多久市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　けいこう園」、「グループホーム大地」、「グループホーム　『悠々』」をはじめとした、佐賀県/多久市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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多久市の老人ホーム・介護施設について

多久市は、佐賀県の中央部に位置している自治体です。こちらでは「多久市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

多久市の特徴

多久市役所（Waka77 - 投稿者自身による著作物, CC0, リンクによる）

多久市の人口は1万8,569人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は6,830人で、高齢化率は36.78％となっています。多久市の面積は、96.56㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（7月1日時点）」

多久市の魅力

四方を山に囲まれた多久市は、豊かな自然と長い歴史を有しています。特産品が豊富であり、中でもビワの産地としては100年以上の歴史があります。また、1個あたり約400グラムの大きな桐岡なすも特産品の一つです。桐岡なすは古くから受け継がれてきた伝統野菜として知られています。

多久市には、儒学の祖である孔子を祭っている「多久聖廟（たくせいびょう）」があります。現存する孔子廟の中でも、古くから存在している孔子廟の一つです。「多久聖廟」内にある聖龕（せいがん）は、簡単に取り出せないような細工が施された八角形の厨子であり、国の重要文化財に指定されています。

また梅や400本の桜、ツツジ、紅葉など四季折々の景色が楽しめる「西渓公園」には、かつて炭鉱王と呼ばれた高取伊好が寄贈した「寒鶯亭（かんおうてい）」があります。1999年に国の登録有形文化財に指定された、木造和風建築の公会堂です。亭内には、その名前の由来となった高取翁の筆の書「寒鶯待春」が残されています。

多久市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

多久市の主要な駅

多久市には、JR唐津線が通っています。主要駅は「多久」駅です。JR唐津線を利用すると、佐賀方面や西唐津方面にアクセスできます。

また、多久市ではコミュニティバス「ふれあいバス」を運行しており、多久市役所や駅、市立病院、公民館などにアクセス可能です。ふれあいバスは月曜日から土曜日まで毎日同じ時刻表で運行しています。

多久市役所

多久市役所の所在地は、多久市北多久町大字小侍7-1です。「多久市役所」バス停から徒歩約1分で着きます。

要介護認定の申請・相談先は、地域包括支援課地域包括支援係または佐賀中部広域連合認定審査課認定調整係です。

参考：多久市役所

多久市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

地域包括支援センターは、多久市内に1カ所設置されています。

参考：多久市「地域包括支援センター」

多久市のイベント

多久駅（LERK, CC 表示 3.0, リンクによる）

多久市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「多久山笠」は、例年8月15・16日に「多久」駅前の荕原・砂原地区で開催される夏祭りです。期間中は駅前の大通りが歩行者天国となり、武者人形を飾った人形山と、提灯で飾られた三角や四角の形をした提灯山が約1.1kmを練り歩きます。沿道には多くの露店が並び、約800発の花火が祭りのフィナーレを飾ります。

「多久まつり」は、例年10月の最終土曜日と日曜日に「多久」駅周辺で開催されているお祭りです。期間中はステージイベントや飲食エリアを楽しめます。ほかにも企業ゾーンやまなびゾーンといったPRコーナーや体験コーナー、抽選会などが催されます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

多久市の高齢者支援制度

多久市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

紙おむつ・介護用品支給事業

在宅で過ごす高齢者に向けて、紙おむつなどの介護用品を支給するサービスです。紙おむつや尿取りパッドなどの介護用品を対象とする、紙おむつ支給クーポンが提供されます。クーポンは多久市内の薬局やドラッグストアなどで使用可能です。

対象者は、要介護3〜5のいずれかに該当する在宅の高齢者を介護している家族です。申請は、多久市役所地域包括支援課地域包括支援係で受け付けています。

参考：多久市「紙おむつ・介護用品支給事業」

食を支えるサービス

食材の調達や調理が困難な高齢者に向けて、昼食または夕食を配食するサービスです。配食と同時に見守りも実施しています。配食の実施期間は月曜日から土曜日までで、利用回数は利用者の状況などによって決定されます。

対象者は調理が困難な方で、以下のいずれかに該当する方です。

65歳以上の一人暮らしの方
高齢者のみの世帯およびこれに準ずる世帯
重度の障がいがある方

申請窓口は、多久市役所地域包括支援課です。

参考：多久市「食を支えるサービスを利用しましょう」

生活管理短期宿泊事業

介護保険非認定者を対象に、より自立した生活の管理・指導を目的とした短期間宿泊事業をおこなっています。特別養護老人ホームなどの空き室を活用した、一時的な短期間宿泊が可能です。宿泊を利用できるのは原則年間7日間以内で、1日1,900円の利用料がかかります。

申請は、多久市役所地域包括支援課地域包括支援係で受け付けています。申請から利用までの流れについては、下記の参考ページをご確認ください。

参考：多久市「生活管理短期宿泊事業」

多久市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

多久市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。多久市は、佐賀市、小城市、唐津市、武雄市、杵島郡大町町・江北町に隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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