※こちらの口コミは9年以上前に投稿されたものです。
明るくて、あたたかい、人とのふれあいが溢れている病院
みり(女性/40代)
投稿日時:2015年01月24日
居室/設備
全体的にとても綺麗で、介護施設にありがちな汚物のいやな匂いもありません。
ロービーやパントリー(喫茶)はとても広く、数カ所あり、屋上庭園やウッドデッキ、鶴巻温泉の足湯など、一般の面会者が無料で使えるので、入院中の方とのコミュニケーションや院内散歩、リハビリする環境なども(バリアフリー・手すり・スロープ・引き戸など)随所に配慮されています。
基本的に院内は入院されている方に配慮したトイレや洗面台の作り、スペースになっているので、一般の面会の方用のトイレは各階に1つあるくらいです。
居室は、主に個室と4人部屋の2種類があるかと思います。
4人部屋は男女別になっていて、1人分ずつ半個室のような作りで、作り付けのクローゼットのような収納スペースが比較的たっぷりあります。
1人1台のTVとリモコン、夏場は扇風機、冬場などは加湿器など、必要に応じて置いてくれます。
ベッドとベッドの間は車いすがゆったり通れるくらいの感覚で、窮屈なイメージはないです。
日当りなどは建物が2棟に別れていたりするので場所によりますが、院内で薄暗いところは見かけた事がありません。
行事/イベント
年間行事はもちろん、毎月バイオリンの演奏会やダンスショーなど、様々な催しがありますが、
コスモス祭と言う、この病院ならではのお祭りには院内がお祭り会場になってとってもにぎわいます。
車いすに乗れる方であれば、家族が付き添わなくても、スタッフさんが一緒に参加してくれるので安心ですし、遠方でなかなか面会に行けなくても助かります。
ベッドから起きられない方でも、サンタさんになってプレゼントを持って来たり、誕生日に写真を撮りに来てくれたり、一見幼稚園の教室のような、四季折々の風物詩の切り絵や貼り絵、お花も毎月変えて飾っていたり、とにかくスタッフさんが明るく、コミュニケーションをたくさんとって下さるので、1人で入院していても孤独。という感情が和らいでいると思います。
費用/価格
費用は長期療養の場合の例で、気管切開ありの全麻痺状態で4人部屋、1月20万以上。
リハビリの場合の例で、半身麻痺状態、4人部屋、1月40万以上。
かなり高額です。
ですが、どこの病院よりもリハビリでは最先端な環境で、回復するケースがとても多いのと、24時間看護師常駐の施設でないと入居出来ない状況にある場合でも、無期限で長期療養入院する事が出来ます。
病院だと介護施設のようなケアは受けられないイメージもあるかと思いますが、とにかく真心のこもったケア、触れ合い方をして頂けるので、業務的な作業しかしてくれず、可哀想な思いをさせてしまった…などということは絶対にないという、絶対的な安心感があります。
経費でオムツやティッシュ、消耗品は一括購入なので個人で節約することは出来ないのですが、週に2度の入浴、リハビリ、月に一度の出張理美容などもありますし、何か要望があれば、個人的な事でもほとんどは応えてもらえます。
料理/食事
リハビリ食は、メニューは豊富なのですが、見た目がどれも同じに見えて来てしまう…という事がありました。
味は毎回とても美味しいのですが、一般食のメニューが凝っているだけに、もう少し頑張って欲しいなと思うところです。
一般食が食べられる方は、四季折々の旬の食材や、雛祭りにはちらし寿司、クリスマスにはケーキなど、毎回の食事が楽しみになるような内容です。
流動食の場合は、体調や個人差に合せて随時変えてくれて、面会時間が大体決まっている場合などはそれまでに終えていてくれる。というさりげない配慮など、とても嬉しいところです。
病状によって入院棟が別れているので、流動食の方の隣でケーキを食べている人がいる。
と言ったような事はないので、そこも安心です。
施設の雰囲気
とにかく院内の雰囲気がとても良いです。
明るくて、きれいで、開放的。そして、活気があります。
先生はもちろん、看護師さん、介護士さん、受付の方から警備の方まで、どのスタッフさんも行き交う度にかならず挨拶やおじぎをしてくれます。
担当関係なく、院内にいる患者さんみんなに平等に、明るく、楽しく、とにかく声かけ、お話をする、コミュニケーションを一番大切に考えている病院です。
