神戸海岸特養ケアセンターケアハウスの口コミ・評判　みんみん33（女性/60代）

全室が個室で、ビジネスホテルより快適な感じです。個室にはトイレと洗面が完備されていて、 入居するとなった場合は、小さな家具や家電を置くスペースもあり、不自由はなさそうです。 食事はダイニングルームでとるようになっていますが、各フロアーの半分ずつの入居者が集まるだけですので、広々としていて車いすでも余裕です。ラウンジにはテレビもあり、家族が面会に来たときにはゆったりと座れるソファーもフロアーごとにあります。 居室からダイニングまでの移動には手すりがあり、足元が不安な方でも安全です。 トイレは共有スペースにもありますが、不快な臭いなども全くなく、むしろ消毒薬の臭いがするぐらいで、清潔な感じです。 海側と山側の居室とでは景色がずいぶん違いますが、日当たりはよく、都会のホテル並みの景観が保たれています。

音楽療法などへの取り組みもなされていて、デーサービスの方にも満足できると思います。 クリスマスイベントや家族も参加できるディナーパーティーなど、きめ細やかなイベントがありました。あまり興味がなかったのでよく覚えていませんが、週に3から4日は何かしらのレクリエーションがありました。 イベントホールには大きなスクリーンがあり、プロジェクタも備えられていたので、映画大会やイベントの撮影の鑑賞会なども行われているのではないかと想像します。

介護保険の利用ができるので、認定された程度が軽い場合自費も多くなりますが、神戸市民だと減免の申請ができるので、それを利用すればかなり安くなります。国基準よりは高めの設定になっていますが、施設は新しく、そのクオリティから考えればそれほど高価だとは思えません。 デーサービスやショートステイを利用する際にもこまごまとした費用が加算される施設がありますが、こちらではケアに関することで追加に請求されることはありません。 要介護2で入居した場合ですと、20万程度だろうということでした。特養としての入居になれば年金内で収まるのではないかと思います。 支払方法は窓口での現金払いのほか、振込や引き落としなど、フレキシブルに対応してくださるようです。

食事はキッチンからワゴンで運ばれる、病院と同じようなシステムになっています。メニューは日替わりでよく考えられており、入居者の咀嚼や嚥下に関する情報に対応して、さまざまなタイプの食事が用意されているようです。入居にあたっては、食べられないものなどの調査もきちんとされるそうです。レストランではないので、給食となり、メニューを選ぶことはできませんが、自分で購入したものを食べることや、家族の差し入れなどが制限されることはないとのことでした。ダイニングにある電子レンジやオーブントースターも使用していいそうです。 おやつが毎日あり、甘味が欲しくなることが多い高齢者にとってはうれしい時間だと思います。 飲み物もお茶だけでなく、コーヒーやミルクなどが選べるとのことでした。

スタッフにはとても若い方もいらっしゃいますが、概して皆さん親切で丁寧な対応をされます。 見学しただけなので、実際に入居者の方とどのような会話をしているかまではわかりませんが、入居者の方とであったときには、必ず挨拶をされていましたし、中には、「見学ですか? どうぞ私の部屋を見てください、開いてますから」とおっしゃる入居者もいたぐらい、信頼関係はできているように思いました。 ホームの責任者の方は穏やかでとても丁寧な話し方をされます。高齢者への虐待などが心配される昨今ですが、この施設では話し方もトレーニングしているのではないかと想像します。

詳しいことはよくわかりませんが、人数や夜間体制については、数字上の問題はなさそうです。 介護スタッフだけでなく、看護師や医師も夜間に常駐しているということでした。 もともとは病院だったのを改築してできたセンターで、企業グループ内には病院もあり、連携は良いと思われます。ショートステイであっても、健康管理には気を配り、体温検査や排せつの状態などもチェックするそうです。

ターミナル駅から徒歩で10分ぐらい。最寄り駅からは徒歩4分ぐらいと非常に便利な場所にあります。しかも都会なので、近所にはコンビニも複数ありますし、弁当屋もあるので、ちょっとしたものを買うのに散歩に出かけることができます。目の前には公園があって緑も豊かです。周辺はオフィス街なので、日中は人通りも多いですが、夜間は静かです。 三宮駅周辺には何でもあるので、お見舞いの際に頼まれたものを買ってから行くことも簡単です。隣にはホテルもあるので、家族と食事に出かけることもできるでしょう。

とにかく、建物が新しくてきれいなことに驚きます。建物に入る際には靴からスリッパに履き替えるようになっていますが、施設内の床はピカピカです。 現在のところ、ケアハウスとしては入居までにはあまり時間がかからないようでしたが、特養となると少し待たなければならないとのことでした。同じ施設の中に、ケアハウスと特養とがあるものも珍しいように思います。軽めの時から入所していても、介護保険の認定が重くなれば、同じ施設でフロアー移動という形で、同じケアを受けながら特養に変更することができます。