グループホーム　こもれびの口コミ・評判　東道（女性/50代）

認知症専門型グループホームです。小高い丘にあり眺めは最高です。ピカピカの床張りで玄関から直接各々の部屋に車椅子で入れます。完全バリアフリーです。個室には元からベッドと洋服タンスがあります。入居歴が長い方はソファーやテレビを持ち込んで自宅の個室のようにしてあって居心地良さそうでした。 廊下の両脇に個室があり、その奥に食堂があります。一般家庭の様な台所があり、応接間、畳間とまるで個人宅にお邪魔しているようなアットホームな雰囲気です。 リハビリのケア特にはありません。

敬老会、納涼祭、ピクニック、レクリエーション、ドライブ、家族会などがありました。私の父親は気分転換と称して家族で出かけると逆に不穏状態になるのが悩みでしたが、施設の職員さんと一緒だと例えばドライブだとニコニコして食欲も増すと、いい報告を受けて安心出来ることもありました。 ただ全般的に父親の認知症の特徴的症状で皆と一緒にイベントやレクリエーションが楽しむ事が困難で、少々誤解を受けました。意識的に拒否していると取られたようです。 今まで見てきたレクリエーション、イベントはやや画一的に見えます。出来れば各々の症状に合わせたアプローチが将来出来たらなと思います。

一ヶ月10万弱の費用で本人の年金で支払う事が出来ました。入居金は無しです。洋服、オムツ、靴など別途費用がかかります。想定外だったのはオムツです。排尿トラブルで別途夜間用の吸収率の高いオムツを用意することになりました。これはその都度私が購入して補充する事に。施設側の発注した昼用オムツ＋夜間用オムツで想定数と金額を遥かに超えて行きました。ただオムツに関してはよく相談にものってもらって安心できました。 支払いは直接持参、会計窓口にて行いました。頻繁に面会が行ったのでついでに持参するようしました。

グループホーム内の台所で職員が担当して作ります。量は多めにですが、カロリー計算など特にしていないようです。朝、夜は職員が作り、昼は同グループ内の別施設で作った料理を利用しています。こちらはカロリー、栄養など管理されていると思います。父親は甘い物好きで食欲もあるので、別途家族側からオヤツや果物、フルーツジュースなども用意していました。 どうしても補充出来ない時は施設側からも提供出来るようです。

父親の認知症の症状の型が珍しいものだったので、対応は大変だったと思います。正直に見るのも聞くのも初めてと言っていました。施設側はまずインターネットで情報を集め、それをプリントアウトし家族と職員全員に配布しました。情報を統一し、介護に役立てるためです。投薬についても相談に乗って下さり、例えば父親が怒ったり、手を挙げる素振りをしても状態を見る良い反応と言って、減薬に同意してくれました。当初の処方通りだと大人しくなって手が掛からない反面、コミュニケーションも取れない状態になって私が落ち込んでいたからです。 職員は忍耐強く、また父親とのやり取りでさえ笑いに持っていくので、勉強になります。

看護師は以前は週2日しかグループホーム内には居なかったのですが、現在はホーム長が看護師資格を持っているので常時いる体制になって安心できると思います。 通院は家族が連れて行きますが、父親の場合更に病院と施設側で情報交換ノートを使っていました。通院時にお医者さんにノートを渡し、口頭でも気がついた事を話したりします。綿密ではありましたがただ、間に私を挟んでのやり取りだったのでニュアンスが本当に伝わっていたのかは疑問でした。ズレもあったように思います。病院側としては職員も何回か同行して欲しかったみたいですが、施設側は初回のみ一緒に行ったきりでした。

周辺にショッピングセンター、スーパー、飲食店、介護用品店などあり補充する時に便利でした。施設はそのエリアから少し奥に入った小高い丘の上にあり、その周辺はとても静かです。芝生の庭があり放し飼いのニワトリがいたり、天気がいいと父親と日向ぼっこしています。 車でいつも行っていたのですが、バスだと途中から少々歩くかもしれません。しかも訳あって案内板も今は立てられないそうです。事前に細かく場所を聞いた方が良いかもしれません。

私達はいいタイミングで入居出来ました。でもグループホームはなかなか普段は空きがないそうです。 あと以外とこの施設自体知られていないんだなと思う事もあります。広報に力をいれ地域住民と交流イベントを開催しているようですが、なかなか集まらないそうです。利用している者としてしては是非素晴らしい職員がいる施設を見学してもらいたいのですが。 特に認知症のご家族をお持ちの方にはディサービスやショートステイもあるので利用できたらと思っています。