※こちらの口コミは約9年前に投稿されたものです。
古いけど安い、安いけどわりと親身
しげぞう(男性/50代)
投稿日時:2015年01月30日
居室/設備
古い施設なので、少し暗い印象はあったが、清潔に保つ努力は感じたので安心はした。
手すりやバリアフリーなどの施工もしっかりされており、歩ける方には問題ない。
ただ、居室に関しては、二人部屋だったので、お隣にはかなり気を使った。
一応壁では仕切られているが、オムツ換えの時などは、やはりばつが悪い。
こちらは、あまり動ける状態では無かったので部屋にいる時間が長いこともあって、向こうも気を使って昼間はあまり部屋にいないようにしていたみたいで、お互いにストレスを感じていたと思う。
個室は用意されていたが、空きがなかったので止む無く二人部屋にした。
まぁ、不満はあったものの世の中の空き状況を考えると、入居が決まったこと自体有難いと感じていた。
窓からの眺めは、わりと良いと感じた。
行事/イベント
花見や外出などのイベントは、一通りあったようなのだが、母親はあまり動ける状態では無かったので、家族としても積極的に参加することはなかった。
それにわりと重い方が多かったせいもあって、それ程イベント感は感じなかった。
ただ、1Fロビーには、入居者の生け花などの作品展示や、ハンドメイド品販売のコーナーなどもあり、楽しんでいる人は楽しんでいると感じ、微笑ましく思った。
母親は、興味が無いようだった。
費用/価格
古い施設で、「特養」ということもあって、格安で入居することができた。
月額は6万円位で、母親の年金だけで十分賄えたのでとても助かった。
服や身の回りの生活品などは、家族が用意しなければならないが、一度揃えてしまうと後はたいして出費は無い。
支払いは年金振込み口座から引き落としだったので、いちいち振り込みに出向くこともなく煩わしさは特に感じなかった。
事務的な処理や連絡などで多少もたもたすることはあったが、金額的には◎であると思った。
料理/食事
特に変わったものや独自のメニューなどは無かったが、栄養士の管理下で作られていたので安心できた。
また、栄養士には気軽に相談も出来て、向こうも逐一知らせてくれるので、こちらも安心できた。
噛む能力や飲み込む能力などをよく考慮しており、刻みやとろみなどの工夫は当然のことで、アレルギーにも対応してくれていた。
母親は、自分では食べられなかったので食事介助が必要だったが、こちらもスタッフが丁寧に携わってくれて安心できた。
ただ、栄養士管理下ということもあり、醤油や塩などの調味料の追加はできなかったように思う。
体験したことはないが、希望すればノーマルメニューの食事を食べることも出来る。
施設の雰囲気
どこの老人施設でもいると思うが、朝から晩まで奇声を発する方がいる。
訪問するたびに”なんとか分離できないものか?”と感じていた。
ただ、何十人に対して数人だし、施設のスペース上のこともあり、これもいたし方が無いのかと思っていた。
スタッフは、特に嫌な人はいなかったし、訪問したこちらにも良くしてくれていたので好感が持てた。
ホーム長(途中で代わったが)も気さくな男性でこちらも好感が持てた。
後釜のホーム長は、穏やかだがしっかりした女性で、いろいろ相談できたし良くしてくれた記憶がある。
入居者が皆楽しんでいたかどうかは分からない。
仲良し同士は、楽しそうだったが・・・。
介護/看護/医療体制
各入居者には、一応「担当」が付くので、それぞれの状態をよく把握していて、体調変化などにも即対応してくれる。
母親は、胃ろう施術をしており、そのメンテナンスもしてくれて、熟知したスタッフがいて知識がないこちらとしてはとても心強く感じた。
尤も交換などは家族が病院に連れて行かなければならないが・・・。
入院が必要な時が何度かあり、同行や手続きもスタッフがしてくれるのは助かるが、ある時、複数部屋に空きが無いからと言って勝手に一人部屋に入れたことがあった。