そういう病院だから。とかではなく、自然とそういった方達が集う病院なんだと私は思います。
院内でのスタッフさんの異動後などにも、一度担当して下さった方は退職されるまで、院内で見かける度に声をかけて気遣って下さいます。
ケースワーカーの方もとても親身に、とても気さくに寄り添って下さいます。
職員、施設、環境、とても満足です。
介護/看護/医療体制
各患者さんの担当制で、一度ついて頂いた先生や看護師さんには、出来ればずっと付いていて欲しいのですが、この病院では短期間によく変更や異動があります。
その度に、引き継ぎが行き届いていなかったり、コミュニケーションを1からまた始める。という事だけには、未だに不満があります。
特にリハビリの方では今まで一緒に頑張って来たのに、突然違う人と一緒に頑張りましょう!というところからまた始めるのは、患者さんにとって最も酷なのではないかと思います。
実際に、人と人ですから、合う合わないももちろんあり、女性を男性が介助する事に抵抗があるという事も出て来ました。
そういった場合は、患者さんの意見を尊重してもらえるのですが、夜間時などはスタッフさんの勤務体制もあるので、要望全てに対応するのは難しいこともあると言われました。
いずれの場合も、定期的にスタッフの方々との意見交換や、状況報告、リハビリ計画などの話し合いの場が設けられているので、双方で確認し合い、出来るだけ納得のいく環境、介護、看護、医療体制を心がけて下さる事がきちんと伝わる、目に見えるところもこの病院の良いところだと思います。
緊急時にはもちろんですが、「便秘気味なので食事少し変えますね。下剤出しますね。」などのちょっとした変更の連絡も、随時伝えてくれますし、質問すれば分かりやすく丁寧に教えてくれます。
家族としては非常時、緊急時以外のことでは携帯電話をならして欲しくないと伝えているのですが、ここだけは何度お願いしても、相談させて下さい。と連絡が来てしまう事もありますが、他の施設や病院と比べてしまうと、とても小さな事なので…
周辺環境/アクセス
小田急小田原線の鶴巻温泉駅から徒歩ですぐのところなので、アクセスは抜群です。
駅前にはコンビニ、ドラッグストア、病院の隣にはスーパーがあるので、とっさの買い物にも不自由がなく、駅近ですが、とても静かなところなので穏やかに過ごせます。
ただ、車の場合は駐車場が少なく、無料で止められるのはごく一部なのがネックです。
その他
院長への投函ノートが設けられていて、施設の不満や要望を書き込むと、院長直筆で返答があり、しっかり伝える事が出来ます。
遠方からの面会や、緊急時などの宿泊に利用したり、憩いの時間を家族と過ごすための旅館のような客室が3部屋設けられていて、予約制ですが1人500円で利用する事が出来ます。
一部屋4人分の寝具、タオル類、テレビ、冷蔵庫などが備え付けられて、
バス、トイレはバリアフリー、手すりなども部屋によってタイプは違いますが、状態に合わせて選べるような作りになっています。
食べ物などの持ち込みも自由なので、家族でクリスマスパーティーをしたり、院外へ出れなくても、家族旅行が出来る感覚です。
退院後の自宅でのイメージリハーサルにもなりますし、介助の方法など、家族が実践で練習出来ます。
吸引機や流動食など、看護師さんに直接おしえて頂いて、何かあったらフォローしてもらえる環境があるのは、きっとこの病院だけではないでしょうか?
医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院 の施設詳細
入居条件
自立
要支援
要介護
こだわり条件
施設詳細
施設名称 | 医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院 |
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施設種別 | 介護療養型医療施設 |
施設所在地 | 神奈川県秦野市鶴巻北1-16-1 |
開設年月日 | 2000年04月01日 |
介護事業所番号 | 1412800829 |
運営事業者名 | 医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院 |