神栖市の口コミ・評判ありの老人ホーム・介護施設

介護のほんねでは、「アンダンテ神栖」、「特別養護老人ホーム　はまなす」をはじめとした、茨城県/神栖市の老人ホームを掲載中。本音の口コミや評判を参考にすると施設選びがスムーズに進むかもしれません。実際の利用者やそのご家族、働いていた方やケアマネによるリアルな情報が満載です。

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神栖市の老人ホーム・介護施設について

神栖（かみす）市は、茨城県の南東部に位置している市です。工業が盛んで、2020年度の経済産業省「工業統計調査」では製造品出荷額が県内1位となりました。こちらでは「神栖市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

神栖市の特徴

茨城県、神栖市役所（妖精書士 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

神栖市の人口は9万5,537人です。65歳以上の高齢者人口は2万2,215人で、高齢化率は23.25％となります。面積は146.97㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村面積調（1月1日時点）」

神栖市の魅力

工業が盛んな神栖市では、数多くのコンビナート群が形成されています。「鹿島港」は、世界有数の堀込式港湾です。港を一周する遊覧船「ユーリカ」に乗ると、臨海工業地帯や巨大なタンカーを間近で見られます。

神栖市では「波崎漁港」を中心に、さまざまな漁業がおこなわれています。イワシやサバ、マグロ、シラス、ハマグリなどが代表的です。そのほか利根川ではシラスウナギも獲れます。

また神栖市では、野菜や植物の栽培が盛んです。寒暖差の少ない温暖な気候と、水はけの良い土壌をいかした農業がおこなわれています。なかでもピーマンの生産量と作付面積は日本トップクラスです。また正月飾りに使われる千両と若松は、大正時代から生産されている特産品です。

神栖市には「鹿島神宮」「香取神宮」とともに東国三社の一つとされる「息栖（いきす）神社」があります。大正から昭和初期には、松尾芭蕉をはじめ多くの文人が訪れました。なかでも日本三霊泉の一つである「忍潮井（おしおい）」はパワースポットとして人気です。

神栖市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

神栖市の主要な駅

神栖市内には旅客駅がありません。市内の主要な交通手段はバスです。市内各所の移動に便利な路線バスや神栖市コミュニティバスが通っているほか、「東京」駅行きの直通高速バスなどが運行しています。

神栖市役所

神栖市役所は、神栖市溝口4991-5にあります。「神栖市役所前」バス停からすぐです。

要介護認定の申請は、長寿介護課もしくは波崎総合支所・防災センターの市民生活課で受け付けています。

参考：神栖市役所

神栖市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

神栖市内には地域包括支援センターが3カ所設置されています（2022年1月14日現在）。

参考：神栖市「地域包括支援センター」

神栖市のイベント

神栖市で毎年恒例となっているお祭りやイベントを紹介します。

「かみすみなと祭り」は、例年7月下旬に大野原中央通りで開催されるイベントです。市道を歩行者天国とし、纏（まとい）や太鼓演奏が披露されます。子どもたちによる鳴り物を載せた山車（だし）や神輿（みこし）の巡回が見どころです。

「かみす七夕まつり」は、例年8月に港南通り・すずらん通り両商店街で開催される行事です。2つの通りを歩行者天国にして、沿道に彩色豊かな七夕飾りを飾ります。祭りの日は子ども神輿（みこし）パレードや舞踊会、抽選会といった催しものが開かれます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

神栖市の高齢者支援制度

神栖市で展開する高齢者支援制度を紹介します。

軽度生活援助事業（ホームヘルプ）

高齢者の自立した在宅生活をサポートするため、日常の小さな困りごとを解決する事業です。サービス内容の具体例は下記の通りです。

掃除（主に利用者が使用する居室やトイレなどの掃除・ゴミ出し）
洗濯
衣類の整理
一般的な食事の準備や調理
生活必需品などの買い物
事故防止のための家屋外の整理・整頓
その他在宅のひとり暮らし高齢者などに対する簡単な日常生活上の援助

利用料は20分以上45分未満が190円、45分以上60分未満は230円です。なお、利用できるのは週に2時間未満となります。

対象者は「おおむね65歳以上の単身世帯、高齢者のみの世帯、またはこれに準ずる世帯に属する高齢者」のうち、「日常生活上で援助が必要な方」です。ただし、要介護認定を受けている方や、介護予防・日常生活支援総合事業の対象となっている方は、介護保険の訪問介護サービスと重複するサービスは利用対象外となります。

参考：神栖市「軽度生活援助事業(ホームヘルプ)」

愛の定期便事業

一人暮らしをしている高齢者の方の自宅へ乳製品を配達し、安否確認をおこなっています。利用料は無料です。利用には住んでいる地区の民生委員へ相談が必要です。

対象者は、下記全てに該当する人です。

市内に住所があり居住している、おおむね65歳以上の方
一人暮らしの方
人と接する機会の少ない方
安否の確認を必要とする疾病などを持っている方
緊急時に安否確認のできる近隣協力者がいる方

参考：神栖市「愛の定期便事業」

路線バス福祉パス

高齢者の方などに対して無料で路線バスに乗れる「路線バス福祉パス」を発行しています。福祉パスは市内で乗車または下車した場合のみ利用可能です。福祉パスを忘れた場合は現金での支払いが必要となります。

対象者は、市内に1年以上住んでいて、下記のいずれかに当てはまる方です。

60歳以上の方
身体障害者手帳の交付を受けている方（1種または1～3級までの場合は介助者も含む）
療育手帳の交付を受けている方（AとマルAの場合は介助者も含む）
精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方（1級の場合は介助者も含む）
「生活保護法」または「就学困難な児童及び生徒に係る就学奨励についての国の援助に関する法律」により保護を受けている被保護者、その扶養義務者またはその他の同居する親族の方

申請は、市役所社会福祉課または市民生活課で受け付けています。

参考：神栖市「路線バス福祉パス」