエーションの一環として地域のイベントに参加するところがあります。気になる方は、入居を検討する施設に確認してみましょう。

大田市の高齢者支援制度

大田市で展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

生活支援ハウス事業

高齢者の方に対して住居を一時的に提供し、必要に応じて相談援助や交流機能を提供するサービスです。期間はおおむね3カ月で、健康で安心した生活を送れるように支援します。

対象者は「一時的な体力低下や生活環境の変化などにより、在宅生活に不安がある方」で、下記のいずれかに当てはまる方です。

一人暮らしの方
夫婦のみの世帯の方
家族の援助を受けるのが困難な方

参考：大田市「生活支援ハウス事業」

シニアクラブ

シニア世代が中心となり、健康づくり・仲間づくり・住み良い地域づくりを目的とした活動をおこなっています。活動の一例には、体操教室、健康スポーツ大会、環境美化活動、作品展、囲碁将棋大会があります。

対象者は、大田市在住の高齢者の方です。入会は、地域のクラブまたはシニアクラブ連合会事務局で受け付けています。会員になると、協賛店舗を利用する際に割引サービスを受けられます。協賛店舗は下記のリンクから確認できます。

参考：大田市「シニアクラブ」

緊急通報装置設置補助サービス

急病や災害といった緊急時に外部に連絡できる「緊急通報装置」の設置費を助成しています。高齢者が住み慣れた地域で長く暮らせるようにサポートすることが目的です。装置の購入費と初期設置費用の助成額は、2万5,000円が上限となります。ただし、月々の利用料金は自己負担です。

対象者は、以下のすべてに当てはまる方です。

大田市に住所がある方
65歳以上の高齢者で一人暮らし、もしくは高齢者のみの世帯の方
大田市税などを滞納者していない方
住民税非課税世帯の方

参考：大田市「緊急通報装置の設置費補助について」

大田市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

大田市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。大田市は、出雲市、江津市、邑智郡川本町・美郷町、飯石郡飯南町に隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。