幸手市の老人ホーム・介護施設について
幸手(さって)市は、埼玉県の北東部に位置している市です。こちらでは「幸手市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。
幸手市の特徴
幸手市の人口は5万256人です。65歳以上の高齢者人口は1万7,484人で、高齢化率は34.79%となっています。
幸手市の面積は33.93㎢です。エリア分けをすると、中央地区、西地区、東地区の3つのエリアに分けられます。
幸手市の魅力
幸手市は、市内の標高差が11.2mしかない平坦な地形の市です。坂が少ないため、移動しやすい環境となっています。電車や高速道路といった交通網も整備されており、市外へのアクセスも良好です。
幸手市は豊かな自然環境に恵まれている点も魅力です。関東有数の桜の名所「権現堂桜堤」では、約1㎞にわたり約1,000本のソメイヨシノが咲きます。そのほか「権現堂公園」ではアジサイやヒマワリ、スイセンといった四季折々の花を楽しめます。
また、幸手市は「白目米(しろめまい)」発祥の地で、米どころとして有名です。「白目米」は、かつて日本一おいしいお米として幕府に上納されていた歴史があります。現在では、ふるさと納税の返礼品にもなっています。
幸手市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
幸手市の主要な駅
幸手市には、東武日光線が通っています。「幸手」駅は幸手市にある唯一の鉄道駅です。東武スカイツリーラインで「北千住」駅まで約45分で行けるほか、「春日部」駅で乗り変えると「大宮」駅まで約45分、「曳舟」駅で乗り換えれば「浅草」駅まで約1時間ほどでアクセスできます。
また、幸手市内では市内循環バスが運行しています。2016年に一度廃止となりましたが、2022年1月4日より運行が再開されました。公共施設や病院、ショッピングといった日常生活での移動に便利です。
幸手市役所
幸手市役所の所在地は、幸手市東4丁目6-8です。「幸手」駅より徒歩約17分、「幸手市役所」バス停から歩いてすぐに到着します。
要介護認定の申請は、介護福祉課で受け付けています。
参考:幸手市役所
幸手市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談事に対して解決策を提示してくれます。
幸手市には、地域包括支援センターが2カ所設置されています(2018年9月14日現在)。
参考:幸手市「地域包括支援センター」
幸手市のイベント
幸手市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「幸手桜まつり」は、例年3月から4月にかけて「権現堂公園」で開催されるお祭りです。長さ1㎞にわたる提には約1,000本のソメイヨシノが咲き、桜のトンネルを作ります。堤の隣に広がる菜の花畑とのコントラストが見どころです。開催期間中には、さまざまなイベントや約100店舗の露店が並び、多くの花見客でにぎわいます。
「幸手市民まつり」は、例年11月に「幸手駅前通り」で開催されるお祭りです。市内産業の振興や、地域コミュニティーの推進を図るためにおこなわれます。オープニングパレードを皮切りに、ステージイベントや各種アトラクション、抽選会、商工バザーなど、幅広い年代が楽しめる催しがあります。
「大杉ばやし」は、毎年7月第1日曜日に「大杉神社」の夏祭りで披露されるお囃子(はやし)です。「あんばばやし」とも呼ばれ、「道中ばやし」や「みだればやし」といった種類があります。繁栄や悪疫退散、害虫駆除、風水害からの無事を祈願して、神輿(みこし)の動きに合わせて演奏します。市の無形民俗文化財に指定されている伝統的な芸能の一つです。
老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。
幸手市の高齢者支援制度
幸手市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
紙おむつ支給事業(介護福祉課)
介護をおこなう家族の負担を軽減するために、排せつの介護が常時必要な高齢者に対し、紙おむつを支給する事業です。紙おむつはパンツタイプ、テープ止めタイプ、尿とりパット、フラット型の中から選べます。申請したら、月末に自宅まで紙おむつを届けます。
対象者は市内に住所があり、自宅にて常時おむつが必要で、下記のいずれかに該当する方です。
- 要介護3〜5に認定された方
- 要介護1・2に認定された方で、対象者が属する世帯の全員が市民税を課税されていない方(世帯分離をしていても、同一の住居に居住し、生計を一にしている場合は同一世帯とみなします)
ただし、予防目的でおむつを使用している方、ショートステイなどを月のほとんど利用しており、自宅で生活していない方、グループホームや有料老人ホームなどに入所されている方は対象にはなりません。
参考:幸手市「紙おむつ支給事業(介護福祉課)」
緊急時連絡システム
高齢者の自宅に専用の連絡装置を設置し、必要に応じて民間受信センターから幸手消防署などへ連絡するシステムです。非常ボタンを押すと専任のスタッフにつながり、状況にあわせて消防署への通報や緊急連絡先への連絡などの対応をおこないます。また、相談ボタンを通じて専任のスタッフへの相談も可能です。そのほか、安否確認の連絡を毎月1回おこないます。
対象者は、幸手市内に住所があり居住しているおおむね65歳以上の一人暮らしの方のうち、心臓疾患や脳血管疾患といった慢性疾患により常に注意が必要な方です。また利用にあたっては、自宅に固定電話が設置されている必要があります。
参考:幸手市「緊急時連絡システム」
幸手市高齢者・障害者地域見守り支援ネットワーク
幸手市では、高齢者の方や障がいのある方が住み慣れた地域で安心して自立した生活ができるよう、見守るための体制を築いています。地域住民や民間事業者、その他関係機関、行政などが連携し、より良い支援を行うことが目的です。
協力関係機関はステッカーを掲示し、日々の業務の中で高齢者や障がいのある方を見守っています。気になる変化があった際は地域包括支援センターなどの連絡先に連絡し、対応する仕組みです。関係機関の一覧や連絡先は、以下のリンクから確認できます。
参考:幸手市「幸手市高齢者・障害者地域見守り支援ネットワーク」
幸手市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
幸手市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。幸手市は久喜市、北葛飾郡杉戸町、千葉県野田市、茨城県猿島郡五霞町に隣接しています。