これには流石に焦ったのだが、担当医に相談したところ個室料金は免除してくれることになった。
入院に関しては、予めルールを決めておく必要がありそうだ。
結果的に母親は、ある日の夜中に施設で亡くなったのだが、その時もきちんと対応してくれたのでとても助かった。
周辺環境/アクセス
元々、車中心の生活環境なので、ほとんどの方が車で訪問していたということもあり、特に不便さは感じない。
施設の前の道路は直線の坂道で、車の量も少ないので比較的静かな環境だと思う。
ただ、前の道路以外にも坂が多い場所なので、お散歩などには不向きかもしれない。
近所に商店・コンビニはないので、訪問する際は買い出して持っていく形になる。
知る人ぞ知る「なんじゃもんじゃの木」のそばなので、誰かに説明するのは比較的簡単かもしれない。
玄関前は車回しがあり、玄関前に車を止められるので、お出かけの時もスムーズに乗車できる。
その他
申し込みから入居が決まるまでは、約1年半位だったと思う。
見学のときも快くしてくれて、隅々まで説明してくれた。
入居が決まった時もそれ程ストレスを感じず、スムーズに入居できたと思う。
ロビーには自販機があり、ビールや酒も販売していたので、好きな方は飲んでいたようだ。
介護スタッフはフレンドリーな感じで連携や連絡ができていていいのだが、事務スタッフの連携の無さには驚いた。
違うスタッフから同じ日に同じ事を言われたり、伝えて欲しかったことが伝わっていなかったりということが頻繁にあった。
これには流石にこちらも呆れることしばしばであった。
えびな南高齢者施設 の施設詳細
空室状況
満室
更新
入居条件
自立
要支援
要介護
施設詳細
施設名称 | えびな南高齢者施設 |
---|---|
施設種別 | 特別養護老人ホーム |
施設所在地 | 神奈川県海老名市杉久保南3丁目31-6 |
入居定員 | 50名 |
居室総数 | 30室 |
開設年月日 | 2000年04月01日 |
居室面積 | 15.26 〜 21.5m² |
介護事業所番号 | 1474200050 |
運営事業者名 | 社会福祉法人中心会 |
運営方針 | 目指す方向・・・顧客一人ひとりが自分のことを「かけがえのない存在」と思えること 1.サービスの質の向上 法令を遵守し、ISO9001による品質マネジメントシステムを適切に活用し、サービスの質を維持、向上し続けます。 2.サービスの拡大と見直し えびな南高齢者施設の利用者にとって、現状のサービスに不自由がないかどうかを探り続け、現状を見直し、私たちにできることは何かを検討し続けます。 3.職員の充実 利用者満足のために、利用者と関わる自分自身に対して、有能感を感じたり、喜べたりできるような職員になります。 4.地域との協働 地域住民の幸せを実現させるために努力していきます。地域を支え、地域に支えられる関係を築きあげていきます。 5.行政との協働 入所利用者や地域住民の幸せを実現させるために、行政に提言できる姿勢を持ち続けます。 6.財務の健全性 職員全員が現状を理解し、課題を共有し、自分たちに何ができるかを理解し行動していきます。 |
サービスの特色 | 入所者のケアプランについて → 一人につき3か月に一度はプランの見直しをしています。 ADLの変化の確認、それに基づく介護内容の見直しを徹底して行っています。 |
待機者数 | 53人 |
※ この情報は厚生労働省「介護サービス情報公表システム」の情報に基づいています。
(2020年12月31日更新の情報です)
えびな南高齢者施設の地図
住所
〒243-0427神奈川県海老名市杉久保南3丁目31-6
交通アクセス
JR相模線・小田急線・相模鉄道/海老名駅下車、東口バスターミナル3乗り場『国分寺台経由農大前』行き、または2乗り場『厚木ナイロン経由農大前』行き相鉄バス/農大前(終点)下車、徒歩約15分