唐津市のグループホーム
介護のほんねでは、「ニチイケアセンターこうだ」、「社会福祉法人唐津市社会福祉協議会認知症対応型共同生活介護事業所おうか」、「グループホームひだまり 蓮花」をはじめとした、佐賀県/唐津市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は40件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。
検索結果 40件
全国のおすすめ施設特集
唐津市の老人ホーム・介護施設について
佐賀県唐津市は九州の北西部に位置しており、大陸への玄関口として栄えてきた市です。ここでは、唐津市での高齢者の暮らしを紹介します。
唐津市の特徴
唐津市の人口は、11万9,869人です。そのなかで65歳以上の高齢者人口は3万8,736 人で、高齢化率は 32.32%となっています（2021年1月1日現在）。
唐津市の面積は487.60㎢で、佐賀県全体の約20％を占めています。唐津市は、以下の5つのエリアに分かれます。
| エリア名 | 特徴 |
|---|---|
| 唐津市街エリア | 唐津城があり、明治時代に炭鉱の港町として栄えた歴史を感じるエリア |
| 浜玉（はまたま）・七山（ななやま）エリア | 虹の松原やのどかな田園風景が広がる七山といった、四季折々の自然を満喫できるエリア |
| 呼子（よぶこ）・鎮西（ちんぜい）エリア | 国の天然記念物に認定されている七ツ釜を楽しめる。名護屋城跡をはじめ桃山文化の面影を感じられるエリア |
| 肥前（ひぜん）エリア | 長崎県松浦市を結ぶ鷹島肥前大橋があり、青い海に面した自然豊かなエリア |
| 厳木（きゅうらぎ）・相知（おうち）・北波多（きたはた）エリア | 日本に初めて中国・朝鮮系の陶技法が伝えられた北波多地区があり、唐津焼発祥の地として文化が息づくエリア |
唐津市の魅力
唐津市は玄界灘、背振山（せふりさん）、松浦川と、海・山・川がそろった自然豊かな環境です。そのため、新鮮な食材が数多く収穫できます。「呼子のイカ」は佐賀県を代表する海の幸として有名です。また全国で最高級の品質を誇る「佐賀牛」は、唐津市が県内の生産量の半分を占めています。
さらに絶景のスポットがあります。標高284mの「鏡山」（かがみやま）はサクラやツツジの名所で山頂の展望台からは日本三大松原の一つ「虹の松原」を眺められます。また国の天然記念物である「七ツ釜」は、玄界灘の荒波によって削られてできた景勝地です。7つの洞窟に、船で入れます。
また絶景スポットのほか、唐津市には旧跡が多く点在し、歴史を感じる市として魅力的です。1608年に建てられた「唐津城」は、町のシンボルとして多くの人々に愛されています。「法光寺」では、春になると豊臣秀吉が植えたと伝えられる八重桜が綺麗に咲き誇ります。
唐津市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
唐津市の主要な駅
唐津市内ではJR唐津線・筑肥線（姪浜～西唐津、唐津～伊万里）が走っています。唐津市の主要な駅は「唐津」駅、「東唐津」駅です。「唐津」駅はJR筑肥線の起点になっています。伊万里にかけて佐賀県内へのアクセスがしやすい駅です。
佐賀県の唐津市役所
唐津市役所の所在地は、唐津市西城内1-1です。JR唐津線「唐津」駅より徒歩4分で着きます。要介護認定の申請は高齢者支援課で受け付けています。
参考：唐津市役所唐津市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
唐津市内には4カ所のサブセンターを含めて、合計5カ所の地域包括支援センターが設置されています。
参考：唐津市「地域包括支援センターをご利用ください！～高齢者の総合相談窓口～」唐津市のイベント
唐津市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。
「唐津くんち」は毎年11月2～4日に開催される唐津神社の秋季例大祭です。巨大な曳山（ひきやま）が、笛・鐘・太鼓の三つ囃子（はやし）とともに、唐津市内の旧城下町を巡行します。1980年には国の重要無形民俗文化財に、2016年にはユネスコ無形文化遺産に指定された、市民に愛されているお祭りです。
「九州花火大会」は毎年7月中旬に唐津市西の浜で開催される花火大会です。県内最大級を誇る6,000発の花火が夜空を鮮やかに彩ります。会場からは唐津城が見え、花火と唐津城の風情ある情景を楽しめます。
唐津市の高齢者支援制度
唐津市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
救急医療情報キットの配布
「救急医療情報キット」は、シール・マグネット型のカードです。体調を崩して救急車を呼ぶといった緊急の場合に救急隊員に連絡先、かかりつけ病院、服薬する薬といった情報を伝えやすくし、迅速な救命活動に役立てます。情報を記載したうえで専用容器に入れ、目につきやすい場所に保管します。
対象は「在宅の75歳以上の高齢者のみの世帯の方」か「民生委員が必要と認めた世帯の方」です。各地区の民生委員が対象世帯を訪問し、無料で配布されます。
参考：唐津市「救急医療情報キット」高齢者軽度生活援助事業
「高齢者軽度生活援助事業」は、高齢者の自立した生活を援助するために、寝具類の洗濯・日干し、庭の枝落とし、除草、窓拭きといった日常生活の軽易な作業を支援する制度です。
対象者は「在宅の60歳以上の一人暮らし世帯または高齢者のみの世帯で、在宅生活に支障のある方」です。支援時間は、1カ月で16時間までで、利用料は1時間80円です。
参考：唐津市「高齢者軽度生活援助事業」高齢者配食サービス
「高齢者配食サービス」は、高齢者にバランスのとれた食事を提供し、安否の確認をする制度です。
対象は「唐津市に住民登録しているおおむね65歳以上の一人暮らし、または高齢者のみの世帯」で「加齢、心身の障がいや疾病により日常的に食事の調理が困難な方」です。月～金曜日まで1食420円で昼食、夕食を自宅に届けます。業者によっては土日に利用できる場合があります。
参考：唐津市「高齢者配食サービス」唐津市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
唐津市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。唐津市は、佐賀市、伊万里市、多久市、武雄市、東松浦郡玄海町、福岡県糸島市、長崎県壱岐市、松浦市と隣接しています。
グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】
ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。
グループホームの入居条件は満たしていますか？
グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。
認知症の診断が必要です
グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。
要支援2以上が入居対象です
グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。
要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。
住民票のある地域でしか入れません
グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。
グループホームの退去要件
グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。
特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。
また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。
グループホームの特徴を把握していますか？
グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。
1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア
グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。
「できることは自分でする」という考え
グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。
看護師は配置は義務付けられていない
認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。
グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
グループホームの費用
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 0～数百万円ほど | 10～20万円ほど |
グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。
入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。
グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。
グループホームで認知症を抑制しながら生活する
以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。
- 認知症の症状の抑制を考えている
- 認知症でありながら、自立した生活を続けたい
- 医療依存度は高くない
グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。
また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。
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