特別養護老人ホームみずほの里の口コミ・評判　黒糖の娘（女性/50代）

田園地帯にあり、風光明媚な土地柄の割に、主要アクセス道路にはおよそ5分程度と周辺環境にはとても優れています。外観、内装とも木目・パステルを基調とした優しい雰囲気で、面会に行くにも気軽に訪れやすいような気がします。施設内はオープンスペースとなっており、広い大ホール（食堂を兼ねています）の周りに蜂の巣状に居室が配置され、入居者の孤独感を軽減している工夫がなされているようです。

地域の方々との交流や、家族参加のバザー、恒例のレクリエーションなど様々な行事が開催されています。その時々の様子は会報や施設内の掲示板で知ることがでできました。軽い運動を兼ねたレクリエーションなどは入居者同士や家族のコミュニケーションを図る絶好の機会であり、ありがちな施設内孤立を防ぐ良い方法と思いました。

特老なので、介護保険と本人の年金で支払いはほとんどすみましたが、身の回り品や差し入れなどに月１〜２万円程度の負担はあったと思います。年金振込口座からの引き落としが可能だったので、特に面倒だと感じたことはありません。介護段階によって、負担増も覚悟していましたが、結局は入居時とほとんど変わりませんでした。

本人の嚥下能力に応じた適切な食事がでていました。季節の料理や地元の食材を使った料理がでることもあり、旬の食を楽しませていただいていたようです。 ただ、食事介助のヘルパーさんが目を離したようで、何度か嚥下制肺炎を起こしたことは今でも不満に思っています。

スタッフのほとんどは挨拶も明るく、施設全体に明るい雰囲気がありました。ただ、面会時に手続きする事務の方の対応が不親切で不満でした。入居者と直接係る仕事では無いにしても、もう少し丁寧な対応があっても良いと思いました。 介護スタッフ方は、面会時に入居者の様子を細かく教えて下さったり、一緒に庭園を散歩（車いすですが）できるように配慮してくださったりと、対応は満足でした。

市内総合病院の院長が施設開設者なので、医療体制、連携は心配ありませんでしたが、嚥下性肺炎により夜中に何度か救急搬送され、病院に急行しました。大過なく施設に戻れたものの、長期入院となった場合、一度退所しなければならず、入院中は本人の病状もさることながら、退所への不安と対応で相当の心労と労力をかけました。

山々が近くに見える田園地帯にあり、自然環境豊かな場所に立っています。主要幹線道路まで約5分と、アクセスも良く、騒音に悩まされることもなく、入居者にはとても良い環境だと思います。 特老なので、周辺に出歩く必要性はないので、周辺の施設に関しては特に何もなくても問題ありませんでした。

人気のある施設で、親族が入居したころに比べ、今では入居待ちが大勢いると聞きます。自分のことを考えると、できればお世話になったこの施設に入りたいと思いますが、これからますます高齢化社会が進み、自分が入れるとは限らないので、他の施設も探しえおくべきか、と考えています。