特別養護老人ホーム　野桑の里の口コミ・評判　酔夢山人（男性/80代）

施設もわりと新しく、個室の部屋も広かったので、部屋の環境自体にはさして大きな不満は感じられなかったが、ただ常に入り口のカーテンが開け放たれており、それは患者のためと言うよりもも施設の人手不足をカバーするものであることが明白で、患者自身の落ち着きや心理的な安心を大きく阻害していたので、再三注文を付けたが、守られることはなかった。

常時付き添ったことではないので正確なことは解からないが、本人は余り参加したくなるようなものはないと言っていたのを覚えている。、

入院相談の時、患者の身心や病状の状態の聞き取りよりも、入院や介護費用に耐えられるかという、患者や親族の収入状況の方に、多くの関心と聞き取り時間も長かったように思われて、介護現場の苦しい状態が゛察せられる思いがして、少し暗澹たる思いに駆られた。

患者本人も入院中を通して余り食欲がなく、食事時間の到来を好んでいなかった印象も強く、体調が悪いとき、介護士の人に食べさせてもらっていたが、何度かその場に居合わせたが、余り丁寧親切な対応と言う感じを受けなかった。

最も困ったことは、お世話を下さる介護の人が驚くほど頻繁に変わってしまうことで、施設側に同じ人にして欲しい旨の交渉をしたが、当人が辞めてしまう事で・・・と言われるばかり、勤務年数の長い人に担当して欲しい旨の交渉も、他の人のこともあり、施設の都合もあるので、貴方の都合ばかりに行かない、と聞き入れてもらえなかったことは、残念な思いだった。

家族や兄弟が当番を決めて良く施設に伺うようにしていたが、夜間の時などには、眼が行き届かず、どのような思いを本人がしていたかは、正確ではないが、決して満足をしていたとは思われない感想を良く聞かされた。

本人が近くの施設に入りたくないと強く希望したので、少し遠くを選択したが、山間の施設で近くに買物をするような施設もまるでないところで、入ってからかぞくであんな場所はダメ・・と親戚一同から強く責められました。

本人が希望したことで、仕方がないと慰めているが、場所、介護体制、費用、遠近の思い違い、 など、その後関心を強く持って、施設関連を眺めてきたので、その当時よりもよい選択が出来そうになったと、今では高い授業料を支払ったと諦めている状態が正直なところ。