比企郡小川町の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム小川ひなた荘」、「特別養護老人ホーム　さくらぎ苑」をはじめとした、埼玉県/比企郡小川町の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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比企郡小川町の老人ホーム・介護施設について

比企郡（ひきぐん）小川町は、埼玉県の中部に位置する町です。こちらでは「比企郡小川町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

比企郡小川町の特徴

埼玉県小川町役場庁舎（Ebiebi2 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

比企郡小川町の人口は2万8,647人です。65歳以上の高齢者人口は1万1,549人で、高齢化率は40.31％となっています。小川町の面積は60.36㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

比企郡小川町の魅力

比企郡小川町は外秩父の山々に囲まれた、自然豊かな町です。市街地の中央には槻川（つきかわ）が流れています。小川町は古くから小川和紙、小川絹、建具、酒造といった伝統産業で栄えてきました。歴史を感じられる街並みが残っていることから「武蔵の小京都」と呼ばれています。

小川町の地場産業のひとつである小川和紙は、厳しい寒さと清らかな水がそろった環境で製造される工芸品です。なかでも、楮（こうぞ）だけを使った手すきの和紙「細川紙」の製作技術は、国の重要無形文化財とユネスコ無形文化遺産に登録されています。

また、小川町は貴重な文化財の宝庫です。実年代が分かる家屋のなかで埼玉県内最古である「吉田家住宅」、子育て観音として知られる「大聖寺」に保存されている「石造法華経（ほけきょう）供養塔」といった国指定文化財があります。ほかにも、幕末・明治維新に活躍した山岡鉄舟ゆかりの「割烹旅館二葉本店本館」や「割烹旅館二葉本店六六亭」をはじめとする、国の登録有形文化財が点在しています。

比企郡小川町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

比企郡小川町の主要な駅

比企郡小川町にはJR八高線、東武東上線が通っています。主要な駅は「小川町」駅です。JR八高線を利用すると「高崎」駅方面や「八王子」駅方面へ、東武東上線を利用すると「池袋」駅方面や「寄居」駅方面に移動できます。

このほか町内では路線バスやタクシー、乗合型のデマンドタクシーが運行しています。デマンドタクシーは自宅から指定された乗降場所までをつなぐ公共交通です。買い物や通院など、用途を問わず利用できます。

小川町役場

小川町役場の所在地は、比企郡小川町大字大塚55です。「小川町」駅から徒歩約3分で到着します。

要介護認定の申請は、長生き支援課長生き支援グループで受け付けています。

参考：小川町役場

比企郡小川町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

比企郡小川町では、地域包括支援センターが1カ所設置されています（2022年4月1日現在）。

参考：埼玉県「地域包括支援センター名簿」

比企郡小川町のイベント

小川町駅（京浜にけ - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

比企郡小川町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「節分会（せつぶんえ）追儺式（ついなしき）」は例年2月3日に「普光寺」で開催される伝統行事です。15時から「節分護摩祈願」が、16時からは「縁起がらまき」とよばれる豆まきがおこなわれます。当日は節分の日限定の護摩札を授与しています。

「小川町七夕まつり」は、例年7月下旬から8月上旬に「小川町」駅周辺で開催されるお祭りです。小川和紙で作った100本以上の竹飾りが会場を彩ります。また和紙づくりの見学や体験ができるほか、「小川祭ばやし」というお囃子が見られます。およそ8万人が参加する大規模なイベントです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

比企郡小川町の高齢者支援制度

比企郡小川町が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

配食サービス事業

安否確認を兼ねて、高齢者の方の自宅に昼食を届ける事業です。利用できるのは月～土曜日までのうち5日間で、配達日は利用者が選べます。利用料は1食350円です。

対象は、65歳以上の一人暮らしの方または高齢者のみの世帯で、調理などが難しい方です。また、同居している家族が障がい者の方などの世帯は利用できる場合があります。

お問い合わせは、小川町役場長生き支援課高齢福祉担当で受け付けています。

参考：比企郡小川町「在宅サービス」

軽度生活援助事業

高齢者の方の自立した生活をサポートするため、日常生活上の簡単な援助をする事業です。シルバー人材センターや社会福祉協議会が派遣する軽度生活援助員が訪問し、外出の付き添いや食材の買い出しといった援助をおこないます。月～金曜日の9～16時までで、1カ月に4時間まで（おおむね週1回1時間）利用できます。

対象は、おおむね65歳以上の一人暮らしの方または高齢者のみの世帯で、日常生活上の手助けが必要な方です。要介護・要支援の認定を受けている方は介護保険サービスが優先されますが、内容によっては利用できる場合があります。

お問い合わせは、小川町役場長生き支援課高齢福祉担当で受け付けています。

参考：比企郡小川町「在宅サービス」

小川町家族介護用品助成事業

自宅で暮らしていて常に紙おむつが必要な高齢者の方に対して、介護用品の購入代金を一部助成する事業です。支給限度額は、1カ月あたり3,000円です。パンツ型紙おむつ、テープ型紙おむつ、尿取りパッド、尿取りシート（フラットタイプ）が助成対象となります。

対象者は、以下の全てに当てはまる方です。ただし、助成対象となるかは最終的に町が判断します。

要介護3以上の方
在宅で生活する高齢者の方で、ひと月に22日を超えて入院・入所していない方
尿失禁などにより、常時紙おむつを使用している方（外出時、夜間のみの使用は対象外）

お問い合わせは、小川町役場長生き支援課長生き支援グループで受け付けています。

参考：比企郡小川町「小川町家族介護用品助成事業」

比企郡小川町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

比企郡小川町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。比企郡小川町が隣接する地域は、比企郡嵐山町・ときがわ町、大里郡寄居町、秩父郡東秩父村です。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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