特別養護老人ホーム　寿生苑の口コミ・評判　みんちょ（女性/30代）

施設内はとても清潔で広々としていました。掃除が行き届いているのでゴミが一つも落ちていません。 私がこの施設を訪れたのは冬だったのですが、乾燥対策に加湿器を複数、色々な場所に設置してありしっかりと対策がされていました。その加湿器もスチーム製だと加湿器自体が熱くなり触ると危険な為、どれも超音波式でした。細かなところにも気配りがされていて感心したのを覚えています。 入居者様の部屋は個室と大部屋があるのですが、どちらも清潔にされています。 全ての部屋に複数の窓があるので、部屋の向きにもよりますが日当たり、眺めは良かったです。自然の多いところですから緑が沢山見えたのを覚えています。 掃除については、入居者様が食事やレクリエーションを楽しまれている間に部屋の換気、掃除、シーツの張り替えを行っているので、入居者様が部屋へ戻ってきた時にはすべてが綺麗に整えられた状態になっています。 廊下はとても広々としており、両側に手すりが設置してあります。手すりは毎日消毒されているのでいつでも清潔です。 手すり以外にもドアの取っ手も毎日消毒されています。人が触れるところは全て消毒されていますので、いつでも清潔な状態になっています。 職員の方々はどなたも明るく優しい方ばかりで、入居者様も職員の方とのコミュニケーションをとるのがとても楽しそうに見えました。まるで友人かと思えるような関係を築いておられました。 様々な施設を見てきたわけではありませんが、この特別養護老人ホーム　寿生苑はとても素晴らしい施設だと思っています。どなたでも安心してご入居できる施設ではないでしょうか。

私が行った二日間では入居者様に関するイベントが開催されていなかったのですが、デイサービスの方では毎日手指、足などを動かせるようなレクリエーションが行われています。 それは個人が一人一人楽しむようなものではなく、そこにいるみんなが楽しめ盛り上がれるような内容になっており、見ているだけの私もとても楽しかったのを覚えています。誰かがアクションを起こす度に歓声が上がり、盛り上がっているのがとてもよくわかりました。 レクリエーションが終われば入浴へと移行するのですが、その間にも映画を上映されていたりと入浴をしない方を楽しませるような工夫がされておりました。 一人一人にお茶が配膳されているのでお茶を飲みつつ談笑されている方も何名かおられました。

実習で行った為、すみませんが費用の方はよくわかっておりません。

嚥下や咀嚼に問題のない方は美味しそうに食べられているのですが、そうでない方に関しては食事の内容をもっと工夫できないのかな、と思ってしまいました。 例えば、嚥下障害がある方の場合ですが、全ての食事がミキサー状になっています。これは仕方のない事だと思うのですが、味の方に問題があるらしく「辛い辛い」と何度もつぶやいておられました。 そこで、おかゆとミキサー状になったおかずを少しずつ混ぜてあげたところ、「辛くない辛くない」と言って嬉しそうに食べて頂けました。 この方は、よく食事を残すそうなのですが、やはりその方にとって美味しくないものは食べられないし仕方のない事なのではないかと思います。でも、職員の方は「この方はよく途中で食事をやめてしまうので食べさせてあげて下さい」と言うだけです。 ただミキサー状にするだけでは美味しいものも美味しくなくなってしまうと思います。 そこはもう少し工夫が必要なのではと感じました。

入居者の方もスタッフの方もとてもいい関係を築けていると思います。 入居者の方の事を第一に考えておられる施設です。 スタッフの方の愛想はよく、話し方も丁寧で穏やかでとても安心できます。 この施設はスタッフの人数が多いので、「忙しそうだ」などと遠慮して話しかけるのをためらってしまうような事がありません。みなさん余裕をもって動けているので、入居者様も気軽に話しかけておられました。そして、話しかけられたスタッフさんはニコニコしながら受け答えされていました。 入居者様はとにかく気を使う事があまりないのではないでしょうか。家で家族と過ごしているようなそんな雰囲気の施設ですので、どなたでも楽しく過ごして行けると思います。

医療関係の方が来て、点滴や耳の中の掃除などを行っているのを見ました。 一人一人の記録を取り、その場で健康状態を確かめると言った感じです。 あまり食事をとらない方に対しては、食事の時間に点滴を打つなどの処置がなされています。 耳の中の掃除は、掃除をする方も入居者の方も楽しそうに盛り上がっておられました。痛みなどはなさそうに感じられました。 もし医療関係者の方がおられない時に入居者様の体調に異変があった場合には、すぐにベッドへ寝かせて様子を観察していました。普段と変わりなく見えるようでも、普段から接しているからこそちょっとした異変に気付けるのだと思います。 寝たきりの方などは別の階に入居しているのですが、そこは職員が常駐している場所に一番近く、何か異変があるとすぐに飛んで行けるようになっていました。 入居者様の健康管理についてはしっかりされている施設だと思います。 医療と介護の連携が上手くとれている施設なのではないでしょうか。

近くには学校や住宅街があるものの、施設自体はちょっと奥に入ったところにあるので騒音はなく静かな環境でした。 周りは田んぼや山が沢山あり、窓から見える景色は植物の緑に空の青と言う素晴らしいものでした。住宅街の方へ行くと少し大きな道があり、交通量も多いので気をつけなければなりません。 アクセスに関しては車のある人でないとちょっと不便かと思われます。 近くに電車やバスがないので、徒歩、自転車、車などに限られてしまいます。デイサービスの方では送迎があるので安心ですが、入居となるとタクシーを利用するしか手段がないような気がしています。 駐車スペースは広いので車での送迎、お見舞いで駐車する場所に困る事はありません。

お酒やたばこは基本的に禁止されているようです。入居者様の健康を考えての事だと思います。 ですが、それを除けば大抵の事は許可されています。入浴、食事以外では自由にテレビを見たり、談笑をしたりと楽しまれておられます。 トイレだけは部屋にそれぞれ一つずつ設置してあるのですが、ドアではなくカーテンが仕切りになっているので抵抗のある方もいるかもしれません。 基本的に、入居者様が自分でできる事は自分でやるといったスタンスなので、例え入居者様に頼まれても職員の方は手を貸すような事はしません。どうしてもできない事は手を貸しますが、自分でやれる事は手を貸さないと言うのが自立するための方法なのだと思います